【カナダ移住体験談】9月の雪とハイウェイ

9月に雪が降るカナダ
今年の夏は、例年よりも涼しく、カナダでは過ごしやすい夏が続きました。
涼しいイメージのあるカナダですが、毎年、夏になると40℃近くまで気温が上がることがあり、熱中症などで倒れる方も少なくありません。
ところが、今年は最高でも30℃前後で、熱中症で倒れる人も少ない夏でした。また、気温が例年より低かったこともあり、ここ数年、カナダで問題になっていた山火事もほとんど発生せず、快適なまま夏を乗り切ることができました。
夏が終わり、そろそろ紅葉など秋の訪れを感じるのではないか…と思っていた9月末、BC州の一部では、突然の雪に見舞われました。スキー場では約20cmの雪が積もったところもあるようです。
市内では積もるほどではありませんでしたが、ジャケットに加えて、手袋も必要なほど、強烈な寒さに見舞われました。
9月と言えば通常であれば、夏の終わりを楽しむ季節。ジャケットを着て、冬の格好をしている人もいましたが、半袖、ショーツなど夏服のままで、寒そうに歩いている人もいました。
あまりにも早い雪に、今年の冬がどうなるのか?不安に思っている人も多いようです。
ハイウェイとスノータイヤ
9月の雪が観測されてから数日、日付は変わって10月。
BC州では、10月からハイウェイを運転する際にスノータイヤを使うことが義務付けられています。
9月はオールシーズンタイヤでも問題ありませんが、今年は9月末に突然雪が降ったため、慌ててスノータイヤに変えた人や、スノータイヤが間に合わないため、予定を変更した人もいます。
市内での積雪こそありませんでしたが、ハイウェイのあちこちでは雪が積もり、混乱した地域もあるようです。
カナダのハイウェイ
カナダのハイウェイは、日本と大きく異なり、無料で運転することができます。
ハイウェイでの制限速度は、多くの場合で100kmですが、道によっては120kmまで上がるエリアもあります。一方でカーブが多い道では、安全を考慮して制限速度が60kmまで下がります。
また、ハイウェイが市内に突入すると、制限速度は50km~60kmになり、町から出ると再び100kmまで上がります。
カナダのハイウェイは、日本と違い、ほとんどが山の中がなので、壮大な自然が広がっています。運が良いと、鹿やムースを目撃できることもあります。よそ見運転は禁物ですが、山の合間から見えるグリーンの湖などは絶景です!!
突然の寒気の影響
9月の末に突然やってきた寒気の影響を受けたのは、ハイウェイやスキー場だけではありません。
自然の中で生きる植物や動物も、突然の寒気による衝撃を受けているようです。
家庭で栽培している作物が突然の寒気で枯れてしまったり、近所では寒さで死んでしまった動物も見かけました。
予想外に早く寒気が入って来てしまい、動物や植物も混乱しているようです。また、異常気象による自然の混乱も心配です。
その週末は気温が下がっただけでなく、風も強かったため、気温以上に寒く感じたのでしょう。
衣替え
9月から10月にかけて、いつもはゆっくりと衣替えの準備をしますが、今年は突然の寒さに、急いで衣替えを行いました。
天気が良い日は暖かく感じることもありますが、いよいよ本格的に長袖の季節となったような気がします。
今年の秋にカナダに訪れる予定がある人は、冬と同じくらい寒くなる可能性が高いことを考慮して、ジャケットなどの冬服を準備すると良いでしょう。特に朝晩は、日本の冬と変わらない寒さです。
ただし、カナダは室内が暖かいので、厚手の服ばかりだと、逆に暑く感じてしまいます。簡単に脱いだり羽織ったりできるような、調節しやすい服装がベストです。


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