【カナダ移住体験談】不用品を賢く処分!カナダの断捨離術

カナダで不用品はどう処分する?

カナダに住んでいると、いらなくなったものをどのように処分するか?と迷うことがあります。

私の場合は、日本で暮らしていた時(または日本に一時国した時)とは、少し違った方法を取ることが多いです。

日本では、まだ使えるものや価値のあるものであれば、メルカリやヤフオクなどのサイトを使って、全国にいる欲しい人(買ってくれる人)に送る方法が一般的でしょうが、カナダではローカルコミュニティに根ざした方法が主流です。

私がよく利用するのは、FacebookのMarketplaceです。

基本的に、近隣の人たちと直接取引をするので、郵送することはほとんどありません。欲しい人が見つかったら、メッセージを通してやり取りし、支払いは現金かe-transferというオンライン送金システムで行います。

待ち合わせ場所を決めて、物を手渡しするか、相手が家の前まで取りに来てくれることもあります。

また、時間的な問題などで直接会うことが難しい場合は、玄関先に置いておくことも可能です。

売れないものはどうする?

売れそうにないものや時間が経っても買い手が見つからないものは、寄付をすることもあります。

カナダには「Value Village(バリュービレッジ)」という、寄付された物を再販売するチェーン店があります。ここでは、いらない物を無料で引き取ってくれます(もちろん、買うときは安く買い物ができます)。

日本で言うところのリサイクルショップ(セカンドストリートやハードオフなど)が近いでしょうか。ただ、買取ではなく、無料での寄付になります。

私の場合は、特に衣類や小物、家具などを持ち込むことが多いです。

バリュービレッジでは中古品だけではなく、新品のアイテムが見つかることがあります。寄付する人の中には、使っていない新品の品物をそのまま持ち込む人がいるからです。

服や食器など、好みなどがありますからね…。

私も何度か、思わぬ掘り出し物を見つけたことがあります!!

壊れた電気製品は?

故障してしまった家電製品は、売ったり寄付することができないので、別の方法で処分します。

日本では、粗大ごみとして有料で自治体に回収してもらうことがほとんどでしょうが(電気製品のものによっては家電販売店など専門の業者を呼ぶ必要があるでしょうが)、カナダでは「ボトルディーポ」というリサイクル施設に持ち込みます。

ここでは、引き取り料など無料です。

つい先日、我が家のテレビが遂に壊れてしまいました。

おそらく旦那がフットボール観戦中に熱狂しすぎたことが原因でしょう…。試合が盛り上がるたびに声を張り上げ、体を大きく動かしていたところ、「プツッ」と音を立てて突然消えてしまいました。

壊れたテレビを前にして、旦那も一瞬「プツッ」と切れてしまいましたが(笑)、なんとか気を取り直して、ボトルディーポに持って行くことになりました。

ガラージセールで処分する方法

カナダでは春から秋にかけて、自宅の前庭やガレージで「ガラージセール」を開催する人が多く、そこで不用品を一気に処分します。

これは日本のフリーマーケットのようなもので、使わなくなった物を近所の人たちに格安で販売します。

カナダでは、春になると「スプリングクリーニング」と言って大掃除をする習慣があり(日本では年末に大掃除をするのが一般的ですが、カナダでは暖かくて、外に出やすくなる春に行う人が多いです)このタイミングで、大掃除と同時にガラージセールを行います。

非常に効率的ですし、それ以外にも、春は引っ越しシーズンなので、新しい家に引っ越す前に不要な物を一気に整理する目的でガラージセールを行う人もいます。

まとめ

カナダで生活していると、日本とは異なる処分方法に気づきます。

Facebook Marketplaceでのローカルな取引やバリュービレッジへの寄付、ボトルディーポでのリサイクル、そしてガラージセールなど、それぞれの方法にメリットがあります。

私自身も、これらの方法を活用することで、不要な物を処分しつつ、他の人に役立ててもらったり、環境に配慮したリサイクルを実践したりしています。

日本からカナダへ移住してきて、このような違いを体験するのは非常に興味深いことです。

生活におけるちょっとした工夫や、地域に根ざしたコミュニティとの交流を通じて、これからもカナダでの新しい発見を楽しんでいきたいと思います。

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