【カナダのコロナ情報】新型コロナウイルスのワクチンについて

ワクチンの到着予定

カナダでは、2021年の3月頃には新型コロナウイルスのワクチンが届くと言われていましたが、早ければ今月中(2020年12月)にワクチンが届く予定だ、と発表がありました。

カナダのジャスティン・トレドー首相は、2020年12月7日の発表で、新型コロナウイルスのワクチンが2020年12月末までに届くと伝えています。早期配達分については、来週にも届く予定だ発表しています。

ボニー・ヘンリー博士によると、ブリティッシュ・コロンビア州には、少量のワクチンが来週にも届くと予測しています。ブリティッシュ・コロンビア州は、ワクチンについてのロールアウトプランを、今週後半に発表する予定です。

なお、2020年12月末までに到着する予定のワクチンは、249,000回分で、医療従事者と高齢者の予防接種を優先的に行うとしています。

BC州公衆衛生命令の延長

ブリティッシュ・コロンビア州では、感染者の増加により、集会やパーティーなどを禁止する「公衆衛生命令」が発表されていました。2020年12月7日までを有効期限としていましたが、この発表以降も1日の感染者数が増え続けているため、公衆衛生命令は1月8日まで延長されました。

「公衆衛生命令」が有効とされる期間内は、プライベートでの活動は家族のみに限定し、友達との関わりはオンラインなどを利用する必要があります。

12月と言えば、クリスマスパーティーが行われる季節ですが、今年はパーティーを開催することができず、通常よりも静かな12月となりそうです。

マスクの着用

マスクについては、これまでに様々な意見がありましたが、BC州では公共の場所に出かける場合には、マスクの着用を「絶対」だとしています。

たとえ屋外であっても、ガソリンスタンドなどに『マスク着用義務』の貼り紙がしてあり、ビジネスでもマスク着用に向けて動き出しています。

それでもまだ、マスク着用が習慣づいておらず、マスクを着用せずに公共の場所に出かけていく人もいますが、以前に比べると、マスクの着用率は飛躍的に向上しています。

ワクチン普及により予測されること

新型コロナウイルスは、新しいウイルスゆえに、ワクチンも当然ながら新しく開発されたもので、ワクチン接種が行われるようになってから、その効果が注目されています。

ワクチンが普及し、その効果が発揮されるようになると、マスク着用義務が解除され、公共の場所でのソーシャル・ディスタンスの必要性がなくなり、感染を心配することなく友人と出かけられるようになるのではないか、と思います。

しかし、副作用に対しての懸念の声も聞こえています。

ワクチンが普及するまでには、どのくらいの期間が掛かるのか?は今のところ不透明ですが、2021年はワクチンの普及により、新たな動きが予測されます。

規制の中でできること

「公衆衛生命令」が1月8日まで延長になったことにより、クリスマスパーティーだけでなく、ニューイヤーパーティーにも影響があります。

ガッカリする人も多いでしょうが、規制中は以下のようなことで楽しむしかなさそうです。

オンラインパーティー

幸いなことに現在はインターネットが普及しており、自宅の外に出かけなくても、友達の顔を見ながら話すことができます。

1対1の場合は、フェイスタイムやLINE、フェイスブックメッセンジャー、スカイプなどを使用することで、安全にコミュニケーションを取ることができます。

複数の友達と同時に話をしたい場合は、Zoomなどを利用することで、オンラインパーティーを実現することも可能です。

Zoomを利用する場合、同時に複数の人が話をすると、音声が入り混じってしまうので、発言しない人はミュートにするなど工夫をしましょう。

クリスマスカードを書く

クリスマスカードに写真などを添えて送ることで、いつもとは異なる方法で友達に挨拶をすることができます。

クリスマスカードは毎年書く人が多いカナダですが、今までカードを書いたことのなかった人は、この機会に初めてのクリスマスカードに挑戦してみましょう。

友人や知人にメールを送る

人との関わりが制限されている現在、周囲から気付かれにくいけれど、実は孤独と戦っている人も少なくありません。普段、あまり連絡をしていない友人や知人にも、近況報告なども交えて連絡してみると良いでしょう。

実際に会うことができなくても、メールや電話で話をすることで、気分転換になることもあります。

まだまだ不便が多い状況が続いていますが、今できることを考えて、助け合って、この困難を克服することができると良いですね。

ワクチン