【タイ移住359日目~タイ移住365日目】例えばタイで死んだら

サワディーカップ。
タイ移住中のサワディーカプ雄です。

タイ移住359日目~タイ移住365日目となる週は、日々おとなしく部屋で仕事をしている時間が多かったように思います。
そのため、改めて書くようなことは見当たらず<例えばタイで死んだら>と題して、もしサワディーカプ雄・O型・乙女座・来月下旬で39歳!がタイで亡くなってしまったら、どのようなことになるのか?をまとめてみます。

その前に、一応「タイ移住日記」なので、ご陽気な定番ソングに乗せて、ざっくりと振り返ってみたいと思います。
一緒に歌って下さい。

<タイ移住359日目~タイ移住365日目>

日曜日に街へと出掛け 大好きなシュウマイ食べた
テュリャテュリャテュリャテュリャテュリャテュリャリャー
テュリャテュリャテュリャテュリャーリャー

月曜日にシナボン食べて 火曜日はチョコボン食べた
テュリャテュリャテュリャテュリャテュリャテュリャリャー
テュリャテュリャテュリャテュリャーリャー

水曜日にサラダのビュッフェ 木曜日はカフェラテ飲んだ
テュリャテュリャテュリャテュリャテュリャテュリャリャー
テュリャテュリャテュリャテュリャーリャー

金曜日はトカゲを見つけ 土曜日は雨に降られた
テュリャテュリャテュリャテュリャテュリャテュリャリャー
テュリャテュリャテュリャテュリャーリャー

友達よ これがカプ雄の一週間のヘケケです
テュリャテュリャテュリャテュリャテュリャテュリャリャ
テュリャテュリャテュリャテュリャーリャー

まとめて写真をドーン!!

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私は日頃から「シナモンロールを7つ集めると願いが叶う」と公言するほど、シナモンロールが大好きです。
この週はシナボンとチョコボンを2つずつ食べることができ、非常に上機嫌でした。喉が焼けるほど甘いってイイね!!
それでは次週のタイ移住日記も、お楽しみに~☆ ヘケケ!

<たとえばタイで死んだら>

たとえばぼくが死んだら、そっと忘れて欲しい。

懐かしの「森田童子:たとえばぼくが死んだら」の歌詞で書き始めてみました。そっと忘れて欲しいものですが、たまには思い出して空へ呟いて下さい。「来世も一緒にバカやろうぜ」って。
そうそう、余談ですけど、「たとえばぼくが死んだら」を私のパソコンで変換すると「たとえば朴が死んだら」と出てしまいました。チェソンハムニダ。どうぞ千年先まで恨んで下さい。君と好きな人が1年続きますように。

さて本題に入りますかね。
ヒヤッとすることが、未だにあるんですよ。
特に横断歩道。学習能力が人より低いのか、いつまで経っても渡るタイミングが掴めません。
「今だ!」と思っても車やバイクは減速せずに突っ込んで来るし、先日はバスに轢かれそうになりました。大袈裟じゃなくて、本当に間一髪。連なったトラックの影で向こう側が見えなくて、走って渡った時にはバスがすぐ横まで来ていました。
あれ、ドキッとして立ち止まっていたら、間違いなくGo Go Heaven!どこまでも逝こう Hey Yeah!ですよ。
矛盾だらけの世の中じゃイイもワルイも興味がないんだから!!

バスもけたたましくクラクションを鳴らして、運転手に大声で怒鳴られました。あれは100%私が悪いんです。
運転手もドキッとしたでしょうし、心から申し訳ないと思っています。
それほど、私にとってバンコクの横断歩道は危険に満ちていて、いつ事故に遭うか分かりません。
(あ!パタヤでもソンクランの水鉄砲隊に気を取られて車に轢かれそうになったっけ)

そんな経験もあったので「たとえばタイで死んだら」を調べてみました。

まず、タイでお亡くなりになった日本人の数を2010年から確認してみます。
在タイ日本国大使館領事部邦人援護担当が関わっただけでも2010年は83人、2011年は92人、2012年は86人、2013年は115人、2014年と2015年は101人と、私が想像していたより多くの日本人がタイで亡くなっていました。
ここ数年に関して言えば、3~4日に1人のペースです。

また、タイでは病院や自宅など、医師の診断によって亡くなった場合と、事件性があると考えられる場合では、遺体の扱いが異なるそうです。そうですね、事件に巻き込まれる可能性もゼロではありませんが、とりあえず私が急病を発症し、亡くなってしまったことを想定して調べてみます。ちなみに病気など医師の診断によって亡くなった場合は、病院が死後の手続きを補助してくれるそうですが、事件性があると判断された場合や交通事故死の場合は、警察によって司法解剖が行われるそうです。その際、遺族への事前許可は必要とされておりません。えー、そうなんだ!!そうなんですって!!勝手なイメージですが仕事が雑そうです。解剖してから元に戻す時とかさ、それ腕やっちゅーねん!みたいな。

■たとえば私が急病を患い、病院で亡くなったと仮定します■

1、まずは病院が遺族または会社へ連絡を入れる
 →私の場合、タイの会社あるいはタイに支社のある企業で働いているわけではないので、日本の家族へ連絡が入ると思います。それって日本語でしょうか?万が一、英語の場合、あの家族は間違いなく電話を切ります。

2、病院スタッフがタイの区役所で死亡登録証明書の申請をする
 →これがないと遺体の移動や日本への搬送、さらにはタイでの火葬もできません。この証明書を作成してもらう際に、病院発行の死亡証明書もしくは解剖医による解剖所見が必要となり、それは病院で用意してくれるのですが、パスポートも必要となります。だから本来はパスポートを持ち歩かないとならないのでしょうね。もし、持ち歩いていない場合、持ち物などから身元を特定することになるのでしょうが、手ぶらだったとしたら、どうやって私の氏名や住所を突き止めるのでしょう?それに関しては分かりませんでしたが、死亡から24時間以内に申請をしなくてはならないようなので、時間は限られています。

3、遺族が遺体の処置方法を決める
 →遺族が遺体の処置方法や安置場所、さらには遺体を日本へ搬送したい場合の費用について(自費で行うのか?海外保険を使うのか?)を決めます。自費の場合、遺体をタイから日本へ搬送すると、遺体処理(ホルマリンの注入など)の費用込みで80万~100万円が掛かります。タイで火葬を行い、遺骨だけを日本へ持ち帰るなら、大使館で遺骨証明書(700バーツ=約2100円。1バーツ3円計算)を発行してもらいます。その他に、タイで納棺から火葬・納骨まで一連の作業を行ってくれるサービスもあり、だいたい10万バーツ前後(約30万円前後)のようです。

4、在タイ日本国大使館への連絡
 →タイの役所から死亡登録証明書の発行を受けた後に、病院スタッフのサポートを受け、死亡登録証明書の和訳文を大使館で作成してもらいます。和訳文の手数料は無料ですが、遺骨証明書は有料で、こちらを持っていることで、遺骨を飛行機の手荷物として持ち帰ることができます。※厳密には出国時のトラブルを防ぐために遺骨証明書を発行してもらいます。
 
私なら遺体を日本へ運ぶのではなく、骨だけ日本へ帰るかタイで納骨をしてもらいたいですね。
費用の問題もありますが、なんだろ、いろいろ親や家族に申し訳なくて…。もちろん、火葬された状態だろうと、タイで納骨まで行おうと、家族に迷惑を掛けることになるだろうし、親は遺体ごと日本へ連れて帰りたいと願うかもしれません。でも、個人的には気が引けて、死んでも死にきれません。
生きている間も迷惑を掛け、死んでからも迷惑を掛けるなんて…。

「好きなところで暮らしてみたい」
そんな高等放牧民みたいな台詞を言うのは自由ですが、自由には責任が伴います。
カッコ良さげなことを言って何たるザマ!!って、なっちゃいますもん。

これ、私の家族は読んでいませんが、会社の方が読んでいるようなので、どうか私に何かございましたら、骨だけ日本へ持ち帰るか、こちらで納骨まで済ませるようにお伝え下さい。ま、骨だけでも持って帰るって言うでしょうけど、命の果てる場所がタイになってしまったのなら、それを家族に受け入れて欲しいと思います。

最後の地になるとは思いもしなかったけれど、ここは私が住みたいと自らの意思で選んだ土地です。
好んで遠くへやって来て、しょっちゅう不満を言いながらも、それなりの暮らしを送っています。
雑多な雰囲気と異なる人種に囲まれて、決して日本では経験できないような時間を過ごしていたことを伝えて下さい。

タイで火葬をするのならタイ大使館経由で外務省・法務省を経て、日本の本籍地の市町村役場の戸籍課へ死亡届が提出されます。一方、日本で火葬をするのなら、各省を経由させずに、日本の本籍地の役場へ死亡届を提出します。その際にはタイの死亡登録証明書や和訳文、さらに亡くなった方のパスポートが必要です。役場によっては他に追加で書類を求めることもあるので、遺族は日本を出国する前に確認をした方が良いでしょう。

かなり割愛しましたが、タイで日本人が亡くなった場合は、在タイ日本大使館の領事部邦人援護班が支援してくれるようです。とは言え、色々と考えさせられました。

この先、もう少し後の話になりますが、年金がもらえるようになったら、また海外で暮らしたいと考えています。
しかし「人はいつ死ぬか分からない」とは言え、今よりも20年後の方が、そして20年後よりも40年後の方が、確率の問題として、死を迎える可能性は高まるでしょう。
きっと独身だと思うので、日本で亡くなったとしても弟夫婦や甥たちに迷惑を掛けることになりますが、いくらなんでも外国まで骨を取りに来いなんて…言えねぇーよ。誰かに頼まれて移住するわけでもないのにさ。

シニア移住をお考えの皆さん、私もシニア移住に憧れています。
でも、だからこそ、不意にその時が来てしまった時のことも考えて、誰がどうするのか?費用はどこから捻出するのか?今の保険でカバーされるのか?など、しっかりと考えておいた方が、より快適な海外生活を送ることができると思います。

それが自由を謳歌するための責任なのかもしれません。

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小学生の甥に「飛行機は怖いから、おんちゃんの骨を取りには行けない」と断られました。
現実って世知辛いデスネー!