【カナダ移住体験談】カナダのコロナウイルス状況

カナダのコロナウイルス状況

日本でも大きな話題となっている新型コロナウイルスは、カナダのBC州でも2人の感染者が確認されています。

中国・武漢からアジア周辺、さらには世界中に広がりを見せており、カナダBC州でも先に1名の感染者が認められ、その後、2人目の感染者が出ました(2020年2月7日現在)。

一般の風邪やインフルエンザと同じく潜伏期間があり、コロナウイルスは14日前後だとされています。感染の可能性がある場合、2週間程度は症状の変化に注意する必要があります。

 

カナダでのコロナの流行は?

カナダでは、BC州で2人の感染者(2020年2月7日現在)が認められていますが、それ以上の拡大は認められていません。

ただし、コロナウイルスの潜伏期間が14日前後なので、今後、感染者が広がる可能性はあります。

カナダでは、インフルエンザが流行る時期でも、マスクを使う人は少ないですが、カナダでのコロナ感染者が確認されてからは、あちこちでマスクが売り切れになっているようです。

とは言え、日本や中国、台湾、香港のように深刻なマスク不足がトップニュースになるほどではなく、たとえマスクが売り切れになっている店が多くても、街中でマスクをしている人はほとんど見かけません。

これから感染が拡大した時のために、マスクを買っておく人が多いようです。

 

カナダ航空機が引き返す

2020年2月3日、トロントを出発したジャマイカ行きのカナダ航空機(ウェストジェット)の機内で、カナダ人男性が立ち上がり、周囲の乗客に「最近、中国を訪れてコロナウイルスに感染した」と発言した事件がありました。

航空機は急遽、トロント空港に引き返しましたが、結果としては男性の発言は嘘で、コロナウイルスは検出されませんでした。また、この男性は着陸後に逮捕されました。

なぜ、そのような嘘をついたのか?は、まだ分かっていません。

 

コロナウイルスの予防法

現時点(2020年2月7日)では、カナダで強い流行が認められていないため、通常の風邪やインフルエンザの予防と同じように、日常生活での手洗い、うがいを心掛けて、ウイルスへの感染を予防するように伝えられています。

マスクの使用については、飛沫による感染の予防には効果があるでしょうが、感染予防を目的とする場合は、感染者がマスクをすることが最も効果的だとされています。

コロナウイルスに限らず、風邪やインフルエンザに罹っている場合は、マスクを着用して周囲への拡大を最小限に抑えることが大切です。

ただし、カナダで体調が悪くなってクリニックに行く場合、患者全員がマスクをしていることは、まず「ない」と考えて良いでしょう。予防のためにマスクを着用して行くと安心です。

 

布マスク

新型コロナウイルスの影響で、カナダでもマスクが売り切れる店が増え、最近では器用なローカルのカナダ人が布製のマスクを作って、売っています。カナダではエコやオーガニックへの意識が高く、再利用できる布ナプキンや買い物バッグなども人気を集めています。

布マスクも、他の布製品と同じように洗濯をして再利用できるので、医療用のマスクではなく、布マスクを買う人もいます。

布マスクは医療用マスクに比べて色や模様などを楽しめるため、ファッションの一部としても取り入れている人も見かけます。

 

寒い日でも役立つマスク

マスクの着用は、病気の感染予防だけでなく、防寒着の一部としても役に立ちます。

カナダでは外の気温がマイナス10度を下回ることもあるため、気温が下がる日に公共交通機関を利用して外出する人は、防寒用のマスクを身につけています。防寒用のマスクは、病気予防のマスクとは異なり、帽子やスカーフなどと一緒に着用します。

気温がマイナス10度まで下がると、外の冷たい空気を吸い込むだけで咳が出てしまいます。ファッションの一部にもなる布マスクは、カナダの防寒対策としても役に立つので、積極的に取り入れましょう。

 

sickness