【タイ移住562日目~タイ移住568日目】移住からの帰国準備
サワディーカップ。
これがアップされる2月1日、私は既にタイを出国して、台湾の台南市にいます。
まあ、旅行なんで、お構いなく。
それでは早速、タイ移住562日目~タイ移住568日目を振り返りましょう。
あと数回の辛抱ですので、どうか最後までお付き合い下さいませ。
<タイ移住562日目>
半年間、通い続けたタイ語スクールが、この日で終わりました。
あー、疲れたー!!!
二度と「スクール」なんて付く場所に通いたくないね。よく頑張ったよ、この半年。
それでも、たった半年で少ししか喋れなくても、全く話せないよりは、かなりタイでの生活が楽しくなりました。
私が住んでいたコンドにもアパートにも、英語を話せる人がいたので、話せなくても大して不便はしませんでしたが、警備員とか掃除のおばさんとか、近所の人とかコンビニの店員とか…「この人は話せる」と思うと、ちょっとは心を開いてくれるのか、世間話と言う名の無駄話をするようになりました。
「あの人、引っ越したんだよ」
「あの人、タイ人じゃないの」
「あの人、二人目の奥さんだよ」
どれもこれも生活に全く必要のない情報ばかりで、日本で生活をしていると、むしろ鬱陶しく感じる場面ですが、日常の些細な瞬間を身近なタイ人と共有していることを、僅かではあるものの、実感できる瞬間に恵まれました。
宿題で分からない部分があれば、テキストとノートを持って警備員室まで行ったり、タイ人からのメールで読めない字があれば、掃除のおばさんに読んでもらったり、カフェの店員や近所の果物屋、セブンの店員、マッサージのおばさん、美容師、イタリアンレストランの奥さんなど、近所の人たちをだいぶ巻き込んで、私は微々たる程度のタイ語を覚えました。まだまだ下手で、通じない時もありますが、それでもタイ語をほんのちょっとでも話せることが自信や喜びとなり、タイでの生活を豊かなものにしたことは、紛れもない事実と断言できるでしょう。
日本に帰っても、タイ語の勉強を続けたい!!とまでは思いませんけどね。
それとこれは話が別で、私は私で忙しいので、身を置いた状況に合わせて過ごして行きたいと思います。
<タイ生活563日目>
「タイ語学校も終わったことだし、この部屋で残り数日を過ごす意味なんてねぇーや」
そう思い立って、パタヤまで行きました。エカマイ駅からのバスやビクトリーモミュメント駅からのロットゥーが有名ですが、バンナー交差点付近からもパタヤ行きのロットゥーが出ているので、それを使ってパタヤへ行ってみました。
結果、バスの方が良かったね・・。
バスより高いし(バス108バーツ、バンナーのロットゥー140バーツ)、降ろされる場所も微妙だったし。
特に目的があって来たわけではないので、家とは異なり良好なwifi環境で仕事に励み、家とは異なり蚊の心配が不要なベッドで昼寝をし、家とは異なりスクンビット通りの騒音にも悩まされず、精神的に健やかな時間を送ることができました。宿泊先はビーチロード沿いの北側にある「A-ONE STAR HOTEL」で、1泊3,000円くらいです。
日本のビジネスホテル風で、リゾート感はなく、質素で狭い部屋ですが、何より清潔でシャワーとトイレは分かれています。
<タイ移住564日目>
海でボーっとしていた午前中。顔なじみの人たちがいるので「明日、日本へ帰る」と言うと「寂しいね」と言ってくれましたが、そこまで寂しそうな顔をしていませんでした。そりゃそうですね、こういう時、感傷に浸るのは個人の自由ですが、相手にとっちゃ数ヵ月に一度来る外国人に過ぎず、その外国人が本国へ戻るだけのことです。そこに姿があろうとなかろうと、彼らの時間は変わらず続き、私を思い出すことなど皆無でしょう。
聞かれてもいないのに、わざわざ「日本へ帰る」と寂しげに伝えた自分のアホさに呆れました。
薄汚れた海を眺めることに飽きたアホは、宿泊先への帰り道に、新しくオープンしたショッピングセンターを見つけました。パタヤで最も大きいショッピングセンター、セントラル・フェスティバルと同じ系列の、セントラル・マリーナ。ビーチロードより一つ奥のセカンドロード沿いにあり、いかにも潮風をまとったかのような爽やかでオシャレな外観が優しく視界を包みますが、道路を挟んだ向かいには、私が蛤(ハマグリ)小屋と呼んでいる人気風俗店・哈妮大浴室2のギラギラとした外観が視界に刺激を与えます。潮騒と潮吹きを同時にアピールしているのは、パタヤならではでしょう。
私はコレ系の店に行かないので、本当、どうでも良いんですけど、こういう店って日本でも「○○大浴場」とか「△△大浴室」とか、風呂を連想させるネーミングになっていることが多く、ごくごく普通の銭湯好きである私は、何度か間違って入りそうになったことがあります。せめて「浴場」の字を「欲情」に、「浴室」なら「欲湿」に変えて欲しいと、機会があれば声高に訴えて行きたい所存です。どっかの市民団体、手伝って!!
<タイ移住565日目>
パタヤからの帰る前に、知人から頼まれていたものを買うために、セントラル・フェスティバルへ立ち寄りました。
買い物を済ませ、帰る途中に目撃ドキュン!
子供が遊ぶ広場みたいなエリアに、馬やパンダの乗り物があったのですが、一番右をご覧ください。
そして中央もご覧ください。
ピカチュウやドラえもんの背中に乗ろうなんて、なんたる発想!!しかも、2つとも雑!!!
また、このショッピングセンターの1階では、セールを行っていましたが、あるテナントがアディダスとは思えないほど斬新なデザインのシューズを販売しており、外国人の男性が「これ、本当にアディダスか?」と尋ねたところ「オリジナル」と返答していました。
「コピー」ではありません。あくまで「オリジナル」です。
帰りのバスは指定席。
よって、本来は出発前にバスへ乗り込めば良いのですが、中国からのお客さまが多かったので、バスが到着すると同時に、並んで乗車開始を待ちました。席番号も何もかも、ルールなんてあってないような方々です。
今回は前の席が中国からのお客さまでしたが、一人っ子政策の弊害と言って良いものでしょうか。年の頃、17~18と思われる娘のシートベルトまで、お母様が締めてさしあげ、窓際に座ってスマホをいじる娘に、外の光が当たらないように手を伸ばして、カーテンまで閉めてさしあげていました。娘にドリンクを差し出すお母様、娘にクーラーの風が当たらないように向きを調節するお母様、そして一通り娘への配慮が終わると、椅子を倒し過ぎるお母様。
ババア、てめーこのヤロー、オレの足に背もたれが食い込んでんじゃねーか!!
娘を愛するように、汝の隣人を愛せよ。
これ、空港まで持って行けない自信があるんだけど…。
1階のオフィスに行って体重計を借り、荷物を置いてみたところ、18キロと19キロと10キロ。合計47キロ。
腕が折れますな。脆い骨ごと、ポキッとな。
呆然とする私を横目に、友人が言いました。
「あ、このカラフルな袋!屋台で洋服を売っている人たちって、これと同じ袋に洋服を入れて持って来るんですよ!」
知ってます。しかもコチラも中身は全て新品の洋服で、つまるところ、屋台の洋服売りと私は思考回路が一緒です。
一度でも袖を通したものは全て捨てました。それでも、この量。なんだって、こんなに買ったんだろ。しかも、昨年の3月に帰国をした際、「これはタイで着ることがないだろう」とクローゼットの半分以上を持ち帰り、さらに昨年の10月に仲の良い知人が日本へ一時帰国をする時に、手荷物が一切ないと言うので、「これ持ち帰って、この住所へ送って」と約7キロの洋服を預けました。全部で15着にまで減らしたはずだったのに、この4ヶ月で70着以上に増えました。
依存症じゃねーかよ!!
とは言っても、一番高くても600バーツ(約1,800円)のスウェットパンツ。ほとんどが100バーツ(約300円)前後のTシャツやハーフパンツです。だってさ、帰る頃になって、どこのデパートもセールを始めて、70%オフとかになってんだもの。買うじゃん、そりゃ。きたねーよ、やり口が!!
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