【カナダ移住体験談】カナダ人の人柄と人付き合い
カナダ人の文化
カナダで暮らして、カナダ人の知人ができると、日本人同士では当たり前なことがカナダ人には理解してもらえないことや、逆にカナダ人の行動に驚くこともあります。
どのような特徴があり、どのような人付き合いをするのでしょうか。カナダ人の人柄と文化を知り、カナダ人と上手に付き合う方法を探ってみましょう。
カナダ人はフレンドリー
「カナダ人はとてもフレンドリー」
そう聞いたことのある方もいるでしょうが、カナダ人は基本的に誰とでもフレンドリーに話します。
もちろん「日本人はシャイ」「日本人は真面目」と言われるように、大前提として『人によって違う』のは、カナダ人でも同様ですが、フレンドリーな人が多いです。
例えば、バス停でバスを待っている時に、知らない人から話しかけられて世間話をすることや、買い物のお会計時にキャッシャーとお客さんが世間話をすることもよくあります。
散歩やハイキングに出かけて他の人とすれ違う時には、多くの人が “Hello” と声を掛けてくれ、”The weather is beautiful today” 「今日の天気は最高ね」 と一言添えることもあります。
電話対応の際にも、電話の途中でお客さんを待たせる時には、”By the way, how is your day going?” 「今日の調子はどうですか?」 と話題を振られることもしばしばです。
カナダ人にフレンドリーに話し掛けられたら、フレンドリーに返事をすると良いでしょう。英語を勉強している学生さんなら特に、フレンドリーなカナダ人と世間話をすることで語学力を磨くこともできます。
※ただし、そのフレンドリーさを利用した犯罪も起きているため、見知らぬ人を信用し過ぎないようにしてください。
時間にルーズな人が多い
日本では「待ち合わせの5分前に行く」など、時間厳守の大切さを子供の頃から教えられている人が多く、時間にルーズ=だらしない印象を持ちますが、カナダ人と待ち合わせをする場合、5分前に到着するカナダ人は、まずいないといっても過言ではありません。
カナダ人は時間にルーズな人が多く(なかには時間きっちりに到着する人もいますが)、待ち合わせに遅れてくる人が目立ちます。
もちろん、個人差があって、時間を守るカナダ人は時間にルーズなカナダ人に対して非常にイライラしています。よって、日本人としては当たり前の「時間を守る」だけでも、カナダでは「信頼できる人」と、高い評価を受けることが多々あります。
仕事よりも家族優先
カナダ人は、仕事よりも家族を優先します。
国全体に家族優先の文化が根付いているため、家庭の都合で仕事を休んだり早退したりしても、ほとんどの場合は、上司も会社も理解してくれます。
「妻が熱を出して子供の面倒を見なくてはいけない」という理由でも、仕事を休めてしまうのがカナダです。
残業をしない
カナダ人は、仕事の時間とプライベートの時間をきっちりとわけます。
そのため、定時になったら、仕事が一段落していなくても、さっさと仕事を帰宅するのが当たり前です。職業や職場によっては、残業をする場合もありますが、基本的には定時で帰宅できます。
相手を尊重する
カナダ人は、フレンドリーであると同時に、相手を尊重する文化があります。
人付き合いをする中で、必ずしも誰もが同じ意見を持っているとは限りません。それでもカナダ人は、自分と異なる意見の人を否定したり、けなしたりすることはありません。
相手を尊重するため、相手の意見は相手の意見として受け止めます。また、相手の意見に同調する必要もありません。自分の意見が相手の意見と異なる場合でも、相手の意見を尊重しつつ、自分の意見もしっかりと言うのがカナダ人です。
レディーファースト
カナダには、レデイーファーストの文化が強くあります。
女性が建物の中に入る際には、近くの男性がドアを押さえてくれたり、細い道を歩く時には、女性が男性の前を歩いたりします。
また、電車やバスで座る時にも、近くに女性がいれば、女性に席を譲り、男性が立つシーンも多く見られます。
お酒を飲む場所でも同様で、日本では女性が男性にお酒を注ぐことが多いですが、カナダでは逆に男性が女性にお酒を注ぐことがあります。
レディーファーストだけでなく、男女平等な場合もありますが、男尊女卑の文化はカナダには全くなく、女性が暮らしやすい国だと言えます。
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