【カナダ移住体験談:ガーデニングの季節】

カナダと言っても、大陸が西から東まで大きく広がっているので地域によって気候はかなり異なるのですが、カナダ西海岸のBC州ではもうすっかり春日和が続いています。日本で春というと、お花見に出かけたりしたものですが、カナダで春というとガーデニングを始める人が多くいます。

今年は昨年よりも暖かくなるのが早く、3月のうちからガーデニングを始めています。近所を歩いたり、運転していると、あちこちの家で新しい土を庭の花壇や畑に混ぜたり、ガーデニングのお店にも人が集まります。ホームセンターなどでは、ガーデニングのアイテムや種だけでなく、トマトなどの苗も売り出しています。

我が家でも庭の畑の整理をはじめました。まずは雑草抜きから。雪が溶けたばかりの土は柔らかいので、秋に硬くて抜けなかった雑草も簡単に抜くことができます。3月に入ったころから雑草抜きをはじめ、コンポストに入れていきます。昨年から作っていたコンポストもチェックしてみると、綺麗な肥料が出来上がっていました。

雑草抜きが終わったら、畑や花壇の土を掘り返して柔らかくし、コンポストで作った肥料をまいていきます。イチゴなど、去年から冬を越しているものは、周りに肥料をまいていきます。

豆などは強いので、外の気温がマイナスにならなくなったらまくことができます。1日の気温差はとても激しく、昼間は20度近くまで上がるのに、夜はマイナス5度なんてことも珍しくないのです。

トマトは、早く種まきをしないと秋の収穫に間に合わないので、3月に入ったらすぐに種をまき、苗の大きさになるまでは室内で育てます。トマトは太陽の光を必要とする植物なのですが、苗くらいまでのサイズなら室内でも十分に育ちます。苗になる頃には外の気温もすっかり春になっているので、畑に苗を植えることができるのです。

今年は、コンポストが肥料として使える状態になったのが初めてだったので、子供たちにとっても嬉しい発見でした。

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