【カナダ移住体験談】バンクーバーの交通事情
バンクーバーの交通事情
バンクーバーはカナダの中でも大都市なので、公共の交通機関が発達しており、車を運転しなくてもあちこちに移動することができます。
主な交通手段としては、バス、スカイトレイン、シーバス、タクシーなどがあり、空港からもスカイトレイン(カナダライン)が走っているので、バスやタクシーを使わなくてもバンクーバー市内に到着することができます。
ここでは、主にバンクーバーでの交通事情を中心に紹介していきます。
バス
バンクーバー市内にはバスが数多く走っているので、短い距離でも便利に利用することができます。
短い距離なら乗車料金は2.95ドルで、ゾーンを越えるごとに1.25ドルずつ加算されます。
バスにも種類があり、ガソリンを使って走っているバスもあれば、電気を使って走っているバスもあります。電気を使っているバスは道路の上にある電線につながっており、決められたルートを走ります。
ただし、電気を使ったバスルートは、停電などがあると止まってしまうことがあります。ストーム(嵐)などが来る時は停電になる可能性があるので、外出の際は万が一の際に備えて別のルートも考えておくと安心です。
また、バスの大きさも2種類あり、一つは普通の形のバス、もう一つはバスが2台つながっているような長いバスです。長距離を走るバスや、混雑しやすいエリアでは、この長いバスが走っていることもあります。
バンクーバーでは1階建てのバスのみですが、ビクトリアに行くと2階建てのバスも走っています。
スカイトレイン
バンクーバーにはスカイトレインも走っています。
モノレールのような形をしていますが、いわゆる電車だと考えると良いでしょう。スカイトレインは無人で走っており、これも電気を使って市内を走っています。
スカイトレインは、バンクーバーオリンピック以来さらに便利に改善されており、現在では空港までつながっているなど、長距離から短距離まで、移動にとても便利です。
また、スカイトレインは、バスよりも時間が正確なので、目的地までの時間も予測しやすいでしょう。
なお、スカイトレインは無人で稼働しているので、駅のホームで閉まりかけのドアに走って行っても決められたタイミングで閉まってしまいます。駆け込み乗車には気をつけましょう。誰かが走っているからと言って、待ってくれるようなことはありません。
シーバス
バンクーバーには海を渡るシーバスも走っています。
シーバスはノースバンクーバーに向かって走っており、景色を楽しみながら乗車を楽しみたい人におすすめです。シーバスもバスやスカイトレインと同じチケットで乗車することができます。
料金とチケットの種類
バンクーバーの交通機関はゾーンに分かれています。
例えば、市内もしくは決められたエリアが1つのゾーンとなっており、ゾーンの中は一律料金となっています。このゾーンを越えると距離が長くなるので追加料金が発生します。
1ヶ月の定期券などを買うときにも、ゾーンごとに買います。
例えば、自宅から職場までの距離が同じゾーン内であれば、定期券は1ゾーン分だけ購入し、週末などに遠出する場合は、その都度、追加料金のみを支払って利用します。
自宅から職場や学校までの距離が2ゾーンある場合は、2ゾーン分の定期券を購入します。
なお、バンクーバーには「Compass」と呼ばれる電子カードがあり、日本でいう「Suica」のような感覚で利用することができます。
カナダの交通機関でびっくりすること
カナダでは、スカイトレインは比較的時間通りに来ますが、バスはほとんど時間通りに来ません。
バンクーバーでは本数が多いので、乗り遅れてしまっても次のバスに乗れば良いでしょうが、都心を離れた町に行くと、何の告知もなく次のバスがキャンセルされていることもあります。
また、時刻表を確認してバス停に向かっても、バスが遅れてなかなか来なかったり、早くバスが出発してしまって次のバスまで待つ必要が出てしまったり、正直言って、あまりアテになりません。
まとめ
カナダでは、バンクーバーやトロント、モントリオールなど、大きな都市ではバス以外の交通手段もあり、比較的時間通りに走っているので、便利に利用することができます。
ただし、大都市から離れた小さな町などでは、車を使って移動する人が多く、理由は分かりませんが、来るはずのバスが来ないこともあります。
可能であれば、現地の知人やエージェントなどに、暮らす(もしくは旅行をする)都市の交通事情を確認しておくと安心でしょう。