【カナダ移住体験談】カナダの学校では歯が抜けると…?

カナダの小学校:歯が抜けると?

個人差はあるでしょうが、小学生になると少しずつ歯が抜け始めます。私の娘も1年生になり、ようやく歯が抜け始めました。周りの友達の歯が先に抜け始めたので、グラグラの歯には、かなりの憧れを持っていたようです(笑)

歯が抜けるときには、グラグラして食べにくかったり、歯が生えてくるまで隙間ができたりするので、それはそれで大変で、不便を感じるものですが、子供にとって「歯が抜ける」ことは一大イベントで、歯が抜けるたびに、新しい思い出も増えていきます。

学校で歯が抜けると?

都合の良いタイミングで歯が抜けるわけではありません。

家にいるときであれば、抜けた歯を取っておくことができますが、学校で抜けた場合は、両親に見せる前になくなってしまうこともあります。抜けた大切な歯をなくさず、家へ持って帰るために、カナダの学校には『小さな歯の形をしたケース』が常備されています。

ペンダント型になっているケースに、抜けた大切な歯を入れるため、なくさずに大切な歯を持ち帰ることができます。

子供にとっては、歯が抜けるだけでも一大イベントですが、学校で抜けると、このケースをもらうことができるので、「学校で歯が抜ける」ことに対して、憧れる子もいます。

放課後などに、首から歯のケースを下げている子どもを見かけたら、その日に「歯が抜けた」ということです。

歯を持ち帰る理由

抜けた歯をケースに入れてまで大切に持ち帰るのには、理由があります。

日本では、歯が抜けると下の歯は屋根の上に、上の歯は縁の下に投げる習慣がありますが、カナダでは、歯が抜けると「トゥースフェアリー」と呼ばれる妖精がやって来ます。

寝る前に抜けた歯を枕の下に置いておくと、次の日の朝には、コインに変わっている仕組みです。そのため、学校で抜けた歯は、先生も大切にして、専用のケースをくれます。

妖精が置いていくお金は、昔は25セント(25円ほど)でしたが、最近では1ドル(100円)から10ドル(1000円)程度が主流で、各家庭によって金額は異なるものの、平均的な額は上がって来ています。

カナダでの歯科検診

日本では小学校で歯科健診をしてもらうことができます。

しかし、カナダの学校では健康診断そのものが実施されていないため、親がファミリードクターに子供を連れて行って、定期的に検診を受けさせることになります。

歯科に関しては、ファミリードクターでは診てもらうことができないので、かかりつけの歯科を見つけて、定期的に歯科検診をしてもらいます。歯科検診の間隔は約6ヶ月程度となっており、検診が終わるごとに、半年先の次の検診の予約をする歯科が多いようです。

歯科検診では、虫歯のチェックだけでなく、歯磨き指導をしてくれたり、虫歯のできにくい歯にするために、フロライドを塗ってくれます。虫歯ができやすい子供の場合は、歯磨きのあとに歯につけるフロライド系のジェルを処方されることもあります。

カナダでは、歯科に国民健康保険が適用されないので、実費、もしくは職場で入っている健康保険からカバーされます。半年ごとに実費となると、かなりの出費になりますが、虫歯ができる前、もしくは、早い段階で発見することにより、結果的に治療費を抑え、大切な歯を守ることができます。

カナダの歯ブラシ

日本の歯ブラシに慣れている人は、やはり日本の歯ブラシの方が使いやすいです。

カナダでも手頃な価格で歯ブラシを購入できますが、ほとんどの歯ブラシが、ブラシの部分が大きく、磨きづらいです。日本の歯ブラシは、日本人の小さな顎や口に合っており、細かいところまでブラシが行き届くので、使い勝手が良く、さらにブラシの硬さもカナダの歯ブラシは日本の歯ブラシより柔らかめで、いまいちスッキリしません。

ただ、カナダでは歯ブラシでブラッシングをした後に、糸ようじを使って細かいところを綺麗にする習慣があります。少し面倒ではありますが、歯と歯の間にたまる歯垢が虫歯の原因になることが多いので、歯の健康を考えたら、糸ようじの使用はかなりオススメです。

歯のケース

 

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