【カナダ移住体験談】オカナガンレイクに住むオゴポゴ
人気の観光地:オカナガンレイク
オカナガンレイクは、バンクーバーから4時間~5時間ほど車で移動した位置にある細長い大きな湖です。
オカナガンレイクの周りには、ケロウナ、バーノン、ペンティクトンなど、小さな町が並んでおり、町の名前とは別に、このオカナガンレイク周辺にある町のことを「オカナガンレイク」と言います。
オカナガンレイクは、夏になると多くの人が訪れ、泳いだり波の少ない湖でのビーチ遊びを楽しみます。また、冬になると湖の表面が凍り、神秘的な光景を目にすることができます。
海と違って、波が少ないので、オカナガンレイクではカヤックやボート、スタンディングボートなどもレジャーとして人気があります。遠浅なこともあって、子どもでも安心して水の中で泳ぐことができ、それぞれが自由気ままにレイクを満喫しています。
伝説のオゴポゴ
オカナガンエリアに訪れたことがある人は「オゴポゴ」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
日本人には馴染みのない言葉ですが、この「オゴポゴ」とは、オカナガンレイクに住むと言われている『伝説の恐竜』です。ケロウナのダウンタウンにあるシティパークに行くと、湖の横にオゴポゴの像(?)があり、観光客が写真を撮ったり、子供が登って遊んだりしています。
オゴポゴは伝説の恐竜なので、見たことがある人はいませんが、多くの人がオカナガンレイクにオゴポゴの伝説があることを知っています。
このオゴポゴには、可愛らしいストーリーがあり、子供向けの絵本などには、なぜオカナガンレイクにオゴポゴが住んでいるのか?を解説しているものもあります。
純粋な心を持つ人を探すオゴポゴ
オゴポゴには「純粋な心を持つ人を探す」という使命があります。
そのストーリーによるとオゴポゴは、特別な石のペンダントを持っており、純粋な心を持つ人に近寄ると、その石がレインボーカラーに光ると言われています。オゴポゴが、純粋な心を持つ人を見つけられるように、他の国からも伝説のネッシーたちが集まり協力しています。
面白いことに、ストーリーの中には日本から「イッシー」と呼ばれるネッシーも来ています。
ケロウナの街は、日本の春日井市(愛知県)と姉妹都市になっており、市内には「春日井公園」と言う名の日本の庭園もあります。どうやらケロウナには、過去に日本と繋がりがあるようです。ちなみに、ケロウナの春日井公園は、無料で立ち寄って見学することができます。
オゴポゴのストーリー
純粋な心を持つ人を探しているオゴポゴは、ある日1人の女の子に出逢います。
他のネッシーたちと一緒に静かなビーチで寝ていた明け方、オゴポゴはシクシクと静かに泣く女の子の声を聞き、最初は「その女の子を助けたい!」と思いますが、もし自分が出ていったら女の子を驚かせてしまうかもしれない…と躊躇します。それでも、やっぱり彼女を助けたくて、女の子に話しかけます。
泣いている彼女に話を聞くと、「家族と一緒に船に乗っていたのだけれど、嵐で船がひっくり返り、家族とはぐれてしまった」と言われました。
オゴポゴは、女の子の家族を一緒に探すと約束をし、女の子の近くへ寄ると、石がレインボーカラーに光りました。
オゴポゴは他のネッシーたちと一緒に女の子を伝説の世界に案内し、美味しいものを食べたり、遊んだり、大冒険をしながら楽しい時間を過ごします。
しかし、最終的に女の子は家族に会いたくなり、別れを惜しみつつ、オゴポゴとネッシーたちは女の子の家族がいる陸へと彼女を連れて行きます。「会えなくてもずっと友達だよ」と別れを告げ、女の子は陸へ、そしてオゴポゴたちは湖へ戻って行きました。
このストーリーが言い伝えられ、今でもオカナガンレイクの近くを散歩しているときに、水面がふと動くと「オゴポゴがいるかもしれないよ」と人々は言います。
オゴポゴのアイテム
このように、オゴポゴの伝説があるオカナガンエリアにある町では、オゴポゴのポストカードやキーホルダー、マグネット、Tシャツなど、様々な雑貨やお土産を見つけることができます。
緑色の龍にも見えるオゴポゴ。オカナガンレイクを訪れる機会があれば、オゴポゴと一緒に写真を撮ったり、オゴポゴのアイテムを買って、思い出を持ち帰るのも良いでしょう。
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