【タイ移住338日目~タイ移住344日目】タイの引っ越し手続き

サワディーカップ。
なんだか、近頃は憂鬱で無気力将軍です。何もやる気が起きません。それでも、お腹はペコ&りゅうちぇる☆★☆
ずっと横になっていても、減るもんは減るんだから、不思議です。クマって冬眠中、何も食べないなんて凄いよねー。じっとしていても食べたくなる私は、つまるところクマ以下で、そんな自分が情けなく、なんとか気力を奮い立たせますが、こういうのって、えいやー!で何とかなるものではなく、しばらくは寝たきりになりそうです。
デイケアサービスでも頼もうかしら・・。

それでは、タイ移住生活を振り返って行きましょう。

<タイ移住338日目>

前回からの続きで、この日は引っ越しに関するアレコレをしていました。
まだ1ヶ月先なのにカプ雄ったら、せっかち!思い立った時に動かねば、なんか気持ち悪くて、早いと頭では分かっていても動いてしまいます。こういう思考が自分自身を疲れさせると、十代の頃から理解しているつもりなのに直りません。

例えば、観光ビザって何回連続で取れるんだろ…と、ふと疑問に思った時、別にあと2ヶ月は期限があるから今すぐ調べなくても良いのに、気になって気になって気になって、相棒の動画を観ている最中だろうと調べまくります。
そうするとネットでは「4回でアウトだった」とか「7回目も大丈夫だった」とか、色々な情報に溢れ返っており、タイ側が明確に、何回までOK!とお達しを出していないため、それに推測や希望も混じって書かれると、本当にもう頭と心がパンクしそうです。最終的には担当者の裁量によるところが大きいようで、しかし、その曖昧さが私に最悪のケースを想像させてしまいます。
私の脳内は勝手に「4回でアウトだった」だけを信憑性のある情報と決めつけてしまい、それを前提に動こうとします。
だいぶ先の航空券を探したり、アパートのデポジットが戻って来ないことを想像して嘆いたり(契約期間の途中で退居する場合はデポジットが戻らないことがほとんど)、入国できなかったら荷物はどうしよう…とか、せめて他人に見られては困る黒革の手帳だけでも回収せねば…とか、不安になり、狼狽し、最終的には疲弊します。

こういうタイプは移住に向かないんだろうね…。
明日のことより目先の今日を考えるタイ人の思考が羨ましい!!
なんならマスゾエ名人の図太さを分けてもらいたい!!

あら、いつも通り話が彷徨いましたね。この日の事だけ大人しく書けってか。

まずは今の物件の不動産屋に、引っ越す旨のお知らせをしました。
不動産屋は新しい物件を探すお手伝いをしましょうか?と、500パー営業でしかない申し出をしてくれましたが、もう決めてしまったので、やんわりとお断り。結構どす。わて、お心だけ頂戴おま。

その数時間後「オーナーに送るので、こちらに署名をしてください」とメールがあり、添付された資料に目を通すと、2ヶ月分を払ったはずのデポジット代金が1ヶ月分になっていました。

Why Japanese people!!

賃貸契約書を引っ張り出し、確認します。
ほれ、やっぱり2ヶ月分、払っているじゃんか。あんたさんの懐に入れようたって、そうはいかねぇおまよー。

結論から言いますと、不動産屋のミスでしたが、なんでしょうね、意図的なんじゃなかろうか?と勘繰ってしまうあたりが、この不動産屋と私の信頼関係を物語っています。あのね、そもそもキレイかなんかしらんけど、人相が悪いわー。顔に出ますから、生き様ってのは。出会い系じゃないけどさ、顔の見えない相手とは契約とかしちゃダメ。38年の生命で導き出した、唯一無二の結論です。

ま、とは言え、不動産屋に限らず、私はあまり人を信用しませんけどね。
だからって真っ先に疑ってしまうから、余計に心が疲れます。誰か、扉をノックして~。でもノックをされると余計に鍵を頑丈にして、さらに扉の前で叫ばれると銃を向けます。渡航レベルで例えるならレベル2、不要不急の渡航は止めて下さい。

そして、さらに数時間後、再び不動産屋から連絡があり、契約満了日の2日前に退居して欲しい、とのこと。
「てめえ、不要不急の渡航は止めろって言ってんだろ!!!」
だいたい、入居日だって契約日に入居できなかったし!!本当、このオーナー、ク…あ、ちょっと品がないので丁寧な言い方をしますね、本当、このオーナー、大きいほう!!ただ、いくら契約書があったとしても、タイでは貸主の方が借主よりも立場が上で、日本の常識は通用しません。細かく日割りで計算されることもなく、私は契約満了日の2日前に出て行くことになりそうです。いいよ、もう。2日分なんて、くれてやるよ。これで旨いパッタイでも食いな。

<タイ移住339日目>

この日は、利用している自宅用のWifiを解約するためにはどうするのか?が気になり、またも気になって気になって落ち着きません。契約の方法は沢山、ネットに出ていましたが、解約の仕方はどんなに探してもありませんでした。
ネットにないってことは、きっと、簡単にできることなんだろうねー。
ここでもまた頭では分かっているのに心がザワついて、1ヶ月以上も先のことなのにTrueに電話で聞いてみました。
☎02‐900‐9000
暗記しちゃっているほど、事あるごとに掛けています。厄介な客で申し訳~。
以前も書きましたが、Trueは日本語での対応が可能です。助かルゥー。

「まだ少し先なんですけど、支払いが終わっている7月24日で解約したいんですけれど」
いつもは男性ですが、今回は女性でした。
「オ客サマ、使ッテカラ 1ネン 経ッテマスカ?」
「はい、1年は使っています」
「ソウシマシタラ 罰金 アリマセント思イマスノデ、Trueショップマデ、ルーター、持ッテ行ッテ下サイ」
「罰金?」
「1年 使ッテナカッタラ 罰金アリマスケド オ客サマ 1ネン 使ッテマスカラ 罰金アリマセント思イマス」

分かりやすい日本語ですが、イントネーションは欧陽菲菲で、声は「ナオミとカナコ」の高畑淳子です。

「ソノ時ニ 持ッテ行クモノ パスポート、今マデノ請求書、ルーター デスネー」
良かったー、請求書を取っておいて。

「以上デス ゴメンクダサイ」
その結び…、品の良い婦人に日本語を習ったようです。

顧客番号も伝えていないし、日本みたく解約の1ヶ月前には連絡とかしなくて良いのでしょうか?
7月24日の前に、次の半年分の請求書が来ちゃうんだけど、払わないまま持って行って良いのでしょうか?
まだまだ謎が完全に解けたとは言い切れず、不安っちゃ不安です。いざ解約に行った時に電話で聞いた話と異なれば、言った・言わないになってしまうし、岡本夏生のように会話を全部、録音しておけば良かったと、今となっては後悔しています。

もう一回、電話しようかな…?通話を録音して。
ね、疲れる人間でしょ?自分でも自分に疲れ果てています。

ちなみに東京の一人暮らし率は約30%ですが、バンコクでは約4%なので、日本ほど頻繁に契約や解約をする人が少ないのでしょうね。

<タイ移住341日目>

この日は、ちょっとした自己嫌悪。
わて、タイの人に、自分の価値観を他人に押し付けるところでした。途中で「これは違う」と気付いたので良かったのですが、行動に移しかけていた自分の愚かさに愕然としました。

具体的には書けないので、かなり抽象的な話になってしまい、読んでいる人(いるのかよ)にとっては「なんのこっちゃ」と思うかもしれませんが、簡潔に述べると、何事も一つ間違えれば、相手に今までなかった欲が芽生えかねない、と言うことです。

新しい価値観が生まれることは結構なことだと思います。
しかし、外国人が来るようになって、仕事や金銭や色々な物が与えられる中で、それを取り合うようにもなり、そこに競争心が芽吹くこと自体は良いことでしょう。でも、もしかしたら悪い欲まで生んでしまったり、その先に弊害が起こりうる可能性だってあるんじゃね?と感じた日です。

意味不明で申し訳ないのですが、結婚をしたとか、タイに何十年も住んでいるとか、タイに根付いた生活を送っている人ならともかく、そうでもない外国人が気まぐれで入り込んではいけない境界線や領域があるのかもしれないと、実感しました。あまりに説明がフワフワしているので、金銭感覚で例を挙げてみると、タイのコンビニでバイトを募集している貼り紙を見ましたが、時給は40バーツ(約128円)でした。それだけでも、日本とは意識の隔たりが大きく存在するのに、そこにオイシイ話を与えることは果たして本当に良いことなのでしょうか?

きっと喜ぶと思ってしまいがちですが、今までの汗がいつか涙に変わり、いずれ血となることもあるかもしれません。ちょっと大袈裟ですけど。でも、価値観は自分で変えられる一方で、他人が簡単に変えてしまうことだってあると思います。

「この書式を埋めて」をイギリス英語では、Fill in this formと言い、アメリカ英語では、Fill out this formと言います。同じことを英語で伝えたいのに、住む場所が違うだけで、inとout、全く逆の言葉を用います。このように気付かないだけで、表裏一体はそこらじゅうに転がっていて、自分だけの価値観を信念だの権利だの、何の意味も持たない言葉で正当化しながら押し付けようとしている人に、うっかり私も成り下がるところでした。

「コレクションなんて我欲と執着の塊で薄気味悪い」とか「オーラの色が見えるなんて他人にわざわざ言う人は信用ならない」とか、いつもみたく自分の価値観は自分で楽しんでいれば良かったのにねー。カプちゃん、反省たーい!

と言うわけで、今週はこの辺でドロン!!

無気力なテディベア生活をしているゆえ、今週の写真と言えば、これだけ!
タイのお菓子「タコー」です。
上はプルプルのココナッツミルク、中にはシャキシャキのクワイが入っているので、複雑な食感が楽しめて美味でしたー。リピは無いです。
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あ、あとこれも撮りました。
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近所のスーパーで、タイの皆さんが、まるで当たり前であるかのようにフルーツを勝手に試食していて「タイはこういう習慣があるんだー」と感心さえしていましたが、正式に「やめろ!」と書かれた紙が貼られていました。

それでも、タイの皆さんは、まるでそこには何も書いていないかのように、オレンジの皮を剥いて勝手に食べています。
それも価値観なのでしょう。

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