【カナダ移住体験談】新型コロナウイルスのセカンドウェーブ

景気回復への対策

新型コロナウイルスの感染が広がって以来、カナダではロックダウンが行われていましたが、感染者数が減少してきたところで、徐々にビジネスが再開されるようになりました。

ソーシャル・ディスタンスを守るなど、幾つかの規制はありますが、規制を守ることによって、感染を最小限に抑えながらビジネスを再開する計画がカナダでは進められています。

これに伴い、公立の学校も9月から通常通り再開する見込みでした。

私が住んでいる町は、人口13万人の比較的小さな町で、6月は数週間、新しい感染者がゼロでした。そのため、レストランなどは再開され、ビーチに出かけていく人も多くなりました。

6月の末には、ローカルのニュースで「ビーチに人が集まっている」と写真付きの記事も見かけました。また、今年は例年よりも涼しいため、ハイキングに出かける人も多く、週末に車で通りかかったところ、トレイルの入り口にある駐車場は満車でした。

季節が「夏」なので、コロナウイルスに警戒しながら外出する人が増えています。

 

セカンドウェーブ

カナダの中でも、オンタリオやケベック州に比べると、BC州は比較的感染者の数が少ない状態を維持してきました。私が住んでいる町では、感染者がゼロだった週が長かったため、油断してしまった人も多くいたと思います。その結果、ビジネスが再開されるようになってから、少しずつですが、感染者の数が増えて来ました。

私が住んでいる町に関して言うと、7月10日に1人、7月13日に8人、そして7月17日現在では21人の新しい感染者が確認されています。

新型コロナウイルスは、感染しやすいウイルスであるだけでなく、夏と言う季節もあって、外出している人が多いこと、ソーシャル・ディスタンスを取るべき場所でも気にしない人が多かったことなどが原因ではないか?と言われています。

通常であれば、BC州の感染者の大半は、人口が多いバンクーバーエリアですが、残念なことに現在は、BC州の新規感染者の半分以上は、私が住んでいる町から出ているようです。

7月1日にはカナダ・デーもあり、市内では多くのイベントがキャンセルされていましたが、それでも友人や家族などで、集まった人もいるようです。

 

9月からの学校は?

公共の学校は9月から再開される予定でしたが、現在では計画を変更するための話し合いが先生たちの間で行われているようです。

現時点では、9月のクラス編成なども既に行われていましたが、実際にスタートする際には、6月に行ったようにパートタイムのみで学校に通うか、もしくはまたホームスクールを行い、先生がオンラインで生徒と関わりながらカリキュラムが進められていくのではないか?と言われています。

学校に通う子供を持つ人たちは、これからどうなっていくのか、と不安を抱えている人も多いです。

 

コロナウイルスワクチン

先日、ラジオのニュースでアメリカで行われているコロナウイルスのワクチンの開発が最終段階に入っていると耳にしました。アメリカでは、5月頃に数名を対象に予防接種を実施し、その後の経過を観察しているようです。

また、アメリカだけでなく日本を含む他国でもワクチンの開発が行われているようですが、1日でも早くワクチンが安全に提供されるようになり、より多くの人が救われるようになることを願います。

 

国からの生活援助

カナダでは、3月中旬より自営業者など、失業保険が該当しない人を対象に新しい生活補助が提供されてきました。4週間という条件があったものの、現在でもまだ景気が回復していないため、さらに4週間延長され、12月まで収入がない人は申請することができるようになりました。

ビジネスに対するサポートは、業種にもよりますが現在の段階では8月末で終わるとされています。ただ、多くのビジネスが完全に再開できていないため、サポートの延長に向けて、多くの事業主が動いているようです。

 

コロナウイルス

 

日本でも、東京や大阪などを中心に、第2波とも考えられる状況になっているとネットニュースなどで拝見しています。マスクや手洗い・うがいなどの習慣がある日本でも、ここまで広まっていることに驚いていますが、くれぐれもお気を付け下さい!!

私もカナダで終息するまで、引き続き気を引き締めて過ごしていきたいと思います。