【カナダ移住体験談】カナダの給料システム
目次
日本とは違う!カナダの給料システム
観光や留学でカナダに訪れた人の中には「将来、カナダで働いてみたい!」と思う方も多いようです。
カナダで働くにあたり気になるのが、カナダのお給料。カナダの給料システムは、日本と異なる面があります。今回は、カナダで働きたい人のために、カナダの給料システムについて紹介します。
カナダの給料は月2回!?
日本では、多くの企業が毎月決まった日に1ヶ月分の給料を支払います。
一方、カナダでは日系企業を除き、ほとんどの会社で給料は月2回、もしくは2週間おきに支払われます。毎月1日と15日など、給料日が決まっている企業もあれば、日にちではなく、「2週間おきの木曜日」と曜日で決めている企業もあります。
1ヶ月分の給料に比べると、半月分もしくは2週間分の給料は、やや少ないように感じますが、次の給料日までの期間が短いので、計画が立てやすいなどのメリットもあります。
2週間後に次の給料が入ってくるから大丈夫!と思って、使い過ぎてしまうと、家賃などの大きな支払いで困ってしまうので気を付けましょう。
給料の他にチップがある職種も!
レストランやカフェなどの飲食店、タクシードライバー、ヘアースタイリストなど、幾つかのサービス業では、給料の他にチップを受け取ることができます。
日本人にとってチップは馴染みの薄いものですが、企業から支払われる給料の他に、チップがあると嬉しいものです!
チップの金額は働く場所によって様々で、ゴルフコースなどではチップの額が大きく、一方、カフェなどお客さんが使う金額の少ない場所ではチップの額もあまり大きくありません。
バケーションペイ
カナダの多くの企業では『バケーションペイ』があります。金額や受け取り方は企業によって異なるので、採用される際には忘れずに確認しましょう。
日本の有給休暇と同じシステムで、1年の中で決められた日数の有給休暇を取ることができ、1年の終わりに使わなかったバケーションペイを給料にプラスして支払う企業もあれば、決められた日数の休みを取らないといけない企業もあります。
日本とは異なり、消化できなかった有給休暇を、翌年に持ち越せないケースも多々あります。
シックペイ
病欠などの際、日本では通常の有給休暇を消化することになりますが、カナダでは「シックペイ」を使うことができます。1年で使うことができる日数が決められており、その日数以内であれば有給で仕事を休むことができます。
ただし、「シックペイ」には、前日までに連絡をしなくてはいけない等、企業によって様々な条件があるので、「バケーションペイ」と同様に、事前の確認を忘れないようにしましょう。
交通費は支給されない
日本では、ほとんどの企業が社員の交通費を支給しますが、カナダでは一部の日系企業を除いて、ほとんどの会社で、交通費は支給されません。
過去に私が働いたカナダ国内の日系企業でも、交通費を支給してくれる企業は1社しかありませんでした。
差し引かれる税金
カナダで給料を受け取る際に、毎回の給料から差し引かれる金額があります。
EI→日本の「失業保険」のようなもので、万が一、解雇された時などに使うことができます。
CPP→日本の「積立年金」のようなもので、毎月の給料から差し引かれます。金額は、受け取る給料によって変動します。
その他、所得税も差し引かれます。
ワーキングホリデーやワークビザなどで働く人は、支払う義務がないモノもあります。また、毎年3月までに行う確定申告で、支払い過ぎた税金などが払い戻されます。
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