【カナダ移住体験談】カナダの春あるある

ついにカナダにも春が!

カナダの今年の冬は、それほど厳しい寒さではありませんでしたが、それでも春がやってくると嬉しくなります。

暖かい太陽の光が差し込み、これから夏に向けてどんどん日が長くなっていきます。日が長くなると屋外で過ごせる時間も増えるので、自然と行動が活発になります。

地域にもよりますが、私が暮らしているBC州では、気温がやや低くても太陽の光がかなり強いので、晴れているだけで、かなり暖かく感じます。

例えば、東京で暮らしていた時は、気温10℃=少し肌寒いという印象でしたが、カナダで気温10℃だと暖かく感じます。体がカナダの気候に慣れてしまったことも関係しているでしょうが、それだけではなく、日差しの強さと湿度が違うため、同じ数字でも体感温度は異なるようです。

本格的な春を迎えるには、あと少し!ですが、今回はカナダの春に見かける「カナダあるある」を紹介していきます。

春は半袖&ショーツ、ノースリーブ

気温が10℃を超えて太陽が出ると、途端に夏の服装で出歩く人をたくさん見かけます。

男性は半袖とショーツ、女性ではノースリーブにジーンズなど、日本でいう夏みたいな服装を春になると見かけます。

だからと言って、カナダの春が暑いわけではなく、近くで見ると鳥肌が立っている人もいたり、服装はノースリーブだけど、寒そうに肩をすくめて歩いている人もいたり…。

日本では体を冷やしてはいけないという概念がありますが、カナダではそれよりも、外の空気を吸うこと、屋外で活発に過ごすことが大事だと考える人が多く、たとえば冬でもマイナス10℃を下回るまではジャケットを着ない人がいるなど、全体的に薄着の傾向があります。

私、個人としてはカナダの春の服装として、長袖にダウンベストなどが過ごしやすいです。

春は屋外に出る人が急増

私は基本的に車で移動していますが、ここ最近は自転車に乗っている人を多く見かけます。

カナダでは自転車を趣味にしている人が多く、プロっぽい(?)スポーツ用の自転車が好まれています。もちろん、電動自転車も普及しているので、そちらでサイクリングを楽しむ人もいます(単なる移動手段として使っている人も当然います)。

最近では、コスコなどでも電動自転車を見かけるようになり、先日コスコに行った時に見た電動自転車は、およそ1,500ドル(約17万円)でした。

まだそこまで気軽に購入できる金額ではありませんが、私自身もかなり欲しくて検討中です。

屋内施設は空いて屋外が混雑

これもカナダの春によくある光景です。

春になって太陽の光が暖かくなると(日が長くなると)、これまで冬の間、ずっと春を待っていた人たちが屋外に出てきて、それに反して屋内の施設はガラガラになります。

たとえば、ショッピングモール。冬の間は暖かい室内を歩き回ることができるので、人が集まっていましたが、春になると混雑が解消され、駐車場も見つけやすくなります。

ショッピングモールに集まっていた人たちはビーチや公園などに行くようになり、ハイキングやバイキングトレイルなどを楽しみます。

家の大掃除をしてガラージセールをする人が増えることもカナダの春の特徴です。

湖や海に飛び込む人も

春先にカナダへ来た、あるいは住んでいた人なら見たことがある光景でしょうが、太陽が出て少し暖かくなると、我慢できずに湖や海に飛び込む人もいます。

さすがにまだ寒いので、湖の一部は氷が溶けたばかりなので、水温も非常に冷たく、正直どんなに太陽の光が暖かくて気分が良くても、湖や海で泳ぐにはまだまだ早い季節です。

実際に入っている人を目撃したこともありますが、これが日本のテレビなら「良い子はマネしないようにしましょう」などとテロップが流れそうです…。

まとめ

カナダでは、とにかく屋外が大好きな人が多く、特にこの時期は「待ってました!」とばかりに外へ出かけます。

冬でもスキーやスノーボード、スケートなど屋外での活動を楽しむことはできますが、できることは限られています。まだ冬の期間が長いので、雪が溶けて暖かい太陽の光が出ると、嬉しくなって、何もすることがなくても、春の空気を感じるために外に出る人が増えます。

カナダには野生の動物も多く、鳥やリス、鹿などもよく見かけるようになります。

春が嬉しいのは人間だけではないようです。

spring