【タイ移住450日目~456日目】タイの成分表示

サワディーカップ。
バンコク在住のサワディーカプ雄です。

突然ですが、休みの日って皆さん、何をされているのでしょう?
タイがどうこうではなく、日本で生活をしていた時も休日は暇を持て余していました。
それがタイに来てから深刻化!!休みの日は廃人状態です。

日本では、どんなに暇だろうと、ほら、昼間に相棒とか放送していたでしょ。あれを観ながらソファーで昼寝をしたり、動画サイトでレイザーランモンRGを観ながら昼寝をしたり、なんだかんだ心地よく眠るためのコンテンツが揃っていたんですけど、今なんてテレビはタイ語、wifiは入らん、雑誌も割高。そりゃあ、タイで生活を始めたばかりの頃は、近所の探索とかマッサージ屋巡りとか、ちょっとしたことでも浮かれて楽しかったけれど、今日なんて、7時に起きてメシ食って→午前中から昼寝して→11時に起きてメシ食って→午後イチでも昼寝して→14時に起きてメシ食って→夕方前なのに昼寝して。その辺の牛でも、もうちょっと何かやることあるだろ、って思うわけで、そんで今、夜よ。

この記事がアップされるのは、10月12日の朝ですが、書いているのは数日前の真夜中です。ええ、お察しの通り、日中に寝すぎて眠れないんです。でも、ネットが繋がらないから、後日、写真を貼るためだけに近所のカフェに行くって言う、しょーもない日常。こんな時くらいタイ語の勉強でもすれば良いんだろうけど、教科書をバッグから取り出そうとすると、途端に気絶しそうになります。どうやら私の脳は、あのフニャフニャのタイ文字を想像するだけで気が遠のくシステムになっているようです。

よって今回のブログのタイトルなんて、ご覧になりました?
タイの成分表示。
笑わせんじゃないわよ、こんなの誰が読みたいのよ!!
ヒステリックな主婦たちの怒号が耳に届きそうですが、だいたい毎日、同じことの繰り返しで、特に書くことが見当たらないんです。やれやれ、ですな。

<タイ移住生活453日目>
タイの成分表示なんて言ったわりに、ごくごく限られた話題です。ジュースの話。移住生活453日目どころか、3日目くらいには気付いていました。

こちら100%のオレンジジュース。20バーツ(約60円)です。
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とても甘くて美味しいのですが、成分表示を見ると砂糖が入っています。
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小さくて読みにくいでしょうが、200mlの容量に対して、6gの砂糖が入っています。
ちなみに、ピントが合っていないのは、スマホのカメラ機能ではなく、私の目のピントが合っていないせいです。

こちらも100%のオレンジジュース。同じく20バーツ(約60円)で購入しました。
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成分表示を確認すると、やっぱり砂糖が入っています。
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今度は300mlに対して24gです。
他にも、リンゴやブドウなども色々なフルーツの100%ジュースがありますが、だいたい砂糖が入っています。
もちろん、同じ100%でも砂糖が入っていない商品もあるので、私は購入の際に成分表示を確認するようにしています。

☆おし・マイ☆

さすがに、これで今週の移住生活を終わらせると、今週はオレンジジュースを飲んだだけになるので、もう少し続けますが、上記に関して言えば、成分表示に関するルールが異なるのでしょう。
300mlの中に24gも入っていれば、もはや100%じゃないだろ!って思ってしまうのは日本の成分表示に慣れているからだと思います。だって、24gって角砂糖に換算すると7~8個よ。全然ヘルシーじゃねぇって話。

もともとタイ人は甘い飲み物が好きで、お茶だろうと何だろうと、かなり甘く作られています。
「タイは暑いからエネルギーを補給するために、甘い飲み物を飲む習慣があります」
タイ語学校の先生は、そう教えてくれましたが、それって昔のことでしょー。今なんて、もうちょっと節電とか意識なさったら?って思うくらい、どこもかしこもエアコンをガンガンに効かせているじゃん。貯える一方よ、砂糖。

ちなみに、日本の場合、果汁100%のジュースのみ、果物あるいは果物の断面の写真をパッケージに使用することが認められています。たとえ果汁99%でも写真の使用は認められておらず、イラストなどで対応することになっています。厳しい国ですこと。ま、このご時世、本物と見分けが付かないイラストなんて、簡単なんでしょうけど。

とは言え、パッケージの言葉を鵜呑みにするのではなく、成分表示は確認した方が良いです(タイの話はどこ行った?)。
その代表例が無添加表記。なんとなく無添加と書かれていると、身体に優しいイメージを抱きますが、「たん白加水分解物」や「酵母エキス」など、カップ麺にも使用されている成分が入っていても、パッケージには無添加と表示させることができます。その理由は、いたって簡単。それらの成分は分類上、添加物ではなく食品に該当するから。そのため無添加(=無添加物)になってしまいます。

「この調味料、無添加だから大豆と塩だけで出来ているのね~」
「あらやだ、奥さんの身体も骨の脂肪だけの無添加よね~」
「やだ~、奥さんったら。奥さんは頭が無添加よね~。うらやましいわ~」

消費者の勘違いを誘導してしまう点では、タイの100%ジュースに似ています。
でもね、大した問題じゃないと思うんです。

このジュース、お砂糖が入っているじゃないの!って怒鳴りながら、アイスクリームを食べている人もいれば、無添加って書かれていても成分表示は見た方が良いよ、なんて言いながらタバコを吸っている私がいます。

地球に優しいオーガニックライフを❤なんて言いながら、遠くのオーガニックカフェへ車で行く人もいれば、あいつの香水なんとかならんのか、って怒鳴りながら加齢臭を漂わせている私がいます。

ほとんどの場合、問題は、そこにあるものじゃないんです。

<タイ移住454日目>
タイにいる唯一の友人の両親が、前日、初めてタイを訪れました。

関係のない私まで朝からソワソワしていて、ドンムアン空港まで迎えに行った友人に、何度も「着いた?」「合流できた?」と電話をするものの、1時間半を経過してもなお「まだ出て来ない」とのこと。どうやら入国審査が混雑していたらしく、13時50分の着陸で、合流できたのが15時55分だったようです。お迎えに行かれる予定のある方は、是非ご参考に。

その日は、ホテルにチェックインをしてから、マッサージ屋やタイ料理のレストランへ出掛けたらしく、ホテルまで両親を送り届けた彼は、その足で私の部屋を訪問しました。なんだって、夜10時に他人の家に!!
不機嫌まるだしで対応した私に、彼は紙袋を差し出します。白い恋人、と書かれていました。
「あら、お土産?そういうことなら先に言いなさいよ。どうぞどうぞ、中に入って。あ、靴下は脱いでね」

紙袋の中には北海道銘菓とホタテの乾製品。
「でも、カプ雄さん、お酒飲まないから乾き物なんて食べないでしょ」
「食べるよ、お酒と乾き物は別物だろ。いいから持ってるもん、全部出しなさい」

両親は、夕飯に食べたパッタイを気に入り、土産に買って帰りたいと言い、その後のマッサージも存分に堪能したそうです。その時の様子を、彼はとても嬉しそうに話していました。
そうだよね、嬉しいよね。長く住んでいると、たしかに、その国のマイナス面も見えて来るので、一概に「とても好き」とは言い切れなくなりますが、他人に否定されると気分を害することも事実で、こうして肯定してもらえると、とても嬉しい気持ちになります。

「パッタイとカオマンガイとパッポンカリーを食べた」
そうねそうね、あとは経験程度のトムヤムクンと適当にマンゴーでも与えていれば充分!
他にも美味しいタイ料理は色々ありますが、短期間の旅行者に喜ばれる食べ物は、ある程度決まっています。

そんな話をしながら、前日の夜は更けて行き、この日。
彼は両親を連れて、王宮やワットポーなど、定番の観光コースへ行くそうです。初タイなら外せない場所でしょう。

大雨が降ったのは午後1時を過ぎた頃から。
時期的に雨は珍しくないものの、この日の雨は強さマックス。激しい雷も伴いました。

大丈夫かな、観光。
大丈夫だよね、なんとかなっているよ。
大丈夫なら良いんだけど、心配。

気にはなるものの、この状態…………メシウマ~!!

タイに暮らす唯一の友人の不幸まで喜んでしまうなんて我ながら最低だと思いましたが「こんなに雨が降っちゃ王宮どころじゃないじゃん」「せっかく日本から来たのにね~」なんて呟きながらも、にやけた顔は戻りません。

ところが王宮付近の空模様は小雨だった様子。
「え~、オンヌットは大雨だったんですか?せっかくの休みに残念でしたね」
王宮の写真を見せられながら、かなり強い敗北感を味わいました。

<タイ移住456日目>
ショッキングだけど、ジュースの話に関連付けると、大して驚かないような話を。

バンコクに住む約25%が糖尿病を発病(15歳未満の子どもの9%が糖尿病)しているそうです。
2016年現在、タイ全体の人口は約6,800万人、日本は約1億2,600万人。半分とまではいきませんが、日本の約54%の人口にも関わらず、糖尿病患者の数は日本を大きく上回っています。

タイでは日本の国民健康保険のような制度がないので、金銭的な問題から病院に行けない人もいることを想定すると(勝手な推測)、もっと多い可能性もあります。

これはもう、さっきのジュースの話と紐付けることになりますが、とにかく飲み物が甘いです。私の人生より甘いです。
もちろんケーキやお菓子も日本のものより甘いですが、バンコクに住む約25%が毎日ケーキを食べているとは思えず、個人的には少なからず飲み物が影響していると思います。

だってさ「甘くしないで」「砂糖を入れないで」って、しつこくしつこく言っても、砂糖を入れないかわりに練乳を大量投入したり、そもそも、砂糖を入れるのに練乳まで入れるなんて、どういう気?
あまりイメージできない人のために言うと、コーヒー味のアイスクリームを溶かした感じです。
それはコーヒーだけじゃなくて、ティーも同じ。

外国人が多いオシャレ系のカフェでは、甘くないコーヒーもありますが、屋台は本当に甘くて、「ブラックで」と強い口調で指定をしても、油断も隙もありゃしない!!最近は見張ると言うより覗き込むように顔を屋台の中に突っ込み、エラソーに作り方を指示しています。
「それ、いらない。それもいらない。それもいらない。はい、そのまま氷を入れて!」
やっぱりね、自分の身体は自分で守らないと。文化の違いなんて言っている場合じゃないんです。

ただ、タイ人にとってはマズイものにしか思えないようで、差し出した後も「やっぱり練乳入れる?」と気付かってくれます。お心遣い、ありがとうございます。余計なお世話でございます。

味覚って人によって全然違うじゃないですか、それは同じ日本人同士でもしかり。
もともとの好き嫌いだってあるだろうし、食生活や食文化も影響するだろうから、日本人の感覚で「え?」と思うことは多々あります。甘さに限らず、わりと激しい辛さのカップ麺をタイの子供が平然と食べていると「大丈夫かいな」って思うのですが、外国人から「日本人って(あんなに塩気の多い)味噌汁を毎日食べて大丈夫なの?」と聞かれ、幼い頃から慣れ親しんでいる味は、特別どうこう感じないものなんだな~と実感しました。

日本人にとっては、言うほど塩気が多く感じないように、タイ人にとっては、言うほど甘くは感じられず、その結果、どんどん甘いものを摂取して、気付いたら、深刻な糖尿病大国になってしまったのでしょう。

塩分が原因の一つとされている胃癌は、日本の方がタイより5倍以上も多く、その土地の昔ながらの食生活と、それによる遺伝が、大きく左右しているのだと感じ、今週のブログを締めたいと思います。バイチャ。

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日本でも既にニュースとなっており、在タイ邦人には大使館から注意喚起のメールもありましたが、10月10日~10月11日にかけて、タイの各種メディアは「10月25日~10月30日の間に首都・バンコクおよび隣接県にて爆発テロが起きる危険性がある」と報道しました。報道機関によって詳細は異なり、10月20日~10月25日にサムットプラカーン県で発生する懸念がある、と報道しているメディアもあります。

タイ警察によりますと「スワンナプーム国際空港の他、チャオプラヤ川に架かるプミポン橋やデパートなど、バンコク首都圏、計3ヶ所でテロなどの重大事件が起きる」との情報があるそうです。具体的な犯行グループは明らかになっていませんが、過激派の恐れもあるとのことで注意が必要です。

学校もあるし、ビザの更新もあるし、外に出ないわけにはいかないけれど、何をどう注意をしろって言うの…。
不安です。