【タイ移住401日目~タイ移住407日目】タイの日本人

サワディーカップ。
タイ在住のサワディーカプ雄です。
ああだこうだ私ごときが他人のことを言うのは筋違いですし、そもそも物凄く限られた、ごく少数の日本人としか関わっていないくせに、こんな結論はどうかと思うのですが、なんとなくタイに住んでいる日本人は変わった人が多いような気がします。
タイに限らず、赴任や結婚など、特別な事情があるわけでもないのに、海外に住む選択をする時点で、ちょっと変わっているとは思うんですけどね。私もコレに該当しますので、決して批判をしているわけではありません。ただ、変わっているなあ…と思うことが多いだけで。
私の人生に関してだけ言えば、帰国子女とかも、文化の違いって言葉では片付けられないような人が多かったので、驚くことではないのですが。
タイに住む若い青年が私に言いました。
「タイのことは何でも聞いて下さい」
優しい子やろ、優しい子や思ってん、ワテも。
「ありがとう。もう、どのくらい住んでいるの?」
「2週間です!」
……………。でも、ほら、長さじゃないじゃん、こういうことって。青年、何度もタイを訪れているのかもしれないし。
「いやー、でも海外旅行もしたことがなかったので、初めはドキドキでしたよ」
また別の日、この若い青年が私に言いました。
「何の目的もなく、勢いだけで海外に出て来ちゃいました!」
ハタチやそこらでスゴイ子やろ、度胸があると思ってん、ワテ。
「そうなんだ、一人暮らしも初めて?」
「いえ、タイには両親と住んでいます」
……………。あのな、それ、出て来ちゃいました!じゃなくて、くっ付いて来ちゃいました!だろ。
でも、ほら、悪いことじゃないじゃん、親と暮らすって。その親、見たことないけれど。
「でも僕は、親に頼らず自立して生きているんで」
シャラップ、だまらっしゃい!!!
口先とハッタリだけでこの先も乗り越えられると思うなよ!!
青年、よく私に言います。
「タイって○○ですよね~」「タイって○○じゃないですか~」
どんなに見当違いのことを言っても私は否定も訂正もしません。納得も肯定もせず、基本的に流すことにしています。でもね、ワテ、優しいところもあるさかい、間違っちゃうと本当に困るだろうな~って時だけ「違うよ、○○だよ」って教えます。すると青年、決まって言います。
「そっちか~!!」
え?二択?いつから?
本日の、サワディーカプ雄のクソブログ、このような内容でお届けします。
タイに関する情報は、ほぼございませんので、あらかじめご了承下さい。
え?いつもだろって?
そっちか~!!
<タイ移住401日目>
この日からタイ語の学校が始まりました。
私にとっては、2校目の語学スクールです。授業は前の学校より圧倒的に分かりやすく、わりと楽しいのですが、私の性格に難があるため、どうしても他の生徒と馴染めません。ただ、それについて書き始めてしまうと、ちょっとしたエッセイみたいな長さになってしまうので、今回は触れないようにします。
思うのね、ワテ。前に「学校の授業は見学に行った方が良い」と書きましたが、そんなの物件の下見と一緒で、関わることになる隣人までは分からないって言うか、人によって考え方は違うでしょうけど、ある程度の時間を消費する空間の環境って大きいですよね。まあ、授業そのものが苦痛であるより小さな問題なので、今回は私が慣れるか諦めなければなりません。
触れないと断言しつつ、一つだけエピソードを書かせてもらうと、先生が「ご飯は好きですか?」って聞いた時、適当にさ、好きとか嫌いとか言えばいいじゃん。先生だって、どっちだって良いと思って聞いてんだからさ。でも、ある生徒は「ご飯って主食ですよね。主食に対して、好きとか嫌いってありますか?その定義を教えて下さい」とか言うんだよね。この人、なぎら健壱の若い頃に似てるんだけど、ちなみに嫌いなクラスメイトランキング第3位で、もっと嫌いな生徒が2人います。
初日の授業が終わると、受付のスタッフが言いました。
「カプ雄さん、学生ビザをコピーしたいので、パスポートを出して下さい」
は?マジで言ってんの????
3日前、同じことを電話で言われ、わざわざ学校まで持参し、他の誰でもない、このスタッフにパスポートを渡し、コピーを取ってもらいました。その時、「ビザの上に何かタイ語が書いてあるんだけど、何?」「これは学校名よ」など会話も交わしています。そのことを伝えると、彼女は平然と言います。
「覚えていない。私じゃない。違う人じゃない?」
違う人って…。受付のスタッフ、他に誰もいないじゃん!!
また持って来れば良いだけなので、別に怒るようなことではありませんが、何があっても、この人にパスポートを預けることだけはしないよう、自分に強く言い聞かせました。
<タイ移住402日目>
授業の前にパスポートを渡し、ビザをコピーしてもらいます。
預けたまま授業に行ってしまうと紛失されてしまう恐れがあるので、コピー機の後ろで立ったまま待っていると、学校の電話が鳴りました。盗み聞きをするつもりはないのですが、すぐ近くで話しているため、内容は耳に届きます。
どうやら電話を掛けて来たのは、日本人の入学希望者で、その人に対して、受付のスタッフは早口の英語で伝えていました。
「日本人スタッフ?彼は今、日本に帰っている。来週、タイに戻って来る」
この台詞…。私も過去2回、この学校から同じことを言われました。未だに日本人スタッフを見たことさえありませんが、本当に存在しているのでしょうか?
スタッフは英語で説明を続けます。しかし、電話を掛けて来た日本人は、どうしても日本語で聞きたいことがあるようで、日本人スタッフとの対話を望んでいました。
突然でしたね、私に子機が手渡されたのは。
なんで?スタッフじゃないんだけど!!何のしがらみもない入学2日目の生徒でしょうよ!!
ただ、さきほどまでの会話で、この電話が日本からの国際電話であることを認識しており、戸惑っている暇などありません。手痛い通話料金を払っているのでしょうから。
勘違いされないように、学生であることを名乗り、受付スタッフの指示通り、電話番号とメールアドレスを尋ね、本日中に学校からメールを送ることをお伝えしました。
電話の向こうの日本人が私に尋ねます。
「最後に、そこって本当に日本人スタッフ、居ますか?」
鋭すぎるイイ質問ですね。お答えしかねます。
<タイ移住403日目>
「あの女性、こっちに向かっているから乗るだろうな」
そう思って、エレベーターのボタンに書かれたOPENの文字を押して待っていました。なんなら、お礼を言われた時のために、笑顔を見せる用意までして。
ところが、急ぐ様子さえ見せず、悠然とエレベーターに足を踏み入れた中年女は、頭を下げるわけでもなく、視線をコチラに向けるでもなく、不機嫌そうな顔のまま、私の横を黙って通り過ぎました。
「愛想のねえババアだな」
そう言ったら、ババアがポツリ。
「はい?今、何て言いました?」
げーー。おめえ、日本人かよ!!
そんなことでイチイチ謝る私ではありません。愛想がないこともババアであることも間違っていないんだから。さらに言えば、その質問に答える義務もありません。
「カプ雄さんね、前から言おうと思っていたんですけど」
バンコクに住む友人からの勧告です。
「間違っているとか、間違っていないとか、そういう問題じゃなくて、何でも口に出して良いわけじゃないんですよ」
メルシー、謝謝、カムサハムニダ。でも、その見解は間違っていて、私は言いたいことの1割しか口には出していません。彼は、その反論に驚いていました。
「えー!!あと9割も言いたいことがあるの?きっと、人より不満が多いんですよ」
そんなこと、とっくに気付いています。付け加えるなら、不満が多い人間は幸せになれないことにも気付いています。みっともなく愚痴を並べる惨めさにだって気付いていて、だから1割しか口にしません。
ところが先日、私より、うんと年下だけど、私より、うんと頭の良い子が、私に言いました。
「僕は人の愚痴が栄養になる最たる人間なので、いつでも実況お待ちしています」
毒にも薬にもならない他人の愚痴なのに、それを吐き出しやすいように、こんな洒落た言い回しをしてくれるなんて!!センスだよね~、言葉の。こんなん言われたら、言えないでしょう。栄養をタダでくれてやるわけにはいかないんだから。
言いたいことも言えないこんな世の中じゃPoison!!
<タイ移住406日目>
スーパーのレジの女性が、私を見て笑いを堪えています。
被害妄想、自意識過剰、誇大表記。そんなものが得意な私ですが、私を見て笑ったことは明らかです。
こういうシチュエーションで、何がおかしいんですか?とキレている人を見かけますが、それは野暮な質問で、私も接客業を経験したことがあるので分かるのですが、絶対に笑ってはいけない場面で笑ってしまうのには、そこに堪えられないほどの原因があります。
トイレに駆け込み、鏡を見ます。
この日の朝、新しく開封した石けんが肌に合わなかったようで、顔が痒くて痒くて仕方ありませんでした。すすぎ不足なのか、特に眉毛の部分が痒くて、無意識のうちにスーパーでも掻いてしまったのでしょう。
抜け落ちたと思われる無数の眉毛が、メガネのレンズの内側、それも睫毛の上くらいの位置に散らばりながら張り付いていて、雑なアイメイクを施したようになっていました。さらに、学校が連休に入り、しばらく誰にも会う予定がなかったので、髭の手入れをしておらず、アイメイクとのアンバランスさが際立っていました。その結果、鼻から上は少女時代、鼻から下はアルカイダ。新しいタイプのレディボーイが大容量のトイレットペーパーを買う姿は、さぞかし滑稽だったでしょう。これでケツより先に顔を拭けよ、そんな声が聞こえて来そうです。
<タイ移住407日目>
タイの知り合い(日本人)に、政治家の稲田朋美に似た人がいます。
あまり詳しく書きたくないんだけど、だって、1ヶ月くらい前かな、7月の初旬まで住んでいたマンションの下にあるコンビニで買い物をしていたら、日本人女性2人組の1人が「サワディーカプ雄って、ここに住んでるんだよ」って言って、ビックリして逃げたからね、その場を。どんなに誰も読んでいないと思っていても、建物の写真とかアップしちゃダメだね、特にこういう悪口ばっかり書く人間は。
だから、詳しく何の知り合いとか書きませんが、その稲田風の人、ほら、稲田風って、ちょっとだけ見方によってはオ○ム信者っぽい匂いがするでしょ(私だけでしょうね)。
で、身勝手すぎる先入観と偏見で、その知人を「元オ○ム信者」って決めつけてしまって、本当は全然違いますよ、全然違うんですけど、この日、話していたら「カプ雄さん、この間、伊勢丹に行ったら、実演販売をしていて、あれ?タイ語で実演するって何って言うんでしたっけ?」なんて聞かれたわけですよ。
「サーティー(ト)」って教えると、彼女がゆっくり「サーティー」って声に出したんですけど、(どうしよう…、いきなり目ん玉をひん剥いて、サーティ……アン!!なんて絶叫したら…)とか思うわけで、彼女と話す時は、なるべくオ○ムに関連する用語を思い出させないように配慮しています。
「この単語って、プアでした?ポアでした?」
そう聞かれた時は背筋が凍りました。
また、ある時は「私、名字をお伝えしていませんでしたね」と言われ「大丈夫です、下の名前で呼びますから」なんて逃げましたが、もしアサハラと告げられてしまったら、それこそ私はポアされると思った次第です。
さて、いつも以上に読んで損をする内容の今回でしたが、私の言いたいことは「海外は知り合いがいないから無理だわ~」と思っている人に対して、変わった日本人でも良ければ、知り合う機会はいくらでもありますよ、と言うことです。
バンコクは間違いなく東南アジアを代表する大都市ですが、それでも日本人が住むエリアは比較的集中しているので、同じ人と3日連続で遭遇したり、ひょんなことから知り合いになることは珍しくありません。そんな状況は、良くも悪くも少し狭いように感じられるかもしれません。しかし、日本人同士でも警戒や牽制をし合うので、深入りをしたくないのであれば、そういう付き合い方もできる場所だと思います。
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