【カナダ移住体験談】バンクーバーアイランドでの大地震に注意

2,000回以上の揺れが記録

バンクーバー本土から少し離れたところにあるバンクーバーアイランドでは、ここ1ヶ月の間に2,000回以上の揺れが記録されています。

この記録によると、バンクーバーアイランドが西に動いている傾向が明らかになっています。ほんの少しずつではありますが、確実に動いているため、軽視してはいけないとされており、近い将来、バンクーバーアイランド付近で大地震が起きる恐れも予測されています。

大地震への備え

バンクーバー周辺の海岸地域では、以前から大きな地震が来ると言われています。カナダは日本に比べると、体で感じるような地震の数は少ないですが、西海岸周辺では大きな地震が来ることが予測されています。

カナダは地震国ではないため、日本のように耐震構造の建物も少なく、もし大きな地震が都市地域で発生した場合、深刻な被害が出るであろうことも予測されています。

今回のバンクーバーアイランドの動きに伴い、大きな地震に備えた準備をするように!との呼びかけも現地のニュースを通して行われていますが、政府による具体的な対策などは現在のところ見られません。

ローカルニュースでも、現時点では大地震に備えた特別な準備などは行われていませんが、「日頃からの準備」をしておくことで大地震に備えましょう、と伝えられています。

東京での地震との関連性

現在のところでは、バンクーバーアイランドが西に動いていることと、日本時間の2021年10月7日に東京近郊で起きた地震との関連性は伝えられていませんが、地図を見るとバンクーバーアイランドから太平洋を超えた次の大陸が日本大陸で、ちょうど東京周辺に当たります。

海の向こう側にある大陸が西に動くということは、例え少しずつであっても地盤にズレが生じ、東京で地震が起きたと考えられなくもないでしょう(専門家ではないので分かりませんが…)。

今回の東京近郊での地震は、10年ぶりの大地震だったので、1週間前後は地震や津波などに対する警戒をするようにとの声が掛けられています。

カナダでの地震に関する反応と対応

カナダでは体で感じられるような地震の数がかなり少ないため、「地震がない国」だと思われています。しかし、地震のプレートが全くないわけではありません。

バンクーバー周辺の太平洋では、過去にも震度5前後の地震が記録されており、大陸への影響はなかったものの、将来的に大きな地震がバンクーバーを襲う恐れがあると言われています。

内陸部でも、震度1前後の地震は記録されることがあります。震度1程度の地震が起きても、体で揺れを感じることはほとんどなく、大きな被害も耳にしたことがありません。とは言え、カナダ内陸部では地震そのものが珍しいため、震度1前後の小さな地震でも、ニュースで報道されると地震に関する話題が友達や同僚との間で交わされます。

日本では昔から地震が多く、地震が発生すると、たとえ小さな地震でも、すぐにテレビなどで情報を確認できますが、カナダにはそのようなシステムはありません。

過去に「もしかしたら地震かな?」と思うような揺れを感じたこともありますが、日本のような地震情報がないため、その揺れが地震によるものだったのか、別のものだったのか?が定かでないこともありました。

その代わり、カナダでは何らかの自然災害が起きた時には携帯電話が鳴って警告を受けることができます。過去に「訓練のため」のアラームは受けたことがありますが、今のところ、私は実際の災害のアラームを受けたことがありません。

カナダでは、地震ではなく山火事が多く発生するため、避難を必要とする人たちは、携帯電話を通して警告を受けています。

地震対策

カナダでは、日本のような地震に備える内容のテレビ番組や、地震対策のアイテム・グッズ等がなく、本棚などの家具も、固定することなく無防備に室内に設置されています。内陸部では、津波のような被害は起りにくいですが、1,000年に一度の大地震が来るかもしれない…と考えると、不安を隠せません。

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