【カナダ移住体験談:カナダの市民権と永住権の違い】

カナダに在住するためのビザには様々なものがありますが、中でも注目を浴びているのが永住権と市民権ではないでしょうか。

短期でカナダに滞在したい場合には、観光ビザ、学生ビザ、就労ビザ、ワーキングホリデー、パイロットプログラム、インターンなどがありますが、永住権や市民権を取得すると、長期にわたってカナダに在住することができるようになります。

永住権と市民権は、どちらも条件は同じで、ひとつだけ違うところいうと、市民権の場合には選挙に参加することができるけど、永住権の場合には選挙権がありません。また、永住権の中には、就労することのできない職業もまれにありますが、市民権を取得していれば、他の必須条件さえ満たしていれば、どのような職業でも就労することができます。

また、永住権と市民権では、パスポートが異なります。市民権を取得すると、日本の国籍を破棄することになるので、パスポートはカナダのものになります。しかし、永住権の場合には、国籍は日本になるので、市民権とほぼ同じ条件であるとはいっても、パスポートは日本のものになります。

市民権は、一度取得すると、カナダ人と同じ扱いになるので、一度取得した後は手続きなどは不要ですが、永住権の場合には定期的にPRカードを更新する必要があります。

それ以外の面では、市民権も永住権も同じベネフィットを受け取ることができ、カナダの住人として生活することができます。また、就労ビザなどと違い、市民権や永住権を持っていると、国外に出て再度カナダに入国する場合でも問題なくカナダ国内に戻ってくることができます。

市民権の場合は、パスポートがカナダのものになるので、パスポートひとつで問題ありません。永住権の場合には、パスポートは日本のものになるので、パスポートと一緒にPRカードを一緒にもって国外に出る必要があります。日本のパスポートとPRカードがあれば、入国の際にもカナダ人と同じ列に並び、機械ひとつで入国することができるので、時間も大幅に短縮できます。

このように、同じような条件の永住権と市民権ですが、微妙に異なる点があるのです。

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