【カナダ移住体験談】小学校の卒業式に参加してきました!

カナダの小学校の卒業式

先日、小学校の卒業式に参加してきました。

正直に言うと、カナダの小学校にもこのような正式な卒業式があることに驚きました。

もっと簡易的だと思っていたのですが、意外にも(?)しっかりとした卒業式で、それでも日本と異なる点が幾つかありました。

今回は、カナダの小学校の卒業式について、日本の卒業式との違いについて、をお伝えしていきます。

卒業式の流れ

卒業式の当日は、校長先生の挨拶とトークから始まりました。

保護者である私は、校長先生と直接、話したことがなく、接点らしいものはありませんでしたが、毎朝、学校の目の前にある横断歩道で子供たちが無事に校舎内に入れるように、見守ってくれている先生だったので、顔はよく知っていました。

全体的な流れとしては、以下の通りです。

  1. 校長先生の話
  2. 卒業生の思い出の写真やビデオが集まった動画の鑑賞
  3. 担任の先生から卒業証書の授与
  4. 保護者・生徒・先生が自由に写真を撮る時間

学校によって、多少は違うと思いますが、大まかな流れは一緒だと思います。

日本の小学校の卒業式では、校長先生が一人一人に卒業証書を渡しますが、この卒業式では担任の先生が生徒一人一人に卒業証書を渡して、ハグをしていました。

ハグではなく握手をしている先生もいるなど、カナダでは型にハマったやり方ではなく、先生の方針や性格などによって自由に変わるようです。

また、卒業式が始まる時は、卒業生たちが入場してきましたが、式の終わりは写真を撮ってカジュアルな感じで終わり、日本の卒業式で見る「卒業生退場」のシーンはありませんでした。

保護者の服装

カナダで小学校の卒業式に参加するのは初めてだったので、どのような服装にしたら良いのか、全くわかりませんでした。

日本では、生徒も保護者もフォーマルな服装で参加しますが、なんとなく「カナダではカジュアルだろうな」と思って、仲良くしている保護者にメールで聞いてみたところ「私はジーンズよ」と言われたので、私もカジュアルな服装で参加しました。

実際のところ、保護者の服装は本当にバラバラでした。

綺麗にメイクをして髪の毛も整えてドレスアップをしているお母さんもいれば、ジャージで参加しているお母さんもいて、服装に関してはかなり自由な印象です。

先生たちは全員、フォーマルな服装でした。

生徒の服装

子供の服装に関しても悩みました。

先生から子供の服装に関しては何も言われておらず、こちらも仲の良い保護者から「普段の服装で問題ないよ」と言われたので、カジュアルな服装にしました。

実際は、生徒の服装もバラつきがあり、Tシャツとショーツみたく普段通りの服装の子もいれば、可愛らしいドレスを着ている子もいました。

カナダでは文化的に、あまりプレッシャーを感じないところがありますが、様々な決まりや細かいルールがある中で育った日本人の私にとって、このような自由な風潮に戸惑うこともあります。

ちなみに、卒業式には今年の卒業生だけではなく、来年卒業する生徒さんも参加していました。

こちらの生徒さんも、卒業生の生徒さんと同じく、オシャレにしている子もいれば、いつも通りのカジュアルな服装の子もいました。

子供たちの様子

小学・中学・高校・大学の中で、一番長く通う学校が小学校です(人によりますが…)。

カナダの小学校は、5年生もしくは6年生まで同じ学校に通って卒業します。

カナダはキンダーから義務教育になるので、6年生まで通う=同じ学校に7年間通うことになります。

※地域によって異なりますが、English Immersionの場合は5年生まで小学校で、6年生から中学校に通います。French Immersionの場合は6年生まで小学校に通い、7年生から中学校に通います。

日本では中学生になると数字が「1(1年生)」に戻りますが、カナダではそのまま増え続け、中学校は6年生もしくは7年生から始まり、高校3年生は12年生ということになります。

つまり、カナダの義務教育はキンダーの1年と残りの12年=13年間の義務教育があります。

まとめ

カナダは日本よりも自由で穏やかな文化ですが、小学校の卒業式に参加して、改めてカナダの自由さを感じました。

形式ばった式ではなく、保護者や子供たちの服装も自由です。

子供たちがのびのびと育っている姿が印象的な、心温まる卒業式でした。

graduation