【タイ移住58日目~タイ移住64日目】1泊2日でパタヤ

ニホンのみなさま、サワディーカップ。タイのカプ雄です。
5連休のシルバーウィーク、いかがでしたか?バンコクにも日本からの観光客が多く訪れていました。
同じ日本人なのに、通り過ぎるだけで「あ、観光客だ」「あ、住んでいる人だ」と分かるから不思議です。なんでしょうね、あれ。やっぱり、浮き足立っている雰囲気とキラキラした表情が観光客オーラを醸し出しているのでしょうか?
住んでいる人は、どんなに小綺麗な格好をしていても、だいたい目が死んでいます。
それでは早速、本日もタイでの移住生活を振り返ってみましょう。

まずはタイ移住59日目の木曜日。
この日からタイ語スクールの授業がタイ文字に突入しました。
正直、カプ雄は字がお上手。ご立派。プロ並み。絶賛。称賛。国民栄誉賞級。
間違いなく、この達筆ぶりは他の生徒を圧倒するだろうと漲る自信で煮えたぎっていました。ところがまあ、タイ文字ったら字というよりは、もはや絵。

字心、真心、下心。パーフェクトに揃っているカプ雄が、最も不得手とする絵心。
こちらは、38歳の私が描いた、世界で愛され続ける「スヌーピー」様です。

3歳の私ではなく、38歳の私が描きました。
人間だもの。カプを。
結局、ノートには歪(いびつ)な形をした奇妙な落書きが所狭しと並び、鬼にも「これ、どの字を書いた?」と冷たく言い放たれ、未だに苦戦しています。
タイ移住61日目の土曜日。
週末を利用してパタヤへ行って来ました。
パタヤとは、バンコクから日帰りでも行くことのできる場末感と破廉恥感がハンパない、どうしようもないリゾート地です。
バンコクからは、相乗りのバンを使うと100バーツ程度で行くこともできますが、知らない人と肌が触れ合うほど窮屈で、おまけに、どういうわけかバンの利用客はコンカウリー(お調べ下さい)が多いので、狭い車内が例の漬物の強烈なニホヒに包まれること多々…。いえ、好きですよ、私は。コンカウリーもキムチも(あ、書いちゃった)。ただ、密閉された空間で2時間のキム臭は、結構キツイものがあります。それにキム臭キツコ(コンカウリー:メス)が放つ、独特のコスメ臭まで加わると、嗅覚は一気に夏祭り。空に消えた打ち上げ花火のように、記憶もろとも失いかけます。
そうはならないために(注※絶対にコンカウリーに遭遇するわけではないので試してみる価値はあります)、カプ雄はエカマイからバスで行くことにしました。

バスは片道115バース。あらやだ渾身のダジャレ。片道115バーツです。
上の写真がエカマイのバスターミナル(バンコク)からパタヤまでの乗車券、下の写真はパタヤからバンコクまでの乗車券です。ちなみに帰りの分はパタヤで購入します。一番下の左にある「16」「19」と書かれた数字は座席番号ですが、飛行機や新幹線のように荷物棚に番号が記載されていません。よって、初めて利用する人は「え?何?結局、自由席?」と好き勝手に座ってしまい、必ず出発前の車内は混乱します(座席の裏に番号が書かれています)。
エアコンでギンギンに冷やされた霊安室まがいの車内で永眠すること約2時間。
8ヶ月ぶりのパタヤへ到着しました!

そうなんです。あたい、今年の年始にもパタヤへ来ています。
ただ、なんて言うか、8ヶ月前とは置かれている状況が違うので、正直なところ、そんなに楽しめませんでした。やっぱりね、旅行でタイへ来ている時は、南国らしい気候やタイフード、タイの雑貨や雑多な雰囲気など、非日常的の空間を思う存分エンジョイできたのですが、気候も食べ物もバンコクとさほど変わらず、雑貨や土産は要らねーし、マッサージはオンヌットより割高だし…。結局はタイが日常になってしまった以上、ここで非日常の空間を得ることはできません。新宿からお台場へ移動したって、いちいち感動しねーだろ?
特にすることもなく、波打ち際のビーチチェアに寝転がっていたら、いつの間にやら時刻は午後2時。バスで2時間も眠ったのに、追加で3時間も寝てしまった自分を疑いたくなる瞬間でした。
ビーチチェアは、ジョムティエンビーチの場合、40バーツから100バーツ程度で借りることができます。波打ち際だと高いですが、まあ、高いって言っても100バーツ(約350円)で1日借りられるので、少しでも良い場所をチョイスした方が良いでしょう。波打ち際でも40バーツで借りられる場所もありますが、安いチェアは横になると逆に疲れます。
パタヤの海自体は汚いので、どこで借りても目の前に広がっているのは泥水です。海の透明度や熱帯魚を期待するのではなく、水面に沈み行く夕陽や水面に反射するリゾートらしい影、新鮮なフルーツやココナッツジュース、冷えきったマズイ揚げ物、やかましい物売り、しつこいマッサージばばあ、無断でペイントをするTATTO職人など、無意識で途中から悪口になっちゃいましたが、そういうことをもひっくるめて楽しんで下さい。タイにハワイを求めてはいけません。
ジョムティエンビーチは、繁華街のパタヤロードからソンテウ(トラックの荷台に乗る)で移動します。
パタヤビーチより静かで落ち着いており、雰囲気も悪くありません。道も大通りが1本あるだけで、それに面してレストランやホテル、コンドミニアムなどが並んでいます。ただ、買い物を楽しめるショッピングモールや賑やかな繁華街がなく、退屈感は否めません。パタヤロードまではソンテウで10分程度だし、両方を行き来した方がより楽しめると思います。
また、パタヤビーチから船に乗ってラン島まで行けば、綺麗なビーチがありますが、ここ数年のラン島は中国人で溢れており、とにかく騒々しくて落ち着きません。お馴染みのビッグボイストーキングでリゾート感の欠片も感じられない状態です。
夜は賑やかなパタヤロードの一本奥の道にある「The Scenery City Hotel」に宿泊しました。

1泊3,000円程度ですが、今回はagodaのポイントをドーンと利用して、ほぼ無料でした。
新しいホテルらしく、ホテル内は綺麗だし、部屋もまあまあ広くて、Wi-fiも自宅以上に良好、さらにベランダでタバコも吸えて、何の不満もありませんが、もう利用することはないでしょう。別に金縛りにあったわけでもなく、従業員に舌打ちをされたわけでもなく、とても快適なホテルだったので、他人には薦めます。
ホテルに限らず、友達とか異性とか人だってそうですよね、特に欠点もなく好感が持てる人なら薦めますよね、つまらなくても。そんな感じのホテルです。私は、どんなに好感が持てなくても、つまらなくない人が好きです。
翌日、道路が混雑する前に!と、朝8時にはチェックアウトをして、9時のバスでパタヤを出発しました。いつもより早起きをして、長いことバスに座って、疲れただけの1泊2日でした。
タイ移住64日目は火曜日。
語学スクールの帰りに、日本人男性の生徒(本当に良い人)とラーメンを食べに行きました。火曜と金曜は学校帰りに、この善人と遅めのランチを食べることが習慣になりつつあります。しかし、この善人は授業の合間にもパンを食べたり、お菓子を食べたり、ちょいちょい間食をしているのに、これっぽっちも太っておらず、むしろカプ雄よりも年上なのに若々しい体型を維持しています。
どうしてか?と尋ねると、さらりと彼は言いました。
「ここ5年くらい、毎朝5時から2時間のジョギングをしているんだ」
2時間も走るなんて無理。
朝5時から走ることも無理。
なんなら走るためだけに起きることも無理。
「暇なの?」
尊敬や驚きの言葉よりも先に、そんな失礼な疑問を発したカプ雄にも、善人は優しく微笑みながら、空いたグラスにビールを注いでくれました。

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