【カナダ留学】コロナ禍のカナダ留学は安全?
コロナ禍のカナダ留学
新型コロナウイルスによる影響は、まだまだ世界的に終息しておらず、カナダでも様々な影響が出ています。
その1つが「留学」です。
2020年に新型コロナが拡大し始めた頃は、一時的あるいは1年程度で状況が変わるだろうと考えて、留学を延期した人も多いと聞きます。
ところが2021年になっても、なかなか目途が立たず、コロナ禍でカナダ留学に行けるのか?さらに安全なのか?と、留学の実現に向けて、再び情報収集を始めた人も多いでしょう。
カナダでは、学生ビザについては順調に受け付けており、「コロナ禍だから」との理由で、ビザの発行が拒否されるようなことはないようです(2021年5月7日現在)。
ただし、地域によって定められている規制などは異なります。
たとえば、カナダでは西海岸に比べると東海岸の方が感染者数が圧倒的に多く、ロックダウンなどの状況も異なります。東海岸にあるトロントではロックダウンが行われており、学校の授業は現在のところ、全てオンラインとなっています。
また、感染者の増加を防ぐために、外出も基本的に禁止されています。ビジネスも、一部は閉鎖している状況が続いており、レストランなどは店内での飲食が禁止されています。
一方、西海岸にあるバンクーバーでは、不要不急の外出は禁止されていますが、トロントに比べると身動きが取りやすい状況です。ただし、2021年3月30日以降、再びレストランなどでの店内飲食は禁止になっています。
学校はオンラインで行われているところもありますが、公立の小中学校、高校などは生徒が学校に通っています。
マスクの着用はバンクーバーでも義務付けられており、その他にもソーシャルディスタンスなど、生活の中に取り込まれているニューノーマルによる影響はありますが、それ以外は、通常に近い生活が行われています。
BC州で行われている規制
私が暮らしているカナダのブリティッシュ・コロンビア州で、現在(2021年5月7日の時点で)定められている規制は以下の通りです。
- 屋外での集まりは最大10人まで
- レストランでの飲食はパティオのみ、それ以外はデリバリーまたはテイクアウトのみ
- 室内での集まりは同居家族のみ
- 屋内でのマスク着用義務
- 結婚式や葬儀は最大10人までで、コロナ対策が行われていることが必須
- ヨガやフィットネスなど、室内の運動や活動は一時的に禁止
- スポーツクラブは室内、屋外ともに一時的に禁止
- 不要不急な地域間の移動の自粛
規制はどのくらい守られている?
カナダの様子は、この1年で本当に大きく変わりました。
コロナが流行し始めたばかりの頃は、マスク着用を拒否する人も多く見られましたが、現在ではグローサリーストアやモールなどでのマスク着用がすっかり定着しており、華やかな柄のマスクをファッションの一部として楽しんでいる様子も見られます。
また、当初はそもそもあまり売られていなかったマスクも、モールでは衣類の近くで販売されているなど、様々な場所で購入することができます。
ソーシャルディスタンスは、マスクよりも早い段階で、カナダでは馴染んでいました。
現在では、ほとんどのお店で、床にソーシャルディスタンスのサインがあり、レジを待つ時にはサインを確認して距離をとりながら並ぶことが普通になっています。
なかにはサインを見落としたり、気にしていない人もいますが、1年前に比べるとかなり減少しています。
コロナワクチンの状況
カナダでは、2020年12月からワクチンの接種が始まり、現在も計画が進められています。
優先順位が決まっているため、順番を待つ必要はありますが、カナダでは市民権や永住権保持者だけでなく、ワークビザ、学生ビザを持つ人でも、カナダに在住している人であれば、無料でコロナのワクチンを受けることができます。
ただし、日本と同様に、年齢が若い人は優先順位が基本的に後ろの方です。
手洗いとうがい
カナダでは、感染者数に対する対策がその都度適切に行われており、比較的安全に生活することができています。
ただし、まだまだ感染者数は増えているため、たとえ周囲に感染者がいなくても、日頃から手洗い・うがいなどの習慣は続けて、警戒は怠らないようにしましょう。