【カナダ移住体験談】カナダ暮らしで感じたサイズの違い

カナダのサイズ感にびっくりな日々

カナダに移住してからよく感じることは「とにかくなんでも大きい!」ということです。

日本で暮らしていた時の感覚のまま過ごしていると、日常のあらゆる場面でスケールの違いに驚かされます。

初めは戸惑いましたが、今ではそれもカナダ生活の醍醐味のひとつだと感じるようになりました。

飼い犬が基本的にでかい!

カナダに来て、真っ先に「でかっ!」と思ったのは、飼い犬の大きさです。

街を歩いていると、ラブラドールやゴールデンレトリバー、シェパードなど、日本ではドッグランや公園でたまに見かけるくらいの大型犬が、こちらでは当たり前のように散歩をしています。

私自身は小さなヨーキーと暮らしているので、大型犬とすれ違うたびに、そのサイズ差に驚きます。

日本の住宅事情ではなかなか難しい大型犬との生活も、カナダの広い家や庭、自然環境なら無理なく受け入れられるのだと納得しました。

走る車もカナダサイズ!

次に驚いたのは車です。

カナダではピックアップトラックが本当に多いです。日本ではあまり見かけない、荷台付きで背の高い巨大な車が街を走っている姿は迫力満点です。

初めて見たときは「この車、日本の細い道路では絶対に通れないだろう」と思ったほどです。

カナダは道路そのものが広いので、この大きさでも普通に走れてしまいます。駐車場もゆったりしているため、隣の車にドアをぶつけないか心配する必要もほとんどありません。

車の大きさは、生活環境の大きさをダイレクトに表しているように思います。

食べ物も超ビッグ!

食べ物のサイズも日本より大きいです。

スーパーに行くと、りんご一つとっても日本の1.5倍くらいの大きさがあります。ピーマンやきゅうりも同じで「これ一個で料理が完成してしまうのでは?」と思うほどのサイズ感です。

最初は買って帰ると食べきれずに困ることもありましたが、慣れてくると「大きいから切って保存すればいい」と発想が変わってきました。

カナダの食材はボリュームがあるので、家族や友人とシェアする文化にも合っているのだと思います。

カフェのドリンクも大きい!

カフェに入った時も「大きい!」と驚くことがあります。

カナダのカフェではショートサイズを頼もうとしても「そのサイズは置いていません」と言われることがあります。

日本ではショートサイズが定番ですが、カナダではショートは子ども用というイメージで、ほとんどの人がトールやグランデを注文します。

グランデサイズを初めて頼んだときは、両手で持たないと安定しないくらいの大きさでびっくりしました。

移住したばかりの頃は、飲み切れずに残すこともありましたが、今では「このサイズじゃないと満足できないかも」と思うほど、カナダのサイズに慣れてしまいました。

土地も広いから移動が大変!

さらに「大きさ」を感じるのは土地です。

カナダの都市部から少し離れると、どこまでも自然が広がっています。湖や山はスケールが桁違いで、ちょっとしたドライブのつもりが2〜3時間になるのは当たり前です。

日本では「2時間の移動」と聞くと小旅行の感覚ですが、カナダでは「近い」という扱いになることも多いです。

最初は距離に対する感覚の違いに驚きましたが、広い景色を眺めながら移動することもまた、慣れてしまえば楽しい時間に思えてきます。

まとめ

日常生活で「大きさ」を実感するたびに、日本との違いを改めて考えさせられます。

コンパクトで効率的な日本の暮らしには、それゆえの良さがありますが、カナダでは土地の広さに合わせた、ゆったりとした生活があらゆるものの大きさに直結していると思います。

もちろん、大きいからこその不便もあります。

買い物では量が多すぎて食べきれなかったり、車のサイズに慣れるまで運転が怖かったり…。でもそうした不便もまた、カナダ生活の一部として楽しめるようになりました。

日本に帰ったときに「野菜が小さい」「ドリンクが小さい」と逆に驚いてしまい、それも少し面白いです。

カナダに来てから毎日のように感じる「でかっ!」という驚きは、私にとって異文化体験そのものです。生活のひとコマごとに発見があり、日本では当たり前に感じていたことがカナダではまったく違って見えるのです。

これからも「大きい」をテーマに、まだまだたくさんの発見をしていきたいと思っています。

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