【カナダ移住体験談】カナダではもうすぐ夏!?
【カナダBC州】5月の天候
まだ5月に入ったばかりですが、早速、カナダでは今週末に気温が30度近くまで上がる夏日が予想されています。
実際には、そこまで上がらない可能性が大きいですが、夏日がやってくると言うことで気持ちが盛り上がっている人たちが多くいます。
私は最近、天気予報を特にチェックしていなかったのですが(コロナに感染して家から出られないことも多かったので余計…)、先日、大家さんがスプリンクラーの点検に来て、季節を感じました。
春になると暖かい日が増えるので、芝生を維持するためにスプリンクラーを回します。そのため、春と秋には大家さんがスプリンクラーの点検に来ます。
その際に「今週末は30度近くまで上がるから、スプリンクラーをONにしておいてね」と言われました。
まさか5月に入ってこんなにすぐ、30度近くまで気温が上がるとは思っていなかったので、天気予報を見てみたら、今週の金曜日には28度、その1週間後には29度まで気温が上がるようです。
それでもまだ完全な「夏」ではないので、曇りの日は最高気温21度と出ていますが、夏が近づいてきているなーと実感しました。
カナダ人の夏の服装
カナダに来て気づいた人もいるかもしれませんが、カナダ人は半ズボンが大好きです。
冬でも下は半ズボン、上はダウンジャケット、それなのに靴はビーチサンダルなど、日本人からは理解しがたい服装を頻繁に見かけます。このスタイルは、いわゆるカナダ人のスタイルで、アメリカ人も驚いています。
この季節になると、さすがにダウンジャケットは着ませんが、半ズボンにビーチサンダル、それほど暑くない時には上にはパーカーを着る人が多くいます。
女の子は早くもノースリーブを着ている人もいます。そこまで暑くはないのですが、夏が待ちきれない!と言う気持ちが表れているのでしょう。
夏に向けての準備
カナダでは夏が近づいてくると、山火事対策を行います。
暑い日が続くと乾燥も進み、あちこちで火事が発生します。そのため、火事の予防対策として、この季節になると「このような対策をしてください」とメールも届きます。
乾燥したものが太陽の熱で暑くなると発火しやすくなること、燃えやすいものが近くにあると火が大きくなるのが早いこと、家の周りにある薪などは家から少し離したところに置くこと、家の近くにある木の枝に火がつくとそこから家に火が移りやすいこと(だから木の枝を切っておくこと)、茂みなどの手入れをすること、などが推奨されています。
本格的な暑い夏が始まる前には、冬の間に山の上に積もった雪が溶けて湖に流れてくること、春先に雨も多くなること、などの理由から浸水も予想されています。
湖の水深が上がってくると、サンドバッグをビーチに置いたり、川や湖の近くに住んでいる人は、庭の周りにサンドバッグを並べて、家に水が入ってくることを予防します。
浸水はベースメントに住んでいる人にもよくあります。
例えば、ベースメントの家のドアが階段の下にある場合、大雨が降ると雨水が階段の下に流れ込んで溜まり、行きどころがなくなった水が、ドアの隙間から室内に入ってきます。
もうすぐ夏がくる今の季節は、楽しみな気持ちもありますが、自然災害対策の季節にもなり、それぞれが被害を最小限にするために取り組む季節でもあります。
花粉対策
春から夏にかけてあちこちで花が咲き、近所を散歩するだけでも、各家庭の庭に咲く花を楽しむことができます。
花の甘い香りが漂ってくることもあり、とても気持ち良いですが、それには花粉なども含まれています。
カナダは自然が多いので、この季節になると花粉症で悩む人もたくさんいます。
植物の種類が日本とは違うので、日本では花粉症がなかったのに、カナダに来てから花粉症になる人もいます。
アレルギーによって花粉症に悩む季節は異なりますが、春先から始まり、夏にかけてがピークです。花粉対策でマスクをする人は少ないので、街中でくしゃみがよく聞こえて来ます。
まとめ
まだ気温は夏日に達していませんが、ちょっと外に出ただけで太陽の光が強くなっていることを感じます。夏に向けて自然災害も気になりますが、やはり暗くて寒くて長い冬を乗り越えた多くのカナダ人にとって、夏がくることは楽しみのようです。