【タイ移住142日目~タイ移住148日目】ラオスからタイ

サワディーカップ。バンコク在住のカプ雄です。
本日も内容薄め、文字数多めで振り返ります。
ほぼラオスの旅行記なので、最後まで読んでも収穫なんてありません。ま、実りがないのは、いつものことですけどね。
タイ移住142日目。
この日のカプ雄は、ビザの関係でラオスのビエンチャン(通称ビエ)にいました。起床は朝7時。勝手に目が覚めるほど前日は早寝をしてしまい、暇と健康は表裏一体だと実感しました。宿泊していたホテルには朝の餌が付いており、どうせトーストとフルーツぐらいだろ…なんて思っていたら、なんだかんだあるビュッフェでIt’s a 嬉しい誤算。朝っぱらからメインをチャーハンにして、野菜もモリモリ食べました。本当はおかわりをしたかったけれど、この後、繁華街まで歩いてみる予定だったので「もし街のトイレが汚かったら」と、不潔なトイレで用を足せない弱虫な自分が顔をのぞかせ、腹八分目で終了です。
餌の後はホテルから近いカフェまでゴーゴヘブン!
マンゴーチーズケーキとアイスコーヒーで32,000キープ(約480円)でした。チャーハンをおかわりしなかったのに、こうしてケーキを食ってしまう可愛さが私には備わっています♥
このカフェに来た最大の理由はwifiの利用。ホテルとは違ってすこぶる快適で、なんならバンコクの自宅よりもサクサクと動き、超超超超イイ感じです。
店を出た後はTHE☆徘徊タイム。
右も左も分かぬまま直感と青空だけを頼りに30分ほど歩くと、ラオスで最も大きいと言われている市場・タラートサオへ到着しました。衣類や食料品や日用品など何でも揃っていましたが、特に何かを買いに来たわけでもなく、何よりトイレへ行きたくなり、華麗なまでに全スルー。いつだって頻尿は厄介です。窓から外の景色を眺めたくても乗り物は通路側、一番後ろの中央で鑑賞したくても映画館ではトイレに行きやすい前方ドア付近、マッサージの最中だって尿意で中座、大学の授業は90分だったので最後まで持ちませんでした。
尿意を我慢しながら人の通りへ流れて歩くと、数分で大きなバスターミナルに出ました。
うほほーい!ここならトイレがあるけんねー!!
トイレは1回2,000キープ(約31円)。投げるように払って中へ入ると、くせー・きたねー・しょーもねーの三拍子揃ったお粗末な空間でした。排尿だからいいけどさー、大便だったらどうすんのさー。金を取るならもうちょっと掃除なさいよー。
2,000キープも払ったんだし、一滴残らず出し尽くしてやろうと、大事なチクワをブンブンと振り回しながら下腹部を何度も強く押し、空っぽになったことを確認して、再び目的のない散策を続けます。
タイでもお馴染みのフードリパブリック(フードコート)や綺麗なシネマも入っており、正直、意外。思っていたよりも栄えているんだね、ビエ。でも、開店時間が朝8時からってハリキリ過ぎだよ、ビエ。
しばらく涼んでから、また歩きます。おほーぉ!凱旋門!!(パトゥーサイ)
上まで登ることもできるようですが、登らないのがカプ雄の流儀。外観だけで踵を返します。途中でこんな看板を見つけたのでスマホで撮影し、これを頼りに歩きます。
オシャレなカフェやレストラン、ベーカリーが並んでいるセーターティラート通りへ出たので、おコーフィーでも嗜もうかと思ったのですが、もう少し歩けばメコン川だったので頑張りました。
こんな写真じゃ分からないでしょうが、壮大de優雅です。ありきたりな表現ですが、ここだけ時間が止まっているかのような空間。
しかし、次の瞬間、小さな竜巻が私のすぐ後ろで発生し、時間が止まっていないことを恐怖心とともに痛感することになります。木の葉やゴミを巻き上げながら私の元から離れていく竜巻をメコン川沿いでぼんやりと眺めていたら、どんなミラクルが起きたのか、今度は私の足元を中心として小さな竜巻が発生しました。
まるで神になったような気分です。
しかし神は一瞬でゴミまみれになり、ブーーーッと鼻や口に入った埃を吐き出し、さっさとこの場を離れることにしました。よくよく考えればメコン川に何のゆかりも思い入れもありません。写真を見せられて「これは北上川ですか?」と聞かれても「そうです。これは北上川です」と答える自信さえあります。
そろそろ帰りましょ。
スマホで撮影した看板を頼りにホテルの方向へ歩いたつもりが、どこで道を間違えたのか、どんなに歩いても地図には表示されていない道路に出てしまいます。迷子というより痴呆老人のアブナイ徘徊です。それでもなお歩き続けていると、ひと組の老夫婦が声を掛けて来ました。
「Can you speak lao?」
私のどこにラオス語を話せる要素があったのか逆に教えてたもれ。
「NoNo,何?」
つーか今、道に迷ってイライラしてんだけど!!!!
どうやら得体の知れない金ピカの建物を背景に写真を撮って欲しいとのこと。それならお安い御用です。
建物の前に並ぶ二人をレンズに収めてみましたが、どうしても建物のてっぺんが見切れてしまい、腑に落ちません。
「ちょっと待って。ワンモア」
動こうとする二人を制止し、建物の全貌と二人の表情が見える角度を探ります。これは寝転がって斜め下から撮るしかなさそうです。私が地面に横たわると、老夫婦は驚き「No,No」と言いながら私に起き上がるようにジェスチャーで指示を出しました。シャラップ!!だまらっしゃい!!こういうことは、ちゃんとしたい主義です。例えあなたたちが適当で良くても、私が気持ち悪いのです。
「ストップ、動くなよ」
途中からは日本語で命令をし、ようやく記念に残る一枚が完成しました。撮り終わった写真を見せると、二人はとても喜んでくれ、両手で握手をしながらこう言いました。
「ありがとう!今度はソロショットを。まずはワイフから」
なに?あんだって?調子こいたか、このヤロー。ワイフ一匹の写真ならテメーが撮ればいいだろーが!!
「もっと右。あ、行き過ぎ、行き過ぎだってば!!レフトーーー!!!」
優しさとヤケクソが交差する感情は、穏やかであるはずの私の口調を荒くさせます。
「センキューベリマッチ!!」
交互に私と握手をした後、二人だけで何やら言葉を交わしていたので、「あら、金ならいいのよ。どうしてもって言うなら貰うけど」と思った矢先、照れくさそうな表情で私へ放った言葉がコレでした。
「謝謝」
ゴ━━━━(# ゚Д゚)━━━━ルァ!! 腰骨折るぞ ワレエヽ(`Д´)ノエエエエエ!!!
でも、私は受け入れます。ラオス人に見えようと中国人に見えようと、私は神なのだから。
何度も手を振り合うことで、ちょっとだけ元気になった神は、またも歩き始めます。ところが約20分後、現在地がホテルから果てしなく離れた場所だと判明しました。そりゃね、あさっての方向へ1時間以上も歩いていたら、遠くもなるさ。思えば遠くへ来たもんだ。すったもんだがありました。
スマホの充電もなくなりそうなので、仕方なくトゥクトゥクを拾い、ホテルの方へ向かってもらいました。
「あ、ここでストップ。謝謝」
ホテルへ到着する前に夕飯を買っておきたかったので、途中で降ろしてもらい、MOM’S KOREAN FOODと書かれた店に入ります。この店は韓国の食品を扱っており、大好きなキンパも売っていたので、夕飯はコレにします。15,000キープ(約233円)でレシートもハングルです。
ビエには韓国の店が非常に多く、私が宿泊しているホテルの前も韓国料理屋でした。
そこそこ美味しいキンパを食べて、この日は終了。6時間以上も歩き回ったので、グッタリ眠りに就くかと思いきや、夜12時近くに韓国人団体客がホテルへ戻って来たようで、想像を絶するほど廊下が騒がしくなりました。
つーかさ、どうして部屋でおとなしくしていられないの?
え? 12時を過ぎたら魔法が解けて整形前の顔に戻っちゃうですって?それなら仕方ありません。かぼちゃの馬車みたいな顔に戻るまで、最後の時間を楽しみなさい、チョンデレラ。
タイ移住143日目。
ホテル近くのカフェでゆっくりしながら仕事に勤しんだ日です。
「仕事のことは気にせずゆっくり楽しんで来て下さい」
前々日に、ホテルのWifiがあまり使えないことを上司に伝えると、こんな優しい言葉を返してもらえましたが、捉え方によっては事実上の戦力外通告です。それではまずいのです。先立つものがなければ世知辛い世の中で生きてはいけません。さほど急ぎではない仕事を黙々と行いました。
夜風に当たろうと深夜0時、ホテル前のベンチに座っていると、スコットランドから来ている若い男性に声を掛けられました。
どこから来たの?タイのビザ関係?ラオスは初めて?
そんな挨拶程度の会話だったのに、どういうわけだか気付けば1時間も英会話。ちょっとした拷問です。何度も席を立とうとしましたが、彼は日本に対する質問を矢継ぎ早に続け、その全てに答えました。最も関心を寄せていたのは、ラブホテルについてでした。
一般のホテルより安いって本当?どうして安いの?写真で部屋を選べるの?フロントと会わないなんて大丈夫?アメニティはあるの?
「あるよ。アメニティにコンドームもある」
そう教えると、彼は腹を抱えて笑っていました。何が面白いのか心底不明です。
「ラオスって韓国の店や韓国人が多いよね」
私の何気ない言葉にスコットランド人は声を潜めて言いました。
「南朝鮮の人じゃないよ。北朝鮮の人だよ」
「えー、違うよ。たぶん北朝鮮の人は気軽に海外旅行へ行けないと思う」
私が反論をすると彼は、さらに声を小さくして言います。
「本当なんだ。ここにいる人たちは北朝鮮の人なんだ」
とは言え、その辺で喋っているアニョたちに「北?南?」と聞くわけにもいかず、真相は分かりませんが、私にとってはどうでも良い情報です。そんなことよりタイの床屋で散髪をした現在の私のヘアスタイルが、金正恩になっていることを指摘されてしまうのでないか?とヒヤヒヤしました。出来上がりが正恩になった時の気持ちを皆さんも想像して下さい。涙出るだろ…。
タイ移住144日目。
ビエからバンコクへ帰る日です。
フライト時間のちょうど2時間前に空港へ到着しましたが、カウンターは空いておらず、前に並んでいる人も、たった1人でした。随分ゆったりですこと。ちなみにバンコクエアウェイズを利用すると専用のラウンジが使えます。あまり期待せずに入ってみると・・・しぇしぇしぇのしぇー!!食べ物が豊富でございました。正恩、うれピー!!
ドーナツ、ケーキ、ブラウニー、シュークリームなどメスに媚売るスイーツ群だけではなく、ピザ、サンドイッチ、ちまき、さらには果物まで用意されており、ドリンクだってフルーツジュースだけで6種類、その他に珈琲、紅茶、炭酸水などもありました。
たった今、ホテルで朝食を食べて来たばかりだからペコリッチじゃないの、ごめんなさいねー。
名残惜しそうにスイーツたちへ頭を下げましたが、気付けば皿はドーナツの山。すぐに機内食も提供されるのに、こういう場面で卑しさを露呈してしまいます。
1時間以上遅れて出発をした飛行機が、無事にバンコクのスワンナプーム空港へ到着したのは14時頃でした。
この日は今年の10月1日から運行が開始されたA3のバスで帰ります。利用させる気がないとしか思えないほど、分かりにくい場所に停まっていたバスに乗り込み、運賃徴収のお姉ちゃんに30バーツ(約105円)をお支払い。
※たまたま道路に停車していたので見つけられましたが、バス停らしきものがなかったので、バスが停車していなかったら分からないと思います。
ご覧の通り、バス内はガラガラ。それもそのはず。乗っていたのは運転手と運賃徴収ガールと私の3人だけで、まるで太川と蛭子とマドンナのバス旅番組みたいでした。この路線、すぐ廃止になるだろうな…。
リエントリーを取得せずに空路で出国をしたので、7月に入国した際の学生ビザは自動でキャンセルになりました。また、今回はビザなしでタイへ入国したため、30日以内に第三国へ出国をしなければなりません。
その時が来たら、カンボジアへ行って参ります。
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コメント
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SOl雄 2015.12.17 21:11:34 ID:AzNTM2NTk
金さま
ご返信ありがとうございます。
あいのりご存知でした?(^.^)
あの番組、東南アジアをぐるぐるとまわるのでそれが楽しみで観てました!(頭おかしいのかな…(笑))カンボジアいいですね~
なんか色々なものが響きそうです。心に。
楽しんで来て下さいね~SOl雄
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イープン花子 2015.12.18 14:08:49 ID:c3MTU1NDk
こんにちは(」・ω・)
何をコメント書こうか迷うくらいに私のツボにハマっています(笑)が、上手くまとめる力を花子は持ち合わせていないので思い付いたまま書き進めます!お手洗い事情よーーくわかります!
日本の都市やショッピングモールなどはめちゃくちゃ綺麗なお手洗いが多いですよね。叔母がウクライナの人で先日あった時に、ドライブインでトイレの撮影して日本のお手洗いの綺麗さを国のお友達にLINEしていました( ´,_ゝ`)プッ
でも田舎とか大阪でも路線によってはまだまだ汚いお手洗いがあります←大阪は近○…ここは電車内も誰か失禁したの?ってくらいにアンモニア臭がする時があります☆ヽ(o_ _)oバタッだからよく知らない場所に出かける際はとてもお手洗いに不安を感じるので小食になる私です。
トイレ…汚い所でも用を足せる者が社会を征するんでしょうかね(笑)あーーーもっと精神的に図太い(衛生面)人になりたい!!
人の飲みかけのジュースも飲める様に、食べかけの食品も食べられる様に!!まだまだ私には修行が必要なようです(笑)
きっと日記をいつも読ませていただいている感じでは、多分タイには住めない自信がありません( ´罒`*)✧”ビザの関係でいろいろと出国したり面倒なのですね
でもこれも旅行なんだ〜って割り切ってたのしんでください
金正恩さま
お久しぶりです(-。-)y-~
SOl雄です。
ラオス楽しそうですね~
SOl雄はゴールドコーストでたまたまバスが一緒になった
ラオス人としか話したことないですけど、
以前にあいのりでラオスの街を見たことがあります。
(昔、夜11時過ぎにやってた番組です(笑))
ラオスどうでした??
楽しめましたか?
次に行かれるカンボジアも楽しみですね!!
SOl雄