【カナダ移住体験談】カナダのハワイとは!?
目次
カナダのハワイと呼ばれる「ケロウナ」
北が北極圏と重なるカナダ=寒い国だと考えている人が多いでしょう。
たしかに、カナダは平均気温が低く、全体的に寒い(涼しい)傾向があります。しかし、そんなカナダにも「カナダのハワイ」と呼ばれる都市があります。
カナダのBC州の内陸部に位置する都市「ケロウナ」は、バンクーバーから車で約4時間。夏は40℃近くまで気温が上がる一方で、雨はほとんど降りません。
湿気が少なく過ごしやすいのですが、日差しが強すぎることが難点です。
今回は、そんなケロウナについて紹介します。
※写真はハワイです。
冬でも暑い時がある!
ケロウナも冬は厳しい寒さが訪れ、マイナス10℃前後まで下がることがあります。
それなのに暑い時があるとは?と疑問に思う人もいるでしょうが、ケロウナは季節を問わず、日差しが強いことが特徴です。
また風が弱い都市のため、たとえ雪が積もっている日でも、太陽が出ている時間帯に外へ出ると汗をかいてしまいます。もちろん、気温は低いので、真夏のような服装はオススメできませんが、体温調節のできる服装を用意しておきましょう。
冬が終わったらいきなり暑くなる!
ケロウナの春は3月頃にやってきます。
3月の平均最高気温は、10.1℃とハワイはおろか東京よりも低い気温ですが、日照時間が多く、暑く感じる日もあります。また、4月になると28℃まで気温が上昇する日もあり、ジャケットがなくても外出できます。
2月はまでは大雪に見舞われることもあれば、寒い日が続くこともありますが、寒さがひと段落すると、いきなり強い日差しが始まるため、カナダ人の中には「ケロウナには春がない」と言う人もいます。
自然が豊かな都市
ケロウナは自然が豊かです。
山や川、湖があり、郊外では自宅の庭に、シカやアライグマ、リス、ウサギなどが姿を見せる日もあります。
また、ケロウナの人たちは自然を大切にしており、ウズラの家族が行列を作って道路を渡っていると、渡り終えるまで車を止めて待つので、渋滞になってしまうこともあります。
最近では、急速に開発が進み、山が切り開かれて新しい家が次々と建てられていますが、自然を守ろうと反対している人も多く見かけます。
ワイナリーが多い
ケロウナとウェスト・ケロウナには、数多くのワイナリーがあります。ワイン好きにはたまらない町で、多くのワイナリーは冬の間は閉園またはレストランのみオープンしていますが、春になるとワイナリーツアーが行われるなど、観光の目玉にもなっています。
なお、ワインの試飲は、ワイナリーによって、無料のところと有料のところがあり、なかには、1本でもワインを購入すれば、無料で試飲ができるところもあります。
スキー場が近い
「カナダのハワイ」と称されるケロウナですが、実はスキー好きにも人気が高い都市です。
ケロウナの近くに、ビッグホワイトと呼ばれる山があり、冬になるとケロウナを訪れて、ビッグホワイトでスキーやスノーボードを楽しむ人が多くいます。
スケートは無料
スキーと同様に、スケートも人気です。
ケロウナのダウンタウンにある「スチュワートパーク」では、冬になると公園の一部がスケートリンクになっており、スケート靴さえ持参すれば、いつでも好きな時に無料でスケートを楽しむことができます。
友達は作りにくいかも?
近年、カナダ国内でも「老後に一番住みたい町」に選ばれるなど、注目を集めているケロウナですが、かつては自然豊かな小さい町でした。
そのため、ケロウナで生まれ育っている人の間では、既に地元のコミュニティーが形成されており、他の町から来た人が溶け込めない等の問題があります。
しかし、バンクーバーやカムループス、カルガリーなど、大きな都市からケロウナに移住する人が急増しているため、移住者同士の新しい繋がりには期待することができます。
日本からの行き方は?
市街地中心部から北へ10km程の距離に、ケロウナ国際空港がありますが、2019年10月現在、日本からの直行便はありません。
カルガリー、エドモントン、トロント、バンクーバー、ビクトリア、ラスベガス、ホノルル、シアトルなどとは定期直行便が就航しているため、それらの都市を経由することになります。
季節によっては、メキシコやヨーロッパからの直行便も出ています。
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