【カナダ移住体験談】タイヤにこびりついた氷
雪道の運転の後
カナダでは、今年の冬最後と願われる大雪に見舞われています。カナダ在住歴が増えてくると雪道の運転にはだいぶ慣れてくるものですが、それでもうっかりしてしまうことが多々あります。
雪道を運転すると、タイヤに雪がまとわりついて固まりやすくなります。基本的には、雪道を運転した後にはざっとタイヤの周りについた雪を落としておく必要があるのですが、うっかり忘れると後が大変になります。
気温が0度以上であれば、タイヤの周りの雪が残っていても自然に溶けてくれるのですが、今回は気温が―17度まで下がったことから、この雪を放置すると大変なことになります。
気づいた時には手遅れで、運転しようとしたところ、タイヤの周りについた雪がしっかりと氷ってしまい、どうにもこうにも取れない状態となってしまいました。
がりがりと削ってみる
タイヤの周りについてしまった雪と氷は、そのまま運転すると曲がる時に影響を及ぼしてしまいます。運転する際に妙な音もするので、車へのダメージも心配なところです。何とか雪と氷を落とそうと、窓ガラスの雪と氷を落とすためのスティックを使ってがりがりと氷を削ってみました。ある程度の雪の塊と氷の塊は落とすことができたのですが、部分的に頑固な氷があり、削るだけではなかなか落とすことができません。もう少し気温が上がればそれでも大丈夫だとは思うのですが、-10度以下の気温では氷がかなり硬くなっているのでなかなか落ちないようです。
お湯をかけてみる
氷が少しでも溶けたら氷の塊も落としやすくなると思い、軽くお湯をかけてみたのですが、お湯をかけた上の部分はそれである程度削ることができたのですが、それだけではやはり頑固な氷を落とすことができません。スノータイヤは熱に弱いので、あまり温度の高い熱湯をかけることができないというのも難点のひとつです。
ウィンドーウォッシャー液
カナダでは、冬になると気温が下がることが多々あり、-10度以下では少量の水はあっという間に氷となってしまいます。そのため、ウィンドーウォッシャー液の多くは、-50度あたりまで凍らずに対応されています。また、冬の終わりになるとウィンドーウォッシャー液がセールになるので、この時期に多めに買っておくと次の年に使うことができます。
このウィンドーウォッシャー液は、氷を解かすのにも使うことができるようです。お湯と同じで、大きな効果はなかったのですが、タイヤにかけた後にタイヤの周りで凍ってしまう心配がないので、2次災害を防ぐことができます。
カーウォッシュに行く
カーウォッシュに行くと、強い水流で汚れを落としてくれることから、頑固な氷にも効果があります。水流だけでなく、洗剤も使うことから、洗剤が氷に働きかけて落ちやすくなるようです。
冬の道路は、雪がふったり溶けたりで、車が汚くなりやすいので、道路の状態が悪い日にはカーウォッシュをする人は少ないのですが、うっかりタイヤの周辺が凍ってしまった時にはお役立ちの手段のひとつです。
室内の駐車場に行く
地域によっては、大きなショッピングモールなどがないことから屋外の駐車場しかないという街もカナダには少なくありません。地域に室内の駐車場がある場合には、そこにしばらく止めておくことで頑固に固まった氷が解けて、落としやすくなります。ある程度氷が溶けると、軽く蹴とばしただけで氷を落とすことができます。