【カナダ移住体験談】傘をささないカナダ人
カナダの雨と傘について
カナダの雨の量は、地域によって異なります。年間を通して雨がよく降る地域もあれば、天気予報で雨が降ると言ったら、数滴雨が降る程度で、ほとんど雨が降らない地域もあります。
私たちが住んでいるエリアは、ほとんど雨が降らない地域なので、雨が降ってもちょっと地面が湿る程度で、日本のようなザーザーは、ここに移住してからはほとんど経験したことがないのが現実です。
ただし、春や秋など、季節の変わり目には坂道を雨水が川のように流れるほどの雨が降ります。こう言った雨は、大抵雷を伴い、その雷が山火事の原因になることもあるほどです。
このエリアでの天気は本当に極端で、普段は雨がふらずに乾燥しているのですが、「雨」が降ると、ドバーッと降る感じです。
カナダでの雨対策
日本では、雨が降ったら傘をさします。天気予報で雨が降るかもしれないとの予報が出たら、多くの人が傘または折りたたみ傘をもって出かけます。しかし、カナダでは、日本のように傘をさす人がとても少ないのです。
傘をさしている人がまったくいないという訳ではないのですが、雨が降っているのに傘をささずに普通に歩いている人を見かけるのも、カナダでは普通の光景です。
雨が降っても傘をささないのは、雨量が少ないのですぐにやむことが多いこと、また、降ってもちょっと占める程度なので、大抵の場合は傘をささなくても歩くことができる、というのも理由のひとつです。
傘をささない人は、雨の中フードをかぶって速足で歩く人も多くいます。雨の量が多い時には、犬の散歩をしている人は、レインコートのようなジャケットを着ている人も中にはいます。
ただし、傘をさす人が全くいない訳ではなく、お店で折りたたみ傘などを買うことはカナダでも可能です。日本のように、コンビニで傘を手軽に買うという訳にはいきませんが、ショッピングモールなどに行くと、傘を見つけることができます。
カナダの傘
日本には、ビニール傘や、おしゃれなデザインの傘、軽量タイプの傘など、様々な種類のものがあります。それに対してカナダで買う傘は、長い傘の多くはがっしりとして重く、大きなものが多いのが特徴です。大きな街に行けば、もっとおしゃれなものを見つけることもできるかもしれないのですが、傘をさす人が少ないこともあり、選択肢は少ないものになります。
カナダでは、折り畳み傘を買うこともできます。軽量のものは見かけたことがなく、日本の折り畳み傘よりも大きくて重いのですが、ワンタッチで簡単にあくなどの工夫がされた折りたたみ傘を見つけることはできます。市内では買ったことがないのですが、空港で便利な折り畳み傘を買ったことがあります。購入したものの、まだ実際に使ったことはないのですが、万が一の時のために備えてあります。
大雨が降ったらどうする?
カナダにも、日本の集中豪雨のような大雨が降ることがあります。季節の変わり目に多いのが特徴ですが、大雨が降ったら、傘をささないカナダ人はどうするのか、気になるところですよね。
大雨が降ったら、カナダ人はとりあえず家の中で雨が止むのを待ちます。どうしても外を歩かないといけない場合は、出かけますが、大雨が降っても一時的で、1時間ほどでやむことが多いので、大雨が降ったら少し雨宿りをしてから行動開始するという人が多いようです。
車での移動
カナダでは、公共の交通機関を利用するよりも、車を運転して移動するという人が多くいます。カナダ人が傘をささないのは、こういった移動方法も関係しているかもしれません。雨が降っても、外を歩くのは家のドアから車のドアまで、そして、車のドアからお店や目的地のドアまでなので、傘をさすよりも走ってしまう方が手っ取り早いのです。カナダ人は、性格的に、細かいことは気にしない人が多いので、傘をさす手間をかけるくらいならちょっとくらいぬれてしまっても走った方がよいという人も多いようです。
カナダでの日傘
カナダには、「日傘」というものがありません。日傘は、日焼け止めクリームを塗らなくても日傘を使うことで紫外線対策をすることができ、顔に当たるまぶしい太陽の光もさえぎることができるのでとても便利なのですが、カナダには日傘と言うものがありません。晴れの日に傘をさして歩いていたら、「この人はどうしたんだろう?」と思われてしまうほどです。
カナダは日本に比べて紫外線が強く、日傘で紫外線をよけるだけでなく、カナダの夏には日焼け止めクリームを欠かすことができません。
強い紫外線になれていない日本人は、カナダの紫外線に当たることにより、太陽アレルギーを発症することもあるので、日焼け止めクリーム、もしくは、アームカバーなどを使って紫外線対策を取るのがオススメです。