【カナダ移住体験談】新!BC州ワクチンパスポート
カナダBC州ワクチンは、もはや強制!?
カナダBC州では、コロナのワクチン接種が昨年末から始まり、多くの人が1度または2度のワクチンを受けています。しかし、マスク着用の義務や国内旅行などが許可されてからは、ワクチン未接種者を中心に再び広がっており、1日の感染者数も急増しているため、ワクチン未接種者への対策が進められています。
先日、正式にBCワクチンパスポート執行の発表がありました。内容は、BCワクチンパスポートがなければ、屋内でのイベントに参加することができず、また、レストランなどにも入ることができないということでした。
9月13日以降は、最低でも1回のワクチンを受けていること、10月24日以降は2回のワクチンを受けていることが必要とされます。
これにより、40歳以下によるワクチンの予約が急増し、この対策による効果は高かったと見られています。
ワクチンパスポートに対する反応
ワクチンパスポートの詳細が発表されてから、様々な意見や討論、反論などが起きています。
なかには、お客さんを大切にしたい、との理由でワクチンパスポートを拒否すると発表したカフェもありますが、お客さんを大切にするのであれば、ワクチンパスポートを受け入れて、お客さんの健康を守るべきではないか?との声もあります。
当初、ワクチンは「本人の意思を尊重する」みたく言われていましたが、パスポートが必要となれば、もはや強制ではないのか?私たちの自由はどこへ行った?などの声も増えています。
ワクチンパスポートに対しては賛否両論ありますが、このパスポートが実行されるようになると、ワクチン未接種者の行動が制限され、感染者数の減少が期待されています。
メディカルの理由で接種できない人は?
ワクチンの原材料にアレルギーがあるなど、メディカルの理由でコロナのワクチンを接種することができない人はどうなるのか?などの疑問もありますが、政府からは明確な答えがない状況です。
ワクチンは、受けたくても受けることができない人が一定数いるかもしれません。
そのような人に対して、ワクチンパスポートの他に、掲示できるカードなどが発行されると良いですが…。
カナダに来たばかりの人は?
カナダでは、国民や市民に限らず、カナダに在住している全ての人に対して無料でワクチンを提供しています。
観光で滞在している人は含まれていませんが、留学やワーキングホリデー、転勤、仕事などでカナダに滞在している人は「居住者」としてワクチンを受けることができます。
カナダでは、1日も早く「ノーマル」に戻ることができるように、政策が進められています。
供給量の問題などで、自国でワクチンを接種できなかった場合でも、カナダでワクチンを受ける(もちろん無料です)ことも可能です。
ただし、ワクチンを受けていない人は、入国の際に14日間の自己隔離が必要とされ、検査費用やホテル代など含めて、総額20万円ほど掛かると言われています。これに掛かる時間とお金を考えたら、自国でワクチンを受けてからカナダに来る方が無難かもしれません。
日本では、地域や年齢によって、なかなか予約が取れない人もいると聞きますが、カナダを訪れる予定を変更できるようであれば、ワクチン接種後にずらした方が良いでしょう。
BC州はワクチンパスポート2番目
ワクチンパスポートは、BC州が決断する前にケベック州で先に行われます。
実行開始は、ケベック州では2021年9月1日ですが、これにあたり、ワクチンパスポートのQRコードを他人に共有した場合には、深刻な罰則が与えられることが発表されました。
それが罰金なのか、それ以外のものなのか?は、まだ明確に発表されていませんが、どのような状況であっても、ワクチンパスポートは共有しないように注意しましょう。
また、ワクチンパスポートは携帯電話の画面を使って表示することも可能ですが、実際に始まってから、本当に新規感染者が減るのか?にも注目したいところです。
一方で、ビジネス内容によっては、ワクチンパスポートの導入により、お客さんが減ってしまうのではないか?と心配も広がっています。