【カナダ移住体験談】コロナの影響でグローサリーストアが大パニック!

コロナウイルスによる影響

カナダでは、先週からグローサリーストアが大変なことになっています。

国から「2週間分程度の食料や生活用品をストックするように」と、アドバイスされてから、パニックになった人々が食料品や生活用品の買い占めをしたため、あちこちのグローサリーストアで品薄状態が続いています。

パニックにならなかった人さえも、グローサリーストアで大行列が続いているニュースの光景を見て「食べ物がお店からなくなるのではないか?」」と、買い物に走る人も増えているようです。

ローカルのニュースでは、グローサリーストアにある肉を全て買い占めたカップルがレジで並んでいるところのビデオが公開されていました。

現在、国からは「2週間分のストックがあれば充分なので、それ以上は買い占めをしないように」とアドバイスが行われています。

また、多くの店や施設が臨時休業をしていますが、日常生活に必要不可欠なグローサリーストアは休業の対象外となっています。

カナダへの入国

カナダでは2020年3月13日に、カナダに帰国した全ての人に対して、14日間の自己隔離を行うように義務付けています。

その理由として、現在、カナダ国内の感染者の70%以上が海外からの帰国者ということが挙げられます。

ウイルスが国内の住民に広がることを抑えるための対策として、海外からの帰国者は14日間自宅で過ごし、人との接触を抑える必要があります。

カナダへの海外留学などを考えている人は、出発前に現地の状況を確認しておきましょう。

 

学校の閉鎖

日本で行われた春休みの延長が、カナダでも実行されています。

現在ではオンタリオ州とケベック州、アルバータ州で春休みの延長が行われています。

オンタリオ州とケベック州は2週間の延長ですが、アルバータ州では現在では具体的な期間は指定されておらず、「発表があるまでの期間」とされています。

また、オンタリオ州とアルバータ州では、学校だけでなくデイケアも閉鎖されているとのことです。

そのため、子供がいる家庭やシングルマザーは仕事をすることができない危機に面しており、何らかの対策が必要だとされています。

デイケアも、長期による閉鎖が続くと、施設を維持することが難しくなるため、この先、国からのサポートがない限り、施設やスタッフを維持することができず、永久的に閉鎖してしまう心配もあります。

デイケアの数が少なく、ウェイトリストで待っている子供も多いことを考えると、国によるサポートや対応が必要だと思われます。

 

カナダでのコロナ感染者数(カナダ時間3月16日午前9時現在)

現在、カナダ国内の感染者数は324名と報告されています。

最も感染者数が多い州がオンタリオ州で145名、次に多い州がBC州で73名です。BC州とオンタリオ州は、バンクーバーとトロントに大きな国際空港があるため、海外からの帰国者が多いことが理由の一つとなっていると考えられます。

また、バンクーバーやトロントは、そもそも人口が多い都市なので、感染者が多いのかもしれません。

カナダ時間3月16日午前9時(バンクーバー時間)の、カナダ国内の感染者数は以下の通りです。

 

  • BC州 73名
  • アルバータ州 56名
  • サスカッチュワン州 1名
  • マニトバ州 4名
  • オンタリオ州 145名
  • ケベック州 39名
  • ニューファンドランド州 0名
  • ニューブルンスウィック州 1名
  • ノバスコシア州 0名
  • プリンス・エドワード州 4名
  • 帰国した旅行者 4名

 

コロナウイルスの予防

コロナウイルスの予防法は、通常の風邪やインフルエンザと同じく手洗いが推奨されています。

こまめに手洗いをすること、ドアノブや引き出しなど、人が多く触る箇所を定期的に消毒することもウイルスの予防として効果があるとされています。

ハンドサニタイザーは、ほとんどのお店で売り切れとなっていますが、ハンドソープで手洗いをするだけでもウイルスや菌を落とすことができるので、感染予防効果があると言われています。

その他には、人混みを避け、海外帰国者を通して国内に侵入したウイルスが消滅するまでの期間、できる限り外出を控えることも推奨されています。

 

手洗い