【カナダ移住体験談】カナダで主流のワクチン
目次
これまでに使われてきたワクチン
2019年に世界中で新型コロナウイルスが広まってから、ワクチンや薬の開発など、大きな変化を遂げています。
現在では、世界各国で様々な種類のワクチンが使われていますが、カナダでは、カナダの保健省が安全だと認めたワクチンのみが使われており、当初はアストラゼネカとファイザーが使われていました。
現在では、この2種類に加えて、モデルナも導入されており、その一方で、アストラゼネカは人によっては血栓の原因となる可能性があるため、現在ではあまり使われていないようです。
ワクチンが始まったばかりの頃は、在庫に限りがあったので「予約の際に選べる」と言われても、実際は行った時にあるワクチンになることが多かったのですが(ファイザーだけの会場が多かったです)、現在は接種会場でワクチンを選ぶことができるようになりました。
カナダで主流のワクチンは?
カナダでは現在、日本と同じくファイザーとモデルナが主に使われています。
2回目の接種時までは、ファイザーのみしか用意されていない会場が多くありましたが、3回目はどちらの在庫も十分のようで、会場でナースに相談しながら、好きな方のワクチンを選ぶことができます。
ワクチンを接種した後は、名刺サイズのカードにワクチンの履歴を記入してくれるので、過去に接種したワクチンの種類も分かります。
1回目と2回目の接種ではアストラゼネカまたはファイザーを受けた人が多かったですが、ワクチンを組み合わせることで、より強い抗体を作ることができると言われており、前回までとは異なるタイプのワクチンを受ける人も多いようです。
推奨されている組み合わせ
カナダでは、ファイザーとモデルナの組み合わせが、最も効果があると言われています。
2回目まではファイザーしか選ぶことができませんでしたが、3回目からはモデルナも選択肢に入っているため、3回目はモデルナを選択する人も多いです。
ファイザーとモデルナの組み合わせは、特にデルタ株に効果があると言われており、デルタ株は感染力が強さ+オミクロン株よりも重症化しやすいことが特徴なので、この2つの組み合わせで、効果の高い抗体を手に入れようという考えです。
実際に、どのくらいの効果があるのか?は明らかにされていませんが、オミクロン株が流行する前までは、ワクチンによって新規感染者数が大幅に減少していました。
気になる副反応は?
副反応は、かなり個人差があるみたいです。
それぞれのワクチンで、一般的に予測される副反応は以下の通りとなっています。
アストラゼネカ
- 接種部位の痛み、腫れ
- 頭痛
- 疲労感
- 筋肉痛、関節痛
- 発熱
- 寒気
- 吐き気
過去に血栓があった人、風邪薬を飲むと具合が悪くなる人は控えるようにとも言われています。
ファイザー
- 頭痛
- 関節痛
- 筋肉痛
- 接種部位の痛み
- 疲労感
- 寒気
- 発熱
- 接種部位の腫れ
数多くあるワクチンの中でも副反応が軽いため、人気を集めています。
モデルナ
- 接種部位の痛み、腫れ、発赤
- 疲労感
- 頭痛
- 筋肉痛または関節痛
- 寒気
- 吐き気、嘔吐
- 脇の下の腫れ
- 発熱
ファイザーよりも副反応は強いと言われていますが、カナダでは3回目にモデルナを接種する人が多いです。
カナダでのワクチン経験談
私自身は、1回目と2回目はファイザー、そして3回目はモデルナでした。
2回目まではファイザーしか選択肢がなく、3回目はファイザーとモデルナから選ぶことができました。モデルナを選んだ理由は、ファイザーとの組み合わせが良いと聞いていたこと、また、ナースによると副反応はファイザーとそれほど変わらないと言われたことでした。
私が経験した副反応は以下のような感じでした。
1回目:ファイザー
38度前後の発熱と倦怠感。24時間で症状がぱたりとおさまる
2回目:ファイザー
症状は前回と同じだったものの、期間が長く、10日ほど熱と倦怠感が続く。熱はあるが、食欲はあり、動き回ることはできる
3回目:モデルナ
接種翌日はファイザーと同じく発熱と倦怠感、その後に軽い吐き気があり、食欲が落ちる。3日目には症状が回復。倦怠感はファイザーの時よりも強く、思うように動き回ることができない
副反応の感じ方は個人差があります。
私と同じくファイザーとモデルナを受けた人のほとんどは、ファイザーの後に腕の痛みと軽い発熱、倦怠感を感じ(1日ほど)、モデルナの後は、発熱と倦怠感が翌日にあった人が多かったです。
ワクチン反対派の人の中には、食べ物を工夫して免疫力をつけようと主張している人も増えています。
免疫力を高めることは、様々なウイルスに対抗する力を高めることにも繋がるので、良いことだと思いますが、特定の食べ物(特定の成分のサプリも含む)を接種したからと言って、コロナを予防できるわけではなく、個人的にはワクチンでコロナに特化した抗体を作る方が万が一、感染して軽症で済むのかな、と思います。
※ワクチンに関しては、個人によって考え方が様々だと思います。上記は、あくまでも私個人の感想です。