【カナダ移住体験談】カナダに来て驚いた事(人付き合い編)

カナダで驚いたこと~人付き合い編~

私が初めてカナダに来たのは、もう十何年も前のことで、きっかけは留学でした。

留学後に現地の人と結婚をして、本格的に暮らし始めたのですが、カナダで仕事を始めると学校の友達とは、また違った人付き合いが増えてきます。

留学ではカナダ人よりも、カナダに留学している他の国の学生との付き合いが多く、おそらく働き始めてからの方が、カナダ人のことをよく知れたように思います。

人付き合いが増えるにつれて、文化の違いから驚くこともありました。とは言え、カナダは移民文化なので、カナダ人と一言で言っても、その人の国や家庭の背景によって異なります。

そのため、あくまでも一例ではありますが、私が経験したことを中心に、カナダに来て驚いたこと~人付き合い編~を紹介していきます。

カナダ人は誰とでも喋る

もちろん、人の性格なので個人差はありますが、ほとんどのカナダ人はとてもフレンドリーです。

移民が多い国なので、世界各国から移り住んでいる人も多く暮らしていますが、それでもカナダで暮らしている人はフレンドリーな傾向が高く、わりと誰とでも喋ります。

バスを待っている時、スーパーマーケットのレジで並んでいる時など、少しでも時間があれば近くにいる人と会話を始めます。

かなり前のことになりますが、私が日本に帰国する際、飛行機の搭乗で並びながら、目の前に並んでいたカナダ人のファミリーとスモールトークをしたことがあります。そこで、そのファミリーが近所の人だった!と発覚したこともあります。

No Show

英語で「No Show」という言葉があるほど、待ち合わせや予約などのアポイントメントに来ない人が結構います。

日本でもドタキャンをする人はいるでしょうが、カナダに来て感じるのは、そういうことが日本よりもはるかに多いということです。もちろん、これも人にもよって違って、きちんとしている人は、しっかりと連絡をくれるし、待ち合わせにも遅れません。

ただ、一定数の割合で連絡もせずに来ない人がいるので、歯医者やドクターなどで予約をした際は、必ずと言って良いほど、近くなるとリマインダーのメールが来ます。また、予約をしていたのにも関わらず、無断で来ない場合は、予約と同額の金額が請求されることもあります。

会うたびに「元気?」と聞いてくる

カナダに限らず、英語での挨拶は「How are you?」から始まることが大半です。

直訳すると「お元気ですか?」ですが、日本ではこのような挨拶が一般的ではないので「元気?」と聞かれても、答えのパターンをあまり持ち合わせていません。

「How are you?」と聞かれたら、その時の気分を一言で表すと自然な返事になります。例えば、「good」「 tired」「 sleepy」「 excited」などで、時間に余裕がある時は、そこから会話が始まっていきます。

カナダ人は暑がり?

冬は寒いことで知られているカナダですが、カナダで生まれ育ったカナダ人は、その寒さに負けていません。カナダは、外が寒くても、室内がとても暖かいので、年間を通して半袖を着ています。また、カナダ人は冬でもビーチサンダルを履き続けます。

もちろん、カナダ人全員が冬でもビーチサンダルを履いているわけではありません。これも、人による部分が大きいですが、たとえ雪が降っていても数分の外出だったり、車で移動をする際に、ビーチサンダルで出掛けてしまう人がいます。

さらに、カナダならではの服装だと思うのですが、上はダウンジャケットなど厚めの服を着ているけれど、下はショーツなどの人もいます。この服装をする人は、カナダに移民した人ではなく、カナダで生まれ育った人が多い印象を受けます。

無返事は返事のうち

メールでやり取りをする際、日本では受け取ったメールには必ず返信をしますが、カナダでは送ったメールに返事が来るとは限りません。

忙しい時にメールを読んだり、返事を忘れてしまったり…、様々な事情もありますが、返事が来ない=Noを意味することもあります。

この見極め方は慣れるまで難しいです。

カナダ人は基本的に優しい

カナダ人は、基本的に優しいと個人的には思っています。

自然や動物を大切にする人が多く、また人に対しても、弱い立場を守る傾向があります。時には、男女の差を感じることもありますが、日本に比べると男女平等の意識が強く、マイノリティーへの理解も大きい国だと感じます。

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