【カナダ移住体験談】カナダに来て驚いたこと(恋愛編)
カナダの恋愛スタイル
日本とは恋愛のスタイルが異なること、これもカナダに来て驚いたことの一つです。
とは言え、日本でも十人十色で恋愛の価値観やアプローチの手段など、個人やカップルによって全く違うので、何がどう違うのか?を分かりやすく説明することができません…。
個人的な見解を多大に含んでいたり、「私の場合は」の前置きありきですが、今回はカナダと日本の恋愛スタイルについてお伝えしていきたいと思います。
カナダの恋愛は段階が多い
カナダに限らず、英語圏の人は基本的にシンプルかつダイレクトな言葉で表現し、余計なものは省く傾向があります。しかし、恋愛となると、カナダより日本の方がずっとシンプルに感じます。
私が感じただけかもしれませんが、カナダの恋愛は段階が多いです。
日本では、個人によって異なるものの、大半は、友人になる→告白する→付き合う、みたいな流れで進んでいきますが、カナダは少し違います。
日本のような、はっきりとした「告白」がないので、日本人の私には、その微妙な空気を読むことができません。相手に気持ちを伝える時の言葉も、日本語では「好きです」ですが、英語では”I like you”から始まり、”I love you”に変化していきます。
一般的なカナダの恋愛の流れはこんな感じです(しつこいですが、人によります)。
出会い→仲良くなる→カラダの関係が始まる→このあたりで何となく”I like you”と言って、好意があることを伝える→この段階では、まだ付き合ってはいない。英語では”I’m seeing someone”と表現します→さらに関係が深まっていくと、相手のことが大切な存在になり、ついに”I love you”が登場します。
付き合っている関係のことを英語では『relationship』と言い、これは”I love you”の段階に入ってからの関係になります。本格的な付き合いが始まると、多くの場合は、家族や友達にも正式なパートナーとして紹介することが多いです。
彼氏、彼女に当たる言葉
上記にある”I’m seeing someone” の段階で友達などに相手を紹介する時は”She(He) is my date.”と言います。これは、本格的に付き合っているわけではないけれど、友達以上の少し特別な相手であることを表します。
そして、本格的に付き合うようになり、『relationship』が始まると、ついに相手のことを『boyfriend / girlfriend』と呼び始めます。
区別をつけたくない時は、『my partner』と言うこともあります。これはどちらにも当てはまるので、とても曖昧な表現です。
告白なしにいきなり彼女扱い
カナダの恋愛では、それまではただ “I’m seeing him” だったのが、ある日突然、何の確認もなく、いきなり『girlfriend』 として紹介されることがあります。
もちろん、その前に友達以上の関係に発展していることが前提ですが、付き合っていないと思っていたのに、いきなり友達などに “This is my girlfriend” と言われてびっくりすることがあります。
指輪はプロポーズ?
カナダでのプロポーズは「膝をついて指輪を見せる」が基本です。
彼氏から指輪をもらった時に、プロポーズなのか、ただのプレゼントなのか?と分かりにくいですが、カナダ人の友人に聞いたところ、指輪をもらっても、相手が膝まづいていない場合は、プロポーズではなく、プレゼントとして受け取って良いそうです。
ただし、膝まづいていなくても、相手が結婚という言葉を口にしていたら、プロポーズです。シチュエーションや動作よりも、はっきりと「結婚してください!」と言ってもらった方が分かりやすいですよね…(笑)
友達とは恋愛しない人が多い
全員ではありませんが、私の周りの周りのカナダ人は「友達とは恋愛しない」と言う人が多いです。
一度、友人として関係ができあがってしまうと、恋愛対象ではなくなってしまうそうです。恋愛相手は、出会った時から恋愛対象なのだと言います。
ただし、少数派ではありますが、友人の中には「友達だと思っていたら、いきなりプロポーズされた!」という人もいるので、やはり恋愛は個人の価値観による部分が大きいでしょう。