【カナダ移住体験談】ブリティッシュコロンビアのリカバリープラン
パンデミックももうすぐ終わり?
2020年の初め頃から、世界中で新型コロナウイルスが流行するようになり、これまでに世界各国で様々な対策が行われてきました。仕事を失ったり、転職したりしたという人も多くいる一方で、仕事を続けることができた人もいると思います。
それても、何らかの形で不便を感じてきた人が多いでしょう。
私が暮らすカナダのブリティッシュコロンビアでは、まだマスク着用やソーシャル・ディスタンスなどの規制はありますが、ワクチン接種が進むにつれて新たな回復計画が発表されています。
ステップ1:2021年5月25日から
ステップ1では、少なくとも人口の60%が1回目のワクチン接種を完了しており、さらに安定した感染者数を維持することが基準とされています。
ステップ1では、公共の場所でのマスクの着用は義務付けられており、体調が悪い場合は、すぐに検査を受ける必要があります。しかし、ワクチン接種も進行しており、新しい感染者数もかなり減少しているため、集まりに関する規制が5月25日から緩和されています。
現在の規制は以下のようになっています。
- 屋外での個人の集まりは10人まで可。
- 室内での個人の集まりは5人まで、もしくは2家族まで可。
- 団体による集まりは着席するもので、コロナ対策が行われた環境にて50人まで可。
- 室内の場合には同様の条件で10人まで可。
- 宗教の集まりは、屋外、室内ともに50人まで。
- 結婚式、葬儀、バプテスマに関するイベントは特別な規制が設けられているので、その都度確認する必要あり。
- 市外、管轄外への行き来は、緊急の場合のみ可。
- レストランは、最大6人まで室内での飲食が可能。
- アルコールは夜10時まで。
- オフィスでの仕事は、自宅勤務からオフィス勤務へと移行可。
- スポーツは室内、屋内ともに人数制限をしたうえで可。
ステップ2:6月15日から(予定)
ステップ2に進むための条件としては、18歳以上の人口65%以上が1回目のワクチン接種を終了しており、新しい感染者数が順調に減少していることが条件となります。
ステップ2でも、まだマスクの着用は義務付けられており、具合が悪い場合はすぐに検査を受けるようにとされています。
旅行や活動に関する規制は以下のようになります。
- 個人の集まりは50人以上まで可能。誕生日パーティーやプレイデートなども可。
- 団体による集まりは、コロナ対策をした上で室内、屋外ともに50人まで可。
- 州内であれば娯楽を目的とした旅行が可能になり、フェリーや公共の交通機関の運行が増える予定。
- 食べ放題は、人数を制限した上で可能。
- アルコールは深夜0時まで。
- 小規模であれば、顔を合わせたミーティングも可。
- スポーツは、室内、屋外ともに人数制限をしたうえで可。
ステップ3/ステップ4:7月1日から(予定)
全ての計画が順調に進めば、7月1日からステップ3へと移行する予定だとされています。ステップ3では65%以上の成人が1回目のワクチン接種を受けていること、ステップ4では70%以上の成人が1回目のワクチン接種を受けていることが条件となっています。
順調に進むと、9月からステップ4に移行する予定です。
ステップ3では、マスクの着用は「義務」から「推奨」に変わります。現在ではマスクを忘れると店内に入ることができませんが、ステップ3になると、万が一忘れてしまっても買い物をすることができます。
ステップ4になると、マスクの着用は個人の判断による、とされています。
具合が悪くなった時は、ステップ3でも4でも、すぐに検査を受けることが義務付けられています。
ステップ3になると、規制がかなり緩くなり、州内だけではなく、カナダの国内旅行も自由にできるようになります。これまでずっと我慢しており、待ちきれない人も多いでしょう。
個人での集まりや団体での集まりも自由にできるようになり、コロナに対する注意をしながら、多くの場面で「ノーマル」に戻ることが予測されています。
現在は、まだまだ気を抜くことができませんが、少し明るい兆しが見えてきているように思います。