【タイ移住443日目~タイ移住449日目】タイのファミレス

おはようございます。
タイにロングステイをしているサワディーカプ雄です。言うほどロングでもないですけど。

先日、知人からクレームを受けました。
「バンチャークにあるパン屋の場所を知りたくて検索したら、アンタのブログが表示されて、何の情報も得られなかったじゃん!」
そりゃそうでしょうよ。あたいに何を求めてんのさ。タイの情報発信じゃなくて、移住体験談なんだから。39歳なのに、まだ誰のものでもないんだよ。それに何かを求めるなんてムダムダ。

もうちょっと内容のある体験談をお望みでしたら、本サイト内でカナダに移住している女性(もう誰かのものです)が、「カナダ移住体験談」を書いていますので、そちらをどうぞ。カナダはビザ無しでも、最長1年半は暮らせるらしいので、移住先の候補として考えておくのも良いかと思います。

では、今週分でーす。

<タイ移住443日目>
ファミレスの概念って何でしょうね?
Wiki姐さんによると、主にファミリー客層を想定したレストランの一種、と書かれています。相変わらず簡潔で分かりやすいです。日本ではガストやココス、びっくりドンキーやサイゼリアなんかも該当すると思うんですけど、じゃあリンガーハットは?って聞かれると、たとえお子様メニューがあってもファミレスではないような気がするし、そもそもレストランの概念も曖昧で正しい線引きが難しそうなので、タイの中で勝手にファミレス的な役割を果たしていると思う店を紹介したいと思います。

その名も「YUM SAAP」でおま。何かしらの意味はあるでしょうけど、興味すらねーや。
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だいたい、どこのショッピングモールにも入っているので、タイに住んでいる方なら一度は目にしていると思います。
屋台やフードコートほど安くはないけれど、一般的なレストランや居酒屋よりはリーズナブルで、店内だって簡素過ぎるわけでもなく、豪華過ぎるわけでもなく、よってファミレスに認定の巻。

最近は、学校帰りや休日に、ココで食事をすることが多く、タイ移住443日目に食べたメニューを雑にプレイバックします。
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太麺を炒めた一品。まあまあです。

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即席麺をグリーンカレーに浸して食べます。まあまあです。

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明らかにチン!であろう肉。まあまあです。

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かなり辛いですがコーンの甘味が中和してくれます。まあまあです。

これにミネラルウォーターを頼んで合計416バーツ(約1,248円)。
2人で行ったので、割り勘すると208バーツ(約624円)。

ここまで書いておいて、ふと思ったのですが、毎週毎週、私の食ったモンなんかに誰が興味を持つよ。そんな疑問を持ち始めたら、そもそも、このブログに誰か興味を持っているのか?って言う、根本的なところまで突き詰めなくてはならないので、やめましょ。傷は浅い方が良いもの。

その昔、本当に昔、まだハタチの頃。大学の先輩(メス)が私に言いました。
「初デートの時、ファミレスに連れて行かれると、私の価値って、その程度なんだなって思って、一気に冷めるんだよね」
当時の私は、目の前に座っている人が先輩なのに、無意識で反応しちゃいました。
「バカか」って。

だってそうでしょうよ。社運と全社員の未来を賭けて編み出したメニューは、涙ぐましい企業努力を経て、手の届きやすい価格に設定されているんです。それを、価格でしか物事を判断できない人間が、私の価値って~。お前ごときのどこに価値があるんだよって話。それ以来でしょうか、ワタクシ、先輩たちから総スカンでした。別に好かれようなんてハナから思っていないけどさ。

女性だけじゃないですよ、男性でもいるんです、こういうの。
あくまで私の持論ですけど、職場や自宅があるわけでもないのに、いちいち恵比寿や中目黒で飲み会をする男は、だいたいにおいて程度が低い。これはもう持論を通り越して正論な気さえします。荒川区か北区で飲みなさいよー。

もっともっと、これに関しては書きたいのですが、とめどなく話が逸れそうなので、次。

<タイ移住444日目>
好きな雑誌は「SPA!」でございます。
事実かどうかを二の次に、いかなる時でも、かなりナナメ上を華麗にスベる記事が満載で、もう何年だろ、ずっと愛読しています。タイに来てからも、日本の雑誌は割高ですが、購入できないわけではないので、欠かさず読んでおり、大ファンと宣言しても良いでしょう。

こちらの雑誌、どんなに我が道を邁進しようとも、時代の波には乗りたいようで、ネット記事も配信しています。
ところが悲しいことに、最近は「タイ移住下げ」とまでは言いませんが、やたらとタイ移住に関してネガティブな記事が続いています。この日、私が目にした記事をざっと紹介すると、こんな感じです。

「貧困化するタイの日本人」
そんなタイトルで、主に日系企業が運営するコールセンター勤務の日本人について書かれていました。
たしかにコールセンター勤務の日本人は多いです。コールセンターでの日本人の給与は平均およそ3万バーツ(約9万円)で、それを「もはやタイ人と同じ生活水準」と評し、食事は「自炊か屋台で済ませる」と書かれています。また、住居に関しても日本人が多いエリアには(金額的に)住めないから、少し遠いところを余儀なくされると綴り、それを「ローカルのような生活」と表現していました。

記事では、実際にコールセンターで働いていた男性にも話を聞いており、情報そのものは合っていますし、私も個人的には3万バーツの月給を「タイで暮らし続けるなら充分。ただ、いつか日本に戻ることを想定しているなら、満足な貯金は難しい」と思います。

私がこの記事を読んで、あまり快く思わなかった点は、それを「貧困化」という乱暴な言葉で片付けていることです。
「タイ人と同じ生活水準」や「ローカルのような生活」を貧困と結び付けるのは、少し違う気がします。日本人が多く住むエリアではなく、あえて日本人が密集しているエリアを避ける人も一定数で存在し、それは純粋に「ローカルのような生活を送ってみたいから」ではないでしょうか。そこにある意識は、決して自分を特別視するわけでもなく、なおかつ負け惜しみや強がりでもなく、ただの興味や探究心だと思います。

私は、日本人が多いエリアに住むくらいなら日本に住みます。わざわざ異国に暮らしてまで、日本人と戯れる気はありません。とか言って、日本人とばっかり遊んでるけどねー、ブイブイ。

記事では「幸せだという人が多い」と適切なフォローもあり、もしかしたら伝えたい本質は、その部分ではなく、別の部分に用意されていたのかもしれません。だとしたら文章が下手。
さらに「30代も後半になれば、もはや日本には帰る場所はない」との記載もありましたが、それは日本にいても変わりません。30代の後半にもなって、気安く帰れる場所があるならば、それはそれで、みっともないこと。お節介にもコールセンターや飲食業のキャリアにまで言及していましたが、この程度の文章を書く仕事で特別なキャリアを築いているとは思えず、何目線よ、何大臣よ、蓮舫気取り?とブツブツ呟きながら読み終えました。

SPA!は、その数週間前にも「タイ移住した日本人の貧困老人化がヤバい」と題した記事を配信しており、同じ月に2度も見出しで「貧困」と言う言葉を使うなんて、その語彙力こそ貧困。反省なさい!!

でも、読んじゃうんだよねー。文句を言いつつも読んじゃうんだから、娯楽としては最高レベルだよー。

<タイ移住449日目>
霊って信じますか?
私は信じない方ですが、見たって人もいるしさー、自分に経験がないからって、それを嘘だと決め付けるのも良くないでしょ。そもそも超能力や透視は信じるし。

で、タイ人の多くは霊の存在をかなり信じていて、いわゆる「悪霊」も存在していると考えられています。
そうだね、たまに悪霊そのものにしか見えない人も歩いているからねー、オンヌット。

霊殿も多く、その外ではウサギやカエルが売られており、ウサギは「逃がすことによって仕事の成功が得られる」と、カエルは「犯した罪の罪滅ぼしになる」と、言い伝えられています。

そんなファンタジー気質だから、学校の先生が頻繁に日本へ行っている理由を聞いてブッタマゲ。
真顔で言うからね。
「天狗を見るためです。タイには色々な動物がいます。でも、天狗はいません」
天狗って動物?呆気に取られて言葉を返せない日本人生徒たちに向かって先生は続けました。
「知ってますよね?鼻が高い動物です。あと、タイにはカッパもいないので、横浜まで探しに行きました」
え~?カッパって横浜在住なの?それ、どこ情報?カッパ寿司の本社があるだけだろ?

「先生」
勇気を出して、一人の日本人生徒が言います。
「天狗もカッパも実在する生き物じゃないですよ」
先生は首を大きく横に振って、たしかな日本語で断言しました。
「いますよ。なかなか姿を見せないとネットに書いていました」

タイ人って意外と頑固なんです。
わりと意見を曲げません。

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カッパに似た人なら愛媛にいますけど…。それじゃダメ?