【カナダ移住体験談】カナダのサマータイムについて

カナダのサマータイムはいつからいつまで?
3月になって、カナダはまもなくサマータイムを迎えようとしています。
サマータイムは毎年3月の第2日曜日に時計を1時間進め、11月の第1日曜日に1時間戻します。春はイースターが来る前に時計を進め、秋はハロウィンが終わったら時計を終わらせる、と覚えている人も多く、「秋最後の行事」でもあるハロウィンが終わると、途端にクリスマスの準備が始まります。
日本との時差は、私が暮らすブリティッシュコロンビアでは16時間~17時間で、東の方に行くと、さらに3~4時間ほど時間が早くなります。
カナダは国内でも時差がある国で、バンクーバーとトロントでは3時間の時差があります。オンラインで提供される国内のイベントでは、必ず開始時刻の近くにタイムゾーンが記されているので、自分の地域では何時になるのか?を事前に確認する必要があります。
サマータイムのデメリット
日本人には馴染みのないサマータイムですが、多少のデメリットがあります。
統計によると、心臓発作による病院搬送の件数は、時間が変わる日とその翌日に起きることが多いそうで、時間が変わる=睡眠時間や生活習慣が変わることで、体調不良を起こす人がいるようです。
大きな体調不良には至らなくても、サマータイムが始まった(または終わった)後の1週間ほどは、国全体が軽い時差ボケのような状態になります。たった1時間…と思う人もいるかもしれませんが、規則正しい生活をしている人ほど負担を感じるようです。
また、子供たちもサマータイムの影響を受けやすく、サマータイムが始まった(または終わった)後の1週間ほど、寝る時間やお昼寝のサイクルに影響が出てしまい、なかなか寝てくれない、もしくは寝る時間じゃないのに寝落ちしてしまった、ということもあります。
サマータイムの良いところ
逆に、サマータイムには良いところもあります。
夏時間が始まると1時間遅くなり、一気に日が延びます。この時期は徐々に日没時間が遅くなっていくので、どんどん1日が長くなるように感じます。
夏時間が始まる直前の現在(2022年3月11日)は、日没時間が午後6時頃ですが、夏時間が始まると午後7時が日没となり、そのまま夏に向けて日没時間が遅くなり、一番長い時では夜の10時頃まで明るい状態が続きます。
サマータイムが始まると、1日が長くなるため、本格的な夏の到来を待ちきれずに屋外活動を楽しむ人が増えていきます。遅くまで外出しても、夜の10時まで明るいので、夜道でも安心して帰宅することができます。
今年は特に、新型コロナの流行が始まってから、ようやく規制が緩和されている年なので、レストランなどは通常通り経営しており、これを機に外出の機会が増える人も少なくないでしょう。
サマータイムは廃止される?
サマータイムには、メリットだけでなくデメリットもあるため、カナダのBC州では、サマータイムから標準時間に戻さないことも検討しているそうです。
しかし、経済的な影響を見ると、同じ時差にある州と時差がずれることによるデメリットもあるため、アメリカのカリフォルニア州がサマータイムを廃止しない限りは、カナダBC州も時差の変更を継続するようです。
サマータイムを導入することにより、エネルギー節約につながることが期待されていますが、実際にはそこまで影響がないという話もあり、むしろ住民の精神的負担が大きいため、アメリカとカナダにおいて、これまでに様々な討論が行われています。
カナダにもサマータイムがない州がある!?
カナダの多くの州では、もうすぐサマータイムを迎えます。
しかし、同じ国でもサマータイムを導入していない州があります。たとえば、内陸部にあるサスカチュワン州ではサマータイムを導入しておらず、年間を通して冬と同じ標準時間が使われています。また、ユーコン準州はサスカチュワン州とは反対で、年間を通してサマータイムが使われているため、春と秋の時差の変更がありません。
カナダは同じ国でも州によって法律なども異なるため、滞在先もしくは移住先の州に合わせていく必要があります。


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