【タイ移住79日目~タイ移住85日目】タイでEDビザの延長

サワディーカップ。
最近は悩みが尽きません。外国人として生活を送ることが、こんなにも面倒だなんて!!
せっかち・ものぐさ・心配性とバラバラな三拍子が揃ったカプ雄にとって、外国人が行うべきこと(ビザの延長やら更新やら出国やら)を全うしなければならない状況に疲弊しています。何度もビザを取得したり、延長したり、陸路を使って出国したり、しっかりとされている方々のブログや掲示板を拝見するたびに、心から尊敬の念が芽生えます。
「あれを調べなきゃ」「これはどうするんだろ」ここ数日は心がザワザワしており、同時に悶々としていますが、タイ移住体験談に入ります。この週は、じぇじぇじぇーー!!書くこと山盛りだじぇー。
◆タイ移住81日目・タイ語学スクールのメンバー(鬼込み)で飲み会。
カプ雄は心から、本当に心から、こういう飲み会が嫌いです。仲の良い人同士「今日行かね?」ってなるならいいさ。ただ、この日は前回の移住体験談でお伝えした日本人生徒(男性)=Kちゃんの送別会なので参加をすることにしました。
授業の終わりは午後3時でしたが、それぞれの都合もあって、午後7時に学校前へ集合です。
教室を出る時に鬼がカプ雄に言います。
「カプ雄、食事会の後に行くバーはサンダルだとダメだから靴を履いて来て」
それ早く言えよ…。カプ雄が住むオンヌットから学校までは片道40分も掛かるため、帰らないつもりでパソコンや本を持って来ていました。帰る→面倒→買う→余計な出費→帰る→面倒→買う→余計な出費。頭の中はメリーゴーランドで、いつまで経っても結論は出ません。しかし、パソコンや本まで持って来たのに、帰るなんて選択肢は自分の過去を否定してしまう!!そんなつまらない思考で、のっけから余分な出費に苛立ちました。
18時。この日の主役であるKちゃんから「仕事が終わった」とのLINEがあり、先に2人で居酒屋へ行くことにしました。
Kちゃん「カプ雄さんって、苦手な食べ物ありますか?」
カプ雄「漬物。全般的にダメ」
Kちゃん「そうなんですね。すいませーん、ビール2つとキュウリの一本漬け」
アグーの言葉を聞いていたのかしら?
漬けって言葉まで入っているよね?
それぞれが生ビールを4杯ずつ飲み、あっという間に集合時間。
このまま、ここで飲んでいた方が間違いなく楽しいはずですが、大人なので渋々行きます。1次会はタイ料理のレストランです。雰囲気が良く格式も高そうな店でしたが、なんせ10人1テーブルなので、なかなか会話が弾みません。しかも、会計時に衝撃的なことがあり、これに関しては後日、記します。
2次会のスカイバーは、ホテルの屋上にある吹き抜け系のオシャレスポットで、客のほとんどが西洋人でした。ビール1杯とソーダ1杯で900バーツ(約3,150円)。こういう時に、飲まない人は割り勘で損をします。しかも、会計の時に消えるヤツっているのな。1次会の衝撃的なことと同じ人物です。
1時過ぎに解散となり、タクシーで帰宅をします。
カプ雄は、主役であるKちゃんと同じ方向なので、一緒のタクシーに乗りました。
Kちゃん「ポム(僕)、アソーク。クン(あなた)、オンヌット」
カオ(彼)とクン(あなた)を間違えており、そのことに気付く気配はありません。困ったのは運転手です。あなたはオンヌット、と言われても、その先に誰がいるのか、その先で何をすれば良いのか、まったく理解できずにいました。
運転手「は?」
Kちゃん「だからぁ~。ポム、アソーク。クン、オンヌット。OK?」
苛立つ表情を見せながら、さきほどより大きな声で言っていましたが、OKなワケがありません。あなたはオンヌットと言われても、困惑しかできずに、もう一度、険しい表情をKちゃんに向けました。
するとKちゃんは「大丈夫かよ、こいつ」と呟いてから、さらに大きな声でハッキリと言いました。
Kちゃん「ポム、僕!クン、オンヌット、ゴーヒア(こちらへどうぞ)」
あ~あ、僕って言っちゃった。アソーク抜けちゃった。ここから行って、と言いたくて、こちらへどうぞ、って言っちゃった。運転手も運転手で「大丈夫かよ、こいつ」みたいな表情をして、顔をしかめる両者の間でじっと笑いを堪えていました。
★タイ移住85日目・バンコクのイミグレでEDビザの延長
この日は学生ビザの延長のため、朝早くからバンコクのイミグレーションまで行きました。長期滞在者の多くは、ここで数ヶ月に一度、なんらかの手続きが必要となります。
最寄駅であるモーチットへ到着したのは朝8時半。そこからバスを待ちましたが、なかなか該当のバスが来ないので、モーターサイ(バイク)を使うことにしました。ノーヘルなのに時速80キロで飛ばしまくられ、まるでドライバーのオンナになったかの如く、何度も背中から抱いては涙を流しました。スピードを落とさずに車線変更を繰り返し、車と車の間を通り抜けられる度に、大惨事を覚悟します。
「こんな危険な乗り物、二度と乗るもんか!!」
固く決心をした午前9時、イミグレーションへ到着しました。
荷物検査をして、中へ入ると目の前に広がる衝撃的な光景に唖然!!
お役所チックだとばかり思っていたのに、ちょっとしたモールです。
コンビニ・カフェ・レストラン・フードコート・ファーストフード・銀行・本屋・床屋・歯医者・郵便局・雑貨屋・CDショップ・マッサージスペースなど、何でもありました。
地下1階で証明写真を撮り、9時18分49秒。番号札をもらうと、まさかの201人待ちでした。
201人って…。こりゃお昼を過ぎるかもな…。
この見通しは大いに甘く、11時の段階で残り170人。そして12時になると、係員は一斉休憩に入ります。何人待っていようとも、全員が待合室から追い出され、約1時間の「途方に暮れるタイム」が始まりました。
およそ6時間が経過した午後3時。この時点で、残り105人。何度もカフェに行ったせいで腹には何も入らず、マッサージを受けることにしました。値段を聞くと30分で300バーツ(約1,050円)の衝撃価格!オンヌットでは1時間150バーツ(約525円)なので強気すぎる価格設定です。それでも他にやることもないのでお願いをすると、マッサージ師はカプ雄の背中をさすりながら、悲鳴に近い声を発しました。
「すごく凝っているね」「背中が丸まっているよ」
マッサージ屋で、このような言葉を投げられると、何故か褒められているような錯覚に陥り、途端に自分が誇らしくなります。「凝ってますね~」は「カッコイイですね~」より嬉しいセリフです。
午後4時。残り90人。1時間で15人しか進んでいません。
ところが午後4時を回ると、急激にスピードが早まりました。
学生ビザの人は、延長の際に「きちんと勉強をしているのか?」をチェックされ、簡単なタイ語での会話や文字のテストが抜き打ちで行われます。しかし、この調子では今日中に終わらないかも…!と、午後4時を過ぎて、ようやく係員たちが気づいたらしく、これらの作業は省かれ始めた模様です。40分前後で一気に30人を片付けるなど「午後イチからそうしておけよ!」と言いたくなるほど、怒涛のペースで処理が進み、カプ雄まであと50人前後となった頃でした。
宅配ピザが係員たちのいるスペースへ運ばれて来ました。
嫌な予感です。
その直後のことでした。係員たちが一斉に姿を消したのは。
えーーーー??この期に及んでピザ優先????
ピザじゃなくてビザが優先だろーがーー!!
外国人たちが8時間も待っているのに、自分たちは1秒たりとも待てないの??
どうしてもアツアツじゃなきゃイヤ??チンないの??
カプ雄が無事にビザの延長を終了させたのは、午後7時過ぎでした。約10時間の滞在になります。
阿佐ヶ谷姉妹の姉に似た女性が、カプ雄の手から書類を奪い取ると、ほとんど目を通さずにスタンプを押していました。
延長された期間は2ヶ月です。授業は残り3ヶ月あるので、2ヶ月後には追加で1ヶ月分を延長するために、またここまで来なくてはなりません。一気に3ヶ月の延長ができたとしても、こうして2ヶ月しか延長できなかったとしても、2ヶ月後に1ヶ月分だけを延長しても、延長に関する料金はすべて1,900バーツ(約6,650円)です。
なんだろ。
タイを愛しているからこそ、こうしてタイに住んでいるのに、その外国人たちからガンガン金を巻き上げるんだね!三流ホストや三流ホステスみたいな手口で、貢がせるだけ貢がせて金がなくなったらポイなんだろ。まあ、いいさ。もうちょっとだけ預金があるわい。
外に出ると、そこにタクシーはいませんでした。
野良犬たちが徘徊する暗闇を右も左も分からないまま彷徨うこと数分、10時間前に二度と乗らない!と固く決意をしたモータサイに再び乗り込み、小雨の降る夜道を爆進しました。
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