【タイ移住352日目~タイ移住358日目】タイの和幸

何もできない人ほどプライドが高い。
これは私の持論ですが、だいたいにおいて私は正しいので合っています。まずは、ご一読下さい。
一つの事柄でも秀でた人は、できる感覚を知っているから、できないことや劣っていることを素直に受け入れる潔さがありますが、何もできない人は、できる感覚を知らないから、自分の不出来を客観的に分析できません。その結果、全ての面で人並みか、あるいは人並み以上だと思い込み、謙遜ぶったりするわりに、他人の注意やアドバイスに向き合わず、何もできない自分の感性や力量を正当化します。
だから、誰からも正しい評価を受けられないと嘆くだけで、それが真っ当な評価だと気付かず、自己評価と他人への不満だけが高まります。周りが自分の努力を理解してくれないのではなく、自分が自分自身の能力を理解していないのです。
恋人や友人など周囲の人間や、職場環境あるいは報酬、その全てを自分にとって都合の良い理想的な条件が揃っているか?だけで判断し、それに合致しない場合に、他人を見下し、時に蔑み、その言動や思考が浅はかだと考える視野も持たず、自分が他人から見下され、蔑まれているとは思ってもいません。
何もできない人ほど、勘違いをし、自分を高く見積もり、生き方を誤ります。
同時に、誰も手を差し伸べなくなり、それを周囲のせいにします。何も得ていない人には、それなりの原因があるものです。
アタクシ?
アタクシは、病院や整骨院で「体のチカラを抜いて下さい」って言われた瞬間に、遺体みたくなれます。それこそが秀でた才能ですが、いつもソファで仮死している私にとっちゃ楽勝です。口を開けて横になっていることも多いので、歯医者で親知らずを抜かれる時も、あんぐりと口を開け、だらんと体のチカラを抜いたら、先生に「う、うまいね…」と驚かれました。
サワディーカップ。
タイ移住中のサワディーカプ雄です。今日もエラソーに、小沢一郎先生ばりの演説で始めてみました。分かってるって!そういうのは余計だから、さっさとタイ生活を書けって言うんでしょ。では、早速。
<タイ移住352日目>
先週のブログでも書いたのですが、私は来月から語学スクールに通う予定です。
その学校から電話があり「前の学校からギャランティーペーパーを貰って欲しい」と言われました。
そもそも電話が英語で掛かって来るって言う異国感。
サイトが日本語でも、担当者が日本語を話さないのでは意味がないような気もします。
「ギャランティーペーパーって何?」
まずは、そこから英語で尋ねますが、もちろん返答は英語で、しかもやたらと早口…。何、この女。
オラのカタカナ英語さ、東北弁が混じってんだがら、英語ができねぇごどぐれー、分がるべや!!
「なんだべ、とりあえず前の学校さ、聞いでみっからよお」
昨年まで通っていた学校に電話をすると、日本人スタッフが対応してくれました。私が通っていた頃とは違う人のようです。しかし、やはりギャランティーペーパーについては知らない模様。困惑されるだけで、全く解決の糸口が見つかりません。再び、学校へ電話をしてギャランティーペーパーについて、もう一度、確認をします。
「レシート?ノー!メニーメニーストーリー」
私が聞き取れたのは、これだけで、肝心のメニーメニーストーリーの中身が理解できません。
「もう一回、説明して」
これを3度ほど繰り返したところで、スタッフも面倒になったのでしょう。
「前の学校って、○○よね?直接、電話をするわ」と半ば呆れるように言い、電話を切られました。
そーね、そーね。理解できない人間を挟むと、話ってこじれるのよねー。
日本に住んでいた時も、ドコモ光を使う時にドコモは「お客様のマンションはドコモ光が使えます」と言い、マンションの管理会社は「光は使えますが、ドコモ光は使えません」と言い、再びドコモへ言うと「使えます」と断言され、管理会社へ伝えると「だから使えません」と断言され、そもそも光って言われても、ピカッと光るアレ以外、想像できない私が間に入っていること自体、話をややこしくしていそうだったので、直接やり取りをしてもらいました。
この数日後、学校から「前の学校がギャランティーペーパーの用意が出来たそうよ。それを受け取って、学校へ提出して欲しい」と連絡があり、久しぶりに前の学校まで出向き、書類を受け取り、来月から通う学校へ提出したところ、封筒の中身すら確認せずに「センキュー。バーイ!」と言われました。
頼むから、中身くらい確認してくれよ…。また、あれがない、これがない、とか言われると困るんだけど…。
全員ではないのですが、タイ人の多くは、このように後のことまで考えません。未熟な人たちが大人であることを意識しながら振る舞うことで成立しているのが今の日本社会なら、未熟上等・振る舞いなんて関係ネー!みたいな働きぶりをするのがタイの社会だと思います。だから色々な場面で、二度手間になることが多いんです。
「中身を確認して」
心配性の私が、そう催促すると、チラッとだけ封筒の中を見て、紙に書いている文字さえ読まずに「オッケー、センキュー、バーイ!」とまたも笑顔で言われました。
マジかよ…。
<タイ移住353日目>
この日はランチで「とんかつ和幸」に行きました。
日本に住んでいた時から、和幸は好きで頻繁に行っていたのですが、タイに来てからは初めてです。
向かっている途中から、楽しみのあまりテンションが上がって、バスの中だろうと「ポイポイポイポ ポイポイポ ピー」と繰り返していました。ちょっと、あぶねぇイープンです。

店内は日本の和幸と似ていて、テーブルセットもタイ語での説明を除けば、ほぼ同じです。しかも、ここの店員はカタコトですが、日本語で接客をしてくれます。

こんなの、ウマイに決まってろう!!
一口ヒレカツが2個、右はカニクリームコロッケです。
キャベツも新鮮で、とんかつも期待を裏切らない美味しさでしたが、どこか物足りなく感じたのは、味噌汁がしじみではなく豚汁だったせいでしょうか。しじみをチマチマ食べるのが私の醍醐味ですから。
これで300バーツ(約900円。1バーツ3円計算)。
うーん、金銭感覚がタイに慣れちゃったんでしょうね。税金とサービス料が入ると351バーツ(約1,053円)の値段は、日本の和幸と変わりませんが、やや割高に感じてしまいました。
<タイ移住354日目>
10万円をバーツに両替しました。
みみっちい話で申し訳ないのですが、たった10万円の両替でも、私にはわりと大きな問題です。
レートって、ございますでしょ?それに関する話です。
タイに来た当初は狂いたくなるほどの円安バーツ高で、1万円が2,733バーツ、15万円を両替しても40,995バーツにしかなりませんでした。

ちょっと見にくいですけど、2015年7月11日に両替した時のレシートです。15万円が40,995バーツでした。
これを換算すると、1バーツあたり約3.66円になります。
それから、約1年が経ち、2016年6月24日。

1万円が3,410バーツで、10万円を両替すると34,100バーツになりました。換算すると1バーツあたり約2.93円です。
もう、でかいわー、この差。
今のレートだったら、15万円を両替すると51,150バーツになるってーのに。差額は10,155バーツで、今のレートで換算しても、約29,754円も差が開きます。
同じようにセコセコと、どうにもならないことを計算してみて、ため息三昧。
1年前に払った学校の授業料が、今のレートなら約19,600円も安く済ませられ、家賃を契約する時に支払った2ヶ月分のデポジットなんて、約27,010円も安くなります。
来たばかりの頃は色々と揃えるものも多く、それなりに出費も重なって、それが今なら、どんなに良かったか…。
なんで去年なんかに来たんだろ!!
愚痴っても仕方のないことですし、バーツでお給料をもらっている人にとっては、逆に日本へ一時帰国をするときに、円へ両替すると少なくなるので、これ以上バーツが安くなっても困るでしょうが、とにかくチョコチョコ変動しないで欲しいものです。英がEUを脱退したのが、なんなのさ!!なんか影響あるんなら、先に教えて!!切なる願いです。
<タイ移住355日目>
雨季の最中であるタイは、ちょっと曇って来たかな?と思った途端に、ザブザブと大粒の雨が降り出します。
この日も「さっきまで晴れてたじゃん」と不満の一つも口にしたくなるくらい、とち狂ったような雨でした。
外出中でしたが、表に出られるような雨脚ではなく、建物内にあるレストランで遅めのランチ。
あーあ、少し前に和幸で贅沢しちゃったから、しばらくは節約しようとしていたのにー。

最近、魚を食べていないなーと思ったので、迷わず選んだフィッシュバーガー。
こ、これは!!!!
たった一口で気分をどん底に付き落とすなんて・・・やるねぇ。
海水魚じゃなくて絶対に淡水魚。かなり泥臭く、食欲が失せました。許せん。
<タイ移住356日目>
バンコクにある私の部屋に入ったことがある人は、男女ともに1名。
他人に縄張りの空気をけがされることが嫌いな私にとって、この2名も決して自分から招き入れたわけではありません。
この日も、男の方が私の部屋を無断で訪れ、私だけの神聖なる空間を無遠慮に乱しました。
「なぜ、ウチに来た?」
私の不愉快な問いに彼は平然と答えます。
「近くまで来ていて、どうしても10分だけパソコンを借りたくて」
そのまま、椅子に座ってパソコンの操作をすること2時間。10分だけ、と言った最初の言葉はキレイさっぱり忘れた御様子。
何をしているのかなんて、微塵も興味はありませんが、通りすがりにチラッと画面を覗くと、どうやら仕事をしているようで、なんとなく気を遣ってコーヒーを淹れ、さらに尋ねました。
「ブラウニーあるけれど、食べる?」
そのブラウニーは決して美味しいとは言えず、金持ちの主婦が趣味で作るマズイ菓子にありがちな「身体に悪いものは一切使っていませんのー」みたいな味で、だからこそ分け与えたのです。
男は、うん食べる、と言った後に、こう付け加えました。
「これ食べるから、下のコンビニで、わさびのお菓子を買ってちょうだい」
私の耳がおかしくなったのでしょうか?
頭の中で復唱します。これ食べるから、わさびのお菓子を買ってちょうだい・・・?
なぜパソコンを占領され、コーヒーとケーキを与えたうえに、菓子まで買ってあげねばならないのか、謎です。
「終わった~」とパソコンから離れたかと思った途端、ブラウニーを一口食べ、そのままソファに寝転がりました。
「コーヒー飲み終わったんだよね?カップも下げずに横になって」
私の皮肉に、乾いた声であはは、と笑い、またも催促をします。
「なんか、しょっぱいものが食べたい。わさびのお菓子とかないの?」
やべえ、ぶん殴りてぇ。
タイでの1週間は、この週も大きな事故や事件に巻き込まれることなく、淡々と平穏無事に過ぎて行きました。翌週もそうであることを願うとともに、引っ越したら絶対に部屋番号は教えないと固く決心しています。
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