【カナダ移住体験談】カナダでびっくりするルール

カナダで驚いたルール
カナダでは日本とは異なるルールが幾つかあります。
今回は、その中から私が特に驚いたものをピックアップしてご紹介します。
タバコを吸える場所が少ない
日本でもここ数年で、タバコを吸える場所が限定的になりましたが、カナダでは日本以上に公共の場所での喫煙が厳しくなっています。
たとえば、ほとんどの公園でタバコを吸うことができません。日本でも禁煙を掲げる公園は多いでしょうが、大きな公園やテーマパークになると、子供が多く集まる場所であっても、喫煙所が設けられています。
また、公共の建物の近くでも喫煙が禁じられています。ただし、灰皿が設置されている喫煙所であれば、公共の建物付近でも喫煙は可能です。
さらに、日本ではレストランやカフェの中に喫煙コーナーを見かけることがありましたが、カナダでは基本的に建物の中でタバコを吸うことが禁じられています(一部の例外はあります)。
タバコの価格も高く、マルボロ1箱が1,350円程度と日本の倍以上もします。
喫煙者にとっては、やや住み心地が悪い国かもしれません。
マリファナが合法
カナダでは、2018年からマリファナが合法化されました。
しかし、合法されたのは最近ですが、それ以前から多くの人がマリファナを使っていました。カナダ人の中には、タバコは吸ったことがないけれど、マリファナは吸ったことがあるという人がいます。
タバコはとにかく体に悪い、マリファナはそこまで悪くない、と考えている人もいるほどです。
このように、ドラッグに対しての考え方は、カナダと日本で大きく異なることがあるので、何度も驚かされました。
お酒を飲める場所が限られている
カナダでは、公共の場所でお酒を飲むことも禁止されています。
日本からカナダに来たばかりの頃、「春には公園でお花見をしたい!」などと考えていましたが、カナダ人の友達に「公園でお酒は飲めないよ」と言われて戸惑いました。
公園だけではなく、ビーチも公共の場所なので、ビールを飲みながらビーチを楽しむこともできません。ただ、ルール違反ではありますが、水筒の中にワインを忍ばせている人もいます…(笑)
自転車のヘルメット
カナダでは、18歳未満の人が自転車に乗る際、ヘルメットを着用することが義務付けられています。
大人は任意なので義務ではありませんが、それでもヘルメットを被って自転車に乗っている人が多いです。子供たちには、自転車に乗る時にはヘルメットを必ず被りなさい!と言っていますが、私自身は日本で子供だった頃に、ヘルメットなしで自転車を乗り回していたので、なんとも…。
ちなみに、日本では道路交通法の一部改正(令和5年4月1日施行)で、全ての年齢において、自転車乗用中のヘルメット着用が『努力義務化』された、とのこと。
努力義務には強制力や拘束力はないそうで、ヘルメットを着用していないからと罰金や懲役などの刑罰があるわけではないそうです。
同性同士の結婚が認められている
カナダでは、性別を表記する時にF(女性)とM(男性)の他に、X(どちらでもない)を選ぶことができます。同性同士の結婚も法律で認められているので、男性同士、もしくは女性同士のカップルが手を繋いで歩いている光景を見かけます。
もっとも、カナダでは「同性同士の結婚が認められているから」というわけではなく、どんな自分であっても人からの目線を気にせずに堂々とする人が多いので、たとえ結婚が認められていなくても、それぞれのカップルが自分たちらしく振る舞っていたと思います。