【カナダ移住体験談:カナダのキッチン事情】
日本とカナダのキッチンの違い
日本とカナダでは、生活水準はほぼ同じで、カナダに来ても日本と変わらずに過ごせる部分もありますが、キッチンだけに絞ってみるといろいろと日本とは異なることがあります。一見見た感じでは綺麗で日本と同じようなキッチンでも、実際に使ってみるとあれあれ?といったことが出てきます。
そんな日本のキッチンと、カナダのキッチンではどんなところが異なるのか紹介していきます。
ゴミ箱の場所
初めてカナダにやってきてホームステイをした時に、ホームステイ先のキッチンでゴミ箱を見つけることができませんでした。綺麗好きなカナダ人はゴミ箱をキッチンに置かない!というのは大袈裟ですが、臭いも気になり見た目も悪いせいか、カナダではキッチンは流しの下の棚に入れます。
初めてそれを知った時には、「ゴミ箱なんて汚いものを棚に入れるなんて!」と思ったのですが、カナダに生活してみると、棚の中にゴミ箱を入れておいた方がいいことも出てきます。
例えば、カナダにはフルーツフライという小さな虫がよく出ます。ゴミ箱が匂うとその周りにもやってくるのですが、棚の中に入っていればさすがにフルーツフライはやってきません。なので、むしろキッチンを清潔に保つっことができるのです。
カナダに行ってゴミ箱が見つからない場合には、流しの下の棚を開けてみましょう。
カウンターの高さ
日本でも最近では新しい住宅はカウンターの高さも高くなっているようですが、古い日本の住宅に比べるとカナダのキッチンカウンターは高いです。高くても、わずかな高さの違いなので届かないなんていうことはさすがにないのですが、カナダ人に比べてからだが小さく身長の低い日本人にとってはちょっと使いづらいところもあるのです。
例えば、野菜を切る時に、カウンターが高いと肩が凝ります。また、パン生地などを作る際には、カウンターが高いので力が入りません。カナダでは電動ミキサーなども出回っているので、パン作りに関してはそこで解決できるのですが、日本の低いカウンターが恋しくなることがあります。
大きなオーブン
魚を食べる家庭が多い日本では、コンロに魚を焼くためのグリルがついています。そして、肉料理を多く食べるカナダのキッチンには、グリルの代わりに大きなオーブンがついています。この大きなオーブンは、パンやケーキを焼くのにも大活躍ですが、肉料理には本当に便利なんです。
フライパンで表面を焼き、あとはフライパンごとオーブンに入れるだけで中までしっかり料理された、香ばしい肉料理を楽しむことができます。
丸焼きターキーも、このオーブンがあってこそ作れる料理です。
ディッシュウォッシャー
これに関しては、全てのカナダのキッチンにあるわけではなく、中にはついていないキッチンもあります。ディッシュウォッシャーがあると、食事の後の片づけが本当に楽になります。お皿をかるくすすいで、あとはディッシュウォッシャーに入れてスイッチを入れるだけでお皿がすべて綺麗になります。一人暮らしの場合にはあまり必要ありませんが、家族の場合には大活躍します。
ディッシュウォッシャーを使う方が、手洗いよりも光熱費を抑えることができるというお得な現実もあります。