【タイ移住0日目】旅立つ前のエトセトラ~引っ越し編~

サワディークラップ。
二度目まして!サワディーカプ雄です。
今日も学校でタイ語を勉強し、ノイローゼになりかけています。たぶん、私は話せるようにならないでしょう…これは悲壮感ではありません、確信を持った予言です。
今回のブログまでを【タイ移住0日目】として、出発前のことについて書きたいと思います。
2週間ほど前まで、私は東京に住んでいました。ええ、誉れ高き新宿区民です。
マンションの管理会社、東京電力、東京ガス、東京水道局、NTT、インターネットプロバイダー、クレジットカード会社、生保会社など、さまざまなところに連絡を済ませる点は、国内の引っ越しと同じですが、異なる点も幾つかあり、例えば郵便局への転送届は国外転送を行っていません。実家暮らしの方や、別の住所に実家がある人は問題ありませんが、実家と言われる場所がない方などは、誰か郵便物を受け取ってくれる方にお願いをするしかなさそうです。私の場合は、幸いにも何の役に立たないながら、遠く離れた岩手県に実家があり、両親と弟夫婦が住んでいるため、そこを転送先としました。
最もカプ雄を苦労させたことは、東京の部屋にあった大量の荷物です。
カプ雄ったら何でこんなに同じようなものを持っているんざんしょ!!と嘆きながら、できるだけの処分を試みましたが、タイで確実に使うであろう半袖のシャツやサンダル、パソコンやスマホ、当分の間の生活必需品…など、持って行きたいものがマウンテンマウンテン。
「送るよりも現地で買った方が安い!」自分に何度も言い聞かせたのですが、頭は分かっていても身体が反応してくれません。いざゴミ袋に捨てようとすると、手が勝手に「タイに持って行くもの」の段ボールに放り投げてしまうのです。
心と身体がバラバラってこんなに苦しいんだね…、おっかさん。
しかし、どんなに全てを持って行きたくても、私の手は2本ぽっきり。気合いで阿修羅にはなりません。さらに、輪を掛けてカプ雄を幻滅させたのが、愛用のスーツケース。

機内に持ち込める小さめのタイプが、移住では仇となります。コンタクトレンズと腕時計、そして靴を入れただけで、まさかのギブアップとなり、これを預け入れ荷物にすることとして、1人1個までの手荷物(プラス身の回り品を入れる小さなバッグは持ち込めます)に全ての望みを託すことにしました。
購入したのは100円ショップで売っているビニール製のジャンボなバッグ。ジャンボサイズも3段階くらいに分かれているので、あらかじめ機内へ持ち込めるサイズか、しっかりと測ってから買いました。シャツやカバンをギュウギュウに詰め、パソコン関係や文房具をスポーツバッグ(身の回り品を入れる小さなバッグとして)に押し込み、なんとか「到着後すぐに必要そうなもの、または段ボールで送りたくない貴重品」の用意は整いました。
しかし、いかんせん、部屋には行き場を失った段ボールが7つ残っています。ドラゴンボールではなく段ボール、7つもあると鬱陶しいだけです。そのうち3つは、冬物やらCDやら実家で放置しておいてもらいたいもの、残り4つはタイで使いたい夏服やサンダルが、めいっぱい詰まっています。親に海外郵送を頼んだところで、まともに送れる可能性ゼロ。されとて、こんな大荷物を他人に頼むわけにはいかない…。自問自答を繰り返した後、まずは実家で放置する段ボールと、タイに送って欲しい段ボールが混在してしまわないよう(段ボールの外側に書いておいても間違える可能性100%の親兄弟)、日付をずらして実家へ送り、別々の場所に置いてもらうようにしました。さらに、タイへ送る荷物に関しては、タイの住所が決まったら、私がラベルに住所と内容物を記載し、そのラベルをタイから岩手に送り、それが届いたら貼って出すだけで済むようにしました。
よって、出国前に郵便局へと出向き、宛名のラベルをもらいました。
そして、段ボールの中身も1箱ずつ、Tシャツが何着、サンダルが何足、とメモっておきました。
そんな私に親は言いました。
「面倒くせえな、駄賃はくれるんだろうな」
もうやだ、何この老いぼれハイエナ!!
ちなみに、郵便局ではEMSだけではなく、航空便、SAL便、船便もあります。
例えば10キロの荷物を1つ、タイに送った場合、EMSでは10,200円(2~4日後の到着)、航空便では12,500円(3~5日後)、SAL便では8,000円(6~13日後)、船便では5,300円(1~3ヶ月後)です。
EMSは国際郵便の中で最も優先的に取り扱われ、航空便はその名の通り飛行機での輸送(ただしEMSの方が優先度が高くなります)され、SAL便はエコノミー航空便のことで、両国の間は飛行機で輸送されますが、日本国内と到着国内では船便として扱われるので、多少時間が掛かります。
※私はSAL便を指定していたのですが、郵便局に荷物を出しに行ってくれた老いぼれハイエナが受けた説明によると、航空機に空きがあればすぐに乗せられるけれど、空きがない場合は空きが出るまで乗せられないので、時間が掛かるとのことです。
ねーね、奥さん。ビニール製の巨大なバッグに、そんなにたくさん詰めちゃって、奥さんの細腕で持ち歩けたのー?
うそー?そこ聞くー?持てるわけないじゃないー。成田空港までは、クロネコちゃんの宅急便ちゃんよー。
あらやだ!成田空港でその荷物をピックアップできるのー?
便利でしょー、クロネコちゃんの宅急便ちゃん。中年の配達員になると愛想もクソもないけれどねー。
クロネコヤマトでは、重いスーツケースや大きな手荷物を、全国の主要空港の提携カウンターまで運んでくれます。
本来なら2日前までに電話をしなければならないのですが、スーツケースとスポーツバッグと共に、こんなに重い100円バッグを持ち歩くことは不可能だと、愚かなカプ雄が気付いたのは、依頼をしたい前日でした。申し込みの締め切り時間は過ぎていましたが、電話でどうしてもお願いしたいと言うと、その翌日の午前中、荷物を集荷に来てくれました。(配達員が若干キレ気味の喧嘩腰)
送り先の住所欄には「成田空港第2ターミナル」と書き、その下に航空会社・便名・搭乗時間など、フライト情報を記載します。その翌朝、成田空港第2ターミナルで、無事に荷物をピップアップすることができました。
※宅急便運賃の他に、荷物1個につき648円の空港手数料が加算されます。
区役所での海外転居届の手続きも、予想をはるかに超える簡単さで、やや拍子抜けしました。
外国人が多い新宿区という土地柄も関係しているのかもしれませんが、窓口の方が海外転居に慣れており「海外の住所が、まだ決まっていないのですが…」の「ですが…」部分を言い終える前に「国名だけで大丈夫です」と前のめり気味に即答され、現住所の欄に新宿の住所を、そして新住所の欄にカタカナ2文字で「タイ」と書き、あっけなく終了。
私一人が新宿から出て行ったところで、誰も気にしないことを悟った瞬間でもありました。
住民税の支払いが終わっていない人は、納税代理人を立てなくてはならないなど、厄介なことになりそうなので、出国前に払える人は一括で払っておいた方が良さそうです。私も数日前に泣く泣く一括で払いました。
日本に住所を残さないので、国民健康保険に加入する(継続する)ことはできませんが、国民年金は任意で継続することができます。
もう一つ、忘れがちなのが運転免許証。
私もそうですが、特にペーパードライバーは、日頃から運転免許証は本人確認の道具としか使っていないので、あってもなくても良さそうなものですが、住所のあるうちに更新しておいた方が、帰国後に住所変更だけで済むのでラクだと思います。
更新のお知らせが来る前でも、パスポートを持って行き事情を話せば「更新期間中に来られない」と認められ、事前の更新ができます。しかし、免許証の有効期間が短くなるので、一時帰国の際に更新をする方も多いようです。
詳しくは警視庁のサイトでご確認下さい!
こうして晴れて非国民となった私は、7月某日・午前9時15分発のエアアジア(荷物や座席指定の料金も含めて16,300円という超破格値)で、日本を巣立ちました。
それでは本日はここまで!
ワイ ジャー カン!
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