【カナダ移住体験談】熱中症に注意

カナダBC州の夏

ここ最近、カナダBC州では、夏の暑さのピークを迎えています。気温は35度から40度近くが続き、熱中症に注意する必要があります。
カナダBC州は、東海岸側に比べると湿度が少ないことから、夏は気温が上がっても比較的過ごしやすいと言われています。
ドライヒートなので、湿度の高い暑さに比べると体感温度は低いのですが、それでも気温が35度以上に上がる日には、熱中症で体調を崩す人もいます。紫外線は日本に比べるとかなり強く、人によっては日本では日焼け止めなしでも大丈夫だったのに、カナダに来たら太陽アレルギーになった、という人もいるくらいです。
そのため、日焼け止めをはじめ、紫外線対策だけは怠ることができないのがカナダBC州の夏です。カナダ人の日焼け対策を見てみると、日焼け止めをまったく塗らずに太陽の光を浴び放題、という人もいますが、紫外線対策をする人の多くは日焼け止めを使っているようです。日本の夏と違うのは、日陰に行くと涼しいということです。日陰に行けば、紫外線も少しはカットすることができます。しかし、カナダ人は「太陽の光がすき」という人が多いので、ビーチや公園では、わざわざ日陰にいかず、日向でのんびり過ごすという人も少なくありません。小さな子供がいるお母さんなどは、子供が熱中症にかかったり、お肌のダメージを気にして日陰を選ぶ人も多いようです。

熱中症対策

湿度が少なく、比較的過ごしやすいと言われるドライヒートの夏ですが、それでも夏の熱い時期には気温がかなりあがることから、熱中症で具合が悪くなる人も少なくありません。ドライヒートでも、熱中症対策は忘れないようにしましょう。
気温や天気に関係なく、カナダでは夏に外出する際には必ずウォーターボトルをもって外出するように言われます。留学をする人は、現地のホストファミリーや学校のオリエンテーションなどにて、ウォーターボトルを持ち歩くように指導されることもあります。国によっては、あまり水を飲まなかったり、持ち歩く習慣がない国もありますが、体調管理のためにも、カナダの夏にはウォーターボトルは必須です。
ビーチやハイキングなどに行く時には、できれば保冷パックなどの入った保冷ケースに水やタオルを入れていくとよいでしょう。前もって水でぬらして凍らせたタオルを持っていくことにより、万が一熱中症になりかけた時に首にまいたりしてからだを冷やすことができます。ビーチでは、日焼けを目的に行く場合には、日向に横になる人もいますが、長時間あたりつづけるのではなく、時々日陰にいったり、水に入るなどして、熱中症にならないように注意する必要があります。
車で外出する際には、可能であればできるだけ日陰に車を停めるようにしましょう。どうしても選択肢がない場合には、車に戻った時に窓を開け、数分してから車の中に入るようにします。ドアを開けた瞬間に熱気が出てくるので要注意です。
車のシートやハンドルなどが熱くなって軽い火傷をすることもあるので、気を付けましょう。
日本のようなサンガードなどはなかなか手に入らないものですが、ブランケットなどを窓にはさみ、太陽の光が車の中に入らないようにしておくだけでも、車に戻った時の温度をかなり下げることができます。

熱中症の症状

熱中症に気を付けるためには、熱中症の症状についても知っておく必要があります。熱中症は、段階が進むにつれて症状も変わってきます。

症状1

顔のほてりやめまい、立ちくらみなどは熱中症のサインです。サインが出たら、症状が進む前にできるだけ早く涼しいところに移動する必要があります。一時的な腹痛が生じることもあります。

症状2

筋肉痛や筋肉のけいれん。こむら返りとも呼ばれる症状で、筋肉が硬くなったり、ぴくぴくと動く症状です。

症状3

からだがだるくなり、吐き気や嘔吐を伴います。頭痛をともなうこともあり、からだがぐったりして動けなくなります。

症状4

汗をふいているのに、ひたすら汗が出てくる時や、逆に、暑いのに全く汗をかかないなど、汗のかきかたがいつもと違うと感じたら、熱中症にかかっている可能性があります。

症状5

体温と皮膚の状態にも注目しましょう。熱中症にかかってしまうと、体温が高くなり、皮膚が赤く乾燥した状態になります。このような症状が現れたら、熱中症にかかっていると考えられます。

症状6

意識がもうろうとする、もしくは意識がないなどで、自分で水分補給をできなくなります。ここまでくると、熱中症の症状がかなり進み、危険な状態となります。無理やり水を飲ませると窒息などの原因にもなることから、このような症状が現れたらすぐに医療機関にかかるようにしましょう。

海

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