【タイ移住205日目~タイ移住211日目】タイの観光ビザ
サワディーカップ。
バンコク在住のサワディーカプ雄です。
今日は【タイ移住205日目~211日目】のことを振り返りますが、ラオスでの観光ビザ申請のことを1回でまとめたいので、1日前の204日目からを書きたいと思います。ええ、分かってますとも。どうぞ、ご勝手にって思っていることでしょう。それでは、遠い記憶を蘇らせるザマス。
<タイ移住204日目>
今回もスワンナプーム空港からラオスのビエンチャン空港まで、バンコクエアウェイズを利用します。
バンコクエアウェイズのカウンターには長蛇の列が作られており、預ける荷物がない私は、それを横目に自動チェックイン機でラクラクのチェックイン!の、はずでした。
無事に機械でチェックインは済ませたものの、肝心のチケットが発券されません。
近くにいたバンコクエアウェイズの係員を呼び、事情を説明すると「それを係員に伝えて」の一言。
だから今あんたに伝えているじゃん。
どこに行けばいいの?と問うと、その係員は長蛇の列の最後尾を指して言いました。
「あの列に並んで順番になったら言って」
アホか!!何のための自動チェックインだよ。手荷物だってないのに、これじゃ自動チェックインをしただけ二度手間になるじゃねーか。
往生際の悪い私は、どうしても並びたくなかったので、列を誘導している係員に「チェックインは機械で済ませたけれどチケットが出てこない」と同様の旨を伝えると、メモ用紙にその旨をタイ語で書き「あっちの係員にそれを伝えて」と、誰も並んでいないカウンターを指しました。
どうでもいいけどさ…、タイ語で書くヒマがあるなら連れてってくれた方が早いじゃん。
しかも、ちらっと自動チェックイン機の方を見ると、同じマシーンを普通に別の人も使っていて、同じようにトラブっていました。なんだろ、システムエラーの張り紙をするとか、使えないように電源を切るとか、誰かが使いそうになったら使えないって教えてあげるとか、そういう気の回し方ができないのかね…。できないんでしょうね…。そういう国です。ま、慣れましたけど。ちなみに飛行機は何の説明もないまま1時間半ほど遅れて、バンコクを出発しました。
この日、タイは朝から肌寒かったのですが、ラオスのビエンチャンはもっと寒く、気温は12度。冷たい風が身体を芯から冷やします。
「ビザの申請は明日だし、今日はハーバルサウナに行ってやるんだから」
ビエンチャンには生のハーブを大量に蒸したサウナがあり、『しばらく身体から薬草の匂いが抜けないほど強烈だけど結構クセになる』と評判で、これだけを楽しみにして来ました。
ネットや本で調べたところ「無休」と書いてあったのに、この日に限って「1Day close」の貼り紙。
嘘だろ・・。ハーバルサウナしか楽しみがなかったのに・・。しかも、こんな気候こそサウナ日和なのに・・。
さらに、この日は夕方からずっと雨でした。スコール的な感じではなく、梅雨っぽく、しとしとと降り続く雨です。
乾季って何さ。本当、ここ最近はバンコクも雨続きだし、雨季・乾季で分けることをやめてもらいたいと心から思います。期待をするだけ萎える反動が大きいのです。
例年の平均は29度なのに、たった12度の寒さに震えながら、サウナには入れず、雨で出掛けられず、暖房機能のないエアコンからは冷たい風しか吹かず、イライラが募った初日でした。
ちなみに、微笑みの国と称されるタイに7ヶ月ほど住んで思ったのは、タイ人は得を感じた時しか微笑まない人が多く、基本的には無愛想です。たとえ、その笑みが偽りでも、よっぽど日本人の方が微笑むと思います。
そして、ラオスのビエンチャンは無愛想とは少し違って、まったく覇気がありません。生気を感じないと言うか、ロボットみたいと言うか、例えば飲食店で、皿を乱暴に置いたりすることはない一方で、何を頼んでも分かったのか分かっていないのか、それさえも分からないような薄いリアクションをされることが多く、宿泊したホテルのスタッフも、もしかして死んでる?と何度も顔を覗き込むほど、そこに魂はありませんでした。だからと言って、面倒くさそうな顔をしたり、投げやりな態度を取るわけではないので、嫌な気持ちにはなるわけではなく、ただただ心配になります。
<タイ移住205日目>
前日からビエンチャンのホテルに宿泊しており、ざっとこんな感じです。
◆引っ張れば今にも抜けそうなドアノブ(許す)
◇なかなか開閉できない鍵(許す)
◆外れたシャワールームの扉(許す)
◇鍵が回らず抜けない金庫(許す)
◆繋がらないネット(許せん!!!)
フロントは昨夜と別の人でしたが、誰であろうと遺体のように喋らず、朝食会場もまるで通夜。こんな時、中国人の客でもいてくれたら賑やかなのに。張り詰めた空気の中、お焼香のごとくクロワッサンを頬張ります。
う、うめえ。予想に反して最上級の旨さ!!
調べたところ、このホテルはクロワッサン専門のベーカリーも経営しており、パリッパリのクロワッサンに気分が上々です。とにかくビエンチャンはフランスの名残が色濃く残っているため、やたらとパンが美味しく、至る所に上質のベーカリーカフェがあります。こういうの、バンコクには少ないんだよね…。
朝食後はタイ領事館まで観光ビザの申請へ。あいにくの雨。おかげでガラガラ。
本来は8時半から申請が始まりますが、10分遅れの8時40分に始まり、8時45分には終わりました。ステキ!!
ビザの受け取りは翌日の午後です。
予想外に早く終わってしまったので、街を徘徊。
どこの店のスタッフにも覇気が感じられず、東南アジアにありがちな、ちょっと寄ろうものなら、しつこくつきまとう気配すらありません。皆、お仏さんになったかのように黙って椅子に腰掛けたまま立ち上がろうともしません。ラクっちゃラクですが、やっぱり心配です。腕とか掴んで、買え!買え!騒いでいいよ…。
カフェでシナモンロールとコーヒーを嗜み、それでも時間が余ったので、その足で日本食のレストランへ。
このレストランが大失敗!!どうすればこんなに…って泣きたくなるほどの味でした。ラオス人が見よう見まねでやっているのかしら?と疑ったものの、経営しているのは生粋の日本人。お客を放置してまで、やたら凝ったメニュー表を作成していました。肝心の調理の方を頑張れよ!!ラオスで食べた物の中で最もマズかったのが、日本人経営の日本食とは皮肉です。
その後は満を持して、前日クローズしていたハーバルサウナへGO☆
しかし、またしても非情の貼り紙。どうしても諦めきれず、門の鍵を開けて中に入ると、子供が一人でテレビを観ていました。勝手に窓まで開けて話しかけてみると、くるりと首をコチラに向けるも、その表情は目を見開いた亡骸状態。うんともすんともギャーとも言わず、顔色一つ変えません。
なんだろうね、みんな人形?
もしかして、ここは幻の世界なのかもね…。
それでもしつこく呼び続けていると、中から大人が出て来て「トゥデイ、クローズ」の一言。それは分かっています。分かっていての訪問です。
明日は?と聞くと「アイドンノー」とポツリ。え?あんた、家の人じゃないの?誰?泥棒?
泥棒でも気にしないんだろうね、どうせ子供も黙って見ているだけでしょ。
こうなりゃ意地です。ネットで調べるとビエンチャンの繁華街から少し遠くにも、ハーバルサウナがあるようなので、そこまでトゥクトゥクで行くことにしました。
やったね、開いてる!なんかコキタナイけど、レッツトライ!
サウナの中は様々な薬草の香りが充満し、さらに寒さや雨を忘れさせてくれるくらい快適な温度に保たれていました。しかし、いかんせん衛生的とは言い難く、どんなに芯から身体が温まろうと、心がひどく冷え込んで行きます。
なんていうか、シャワールームもトイレみたいだし(しかも蚊が30匹くらい飛んでたし)、トイレの床は茶色い水でビチョビチョだし、ハーバルサウナでは有名な場所らしいですが、ソレとコレとは話が別です。
ただ、実際に行ったことのある京助さんが「びっくりするくらいスベスベになるよ。なってもしゃあないけど」と言っていたように、びっくりするくらいスベスベになりました。なってもしゃあないけど。
夕飯は、ナンプコーヒーでカオピャックセン。
前日も同じ店で同じものを食べましたが、これは本当に美味!!
食べ終わってすぐにまた食べたくなる味で、日本人の舌にも合うと思います。麺料理ですが、私は2日連続で麺がなくなった後にライスを注文し、残った汁にライスをぶっこみ、一滴たりとも余すことなく胃袋に収めました。そのくらい美味しくて、またビエンチャンに行く機会があったら、必ずココでコレを食べます。
<タイ移住206日目>
この日は午後からビエンチャンのタイ領事館で、ビザの受け取りをしました。
前日、まるで流れ作業のように書類を受け取り「本当にチェックしているのだろうか?」と不安さえ感じていましたが、受け取り開始時間の13時半きっかりに行くと、すぐにビザを渡されました。
観光ビザシングル(1,000バーツ)を無事に取得できたので、2ヶ月間はタイに滞在することができます。2ヶ月が経過すると、1度だけ1ヶ月の滞在期間延長が認められますが、その後は再び出国して何らかのビザを取得しなければなりません。
面倒くせー、本当に面倒くせー。
例えば、日本への帰国ついでに東京で観光ビザを取得することも可能ですが、日本のタイ大使館とラオス(ビエンチャン)のタイ領事館では、同じ観光ビザを取得するのに、提出する書類が異なります。
ビエンチャンのタイ領事館で観光ビザを取得する場合に必要となる書類は、申請書(写真2枚)とパスポートのコピー(顔写真ページ1枚、ラオス入国印ページ2枚)だけですが、東京のタイ大使館の場合は、申請書(写真1枚)の他に航空券のコピー、経歴書、身元保証書、銀行残高証明書原本、詳細な行程表もしくはタイへの渡航の目的を説明した文章、職業を証明する書類、宿泊先についての書類が必要となります。
同じビザを発給するのに、なんで東京で申請すると、こんなに書類が多いんだよ!!
だったらラオスで申請する方が圧倒的にラクです。
その夜、3日目にしてようやく、ビエンチャンの街中にあるハーバルサウナに入ることができました。
受付にいたのは、前日の泥棒。おめーよ、昨日「アイドンノー」なんて言ってたくせによーー。外は未だ極寒なのに、「今日はサウナを1つしか温めていないから、男女共有で使ってね」と言われ、サウナに入りきれない男と女が布を巻いただけの半裸状態で震えながら待ち、ようやくサウナに入れたと思ったら、ぎゅうぎゅう詰めで他人の腕と自分の腕が密着…。はあ~ダメだ、他人の汗なんて、最もダメな汁物ザマス…。
そういや、この日、外でブルブル震えていると、1組の日本人男女がやってきました。推定45歳と思われる男性と推定70歳前後の女性で、会話から察するに親子でした。
親孝行なんて立派なこと…と思ったのも束の間で、推定45の男が推定70の女を大声で「ママ~!」と呼び、ママもママで、その場にいたラオス人たちが振り返るほど大きな声で文句ばかりを繰り返します。
ママ「ハッカ(ミントのこと)の匂いがするじゃないか!身体を温めたくて来たのにハッカじゃ逆に冷えちゃうだろ!とんだ笑い話だよ!日本に帰ったら話さなくちゃ!そうだ、忘れないように紙に書いておくよ」
続けてママ「ハッカだよ、ハッカ。ハッカの匂いがするじゃないか!身体を温めたくて来たのにハッカじゃ逆に冷えちゃうだろ!とんだ笑い話だよ!日本に帰ったら話さなくちゃ!そうだ、忘れないように紙に書いておくよ」
あらやだ、デジャブ?
そして御子息「ママー、パンツ穿いてる?」
ママ「穿いてないよ。サウナの中でパンツなんて穿くもんじゃないだろ。やっぱりハッカの匂いがするじゃないか!」
御子息「ママ、パンツ穿きなよ。パンツ穿いたら見えないから、足を広げても平気だよー」
……見ねぇよ!!誰ひとり見ねぇよ!!
申し訳なくてじゃなくて自分を守るために目、逸らすっつーの。何が悲しくて婆さんの陰部を…。
ママ「マサヒロ、やっぱりハッカの匂いがする!身体を温めたくて来たのにハッカじゃ逆に冷えちゃうだろ!とんだ笑い話だよ!」
ババアもババアでしつけーな、何回言うんだよ!!
そもそもラオスは南国なので、ハーバルサウナで汗を流しても、最後にサッパリするようになってんの!!
おめえがお笑い草だっつーの。
聞いているコチラが嫌な気分になるほど、その言い方は刺々しくて攻撃的で、スキさえあれば殺してやろうかと思いました♥
わざわざアタイの手を汚さなくても、時間の問題だろうけどね、マサヒロ。
<タイ移住207日目>
ラオスからタイへ戻る日になって、ようやく空が晴れ渡りました。
せっかくのビエンチャンだったのに、雨だし寒いし、あまり出掛けられず心残りではありますが、どのみち近いうちにビザを取得するために、また来なくてはならないので、おとなしく戻ることにしました。
到着したスワンナプーム空港は、またもや大混雑で入国審査を済ませるまでに1時間は掛かりました。
ラオスが10分で入国できたので(ちなみにラオスでの出国手続きは待ち時間を入れても1分)、余計にイライラします。でも、そのイライラが、なんとなくタイに帰って来たような気分にもなりました。
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香西かおり「無言坂」のメロディーで歌って下さい。
帰りたい 帰れない ここはメコン川
帰りたい 帰れない ひとりメコン川
こんばんは
笑わせていただきました(* ̄m ̄)プッ
もう7ヶ月まだ7ヶ月なのか?凄いです。
私は昨日の香港マカオの3泊4日の旅行から帰ってきましたがやはり日本が1番いい所だと思いました。
旅行で行くのはいいですけど住むのは私は無理だと本当に思うのでカプ雄さんをはじめ移住や転勤の方々…尊敬します。
微笑みの国も損得勘定の微笑みなのですね(笑)
日本には愛想笑いがありますよね。タイの人って常に愛想笑いをしてる位に微笑んでいるのかと思っていました!違うんだ(´・ω・`)
カプ雄さんも今年始まってまだ1ヶ月半なのに…不運に見舞われましたね。サウナ…無休なのに休みとは!
母が前にマカオでシルク・ドゥ・ソレイユの誰かが監修?の水のショーが良かったので、そのショーを観ようと思って旅行会社にチケットを取ってもらいに行ったところ翌日電話があり、たまたま私たちが滞在する2日間!!公演がお休みとのことΣ(|||▽||| )ついてない…
本当に嘘のような本当の話なのです。「なんでえーー!うそややーーん!」って思わず母に叫びましたから〜(笑)
ホントに珍しいくらいタイミングが悪い私です(´・ω・`)
クロワッサン大好き!食パンの次に(笑)
美味しそうです。食べ物の当たり外れは辛いですよね!
香港はグルメって聞いていましたが、本当に全て美味しかったです。道端のカフェのコーヒーがまた美味しいんです。綺麗だし!ま、オーナーはChineseじゃないお店ばかり行った気がするんですが(笑)
本当に日本って改めてすごく良い国なんだと思いました。
カプ雄さん、これからもタイ人とラオス人と戦ってください(笑)