【カナダ移住体験談】サマータイム開始!

今年もサマータイムが開始!

先週末から、カナダはサマータイムに入りました。

サマータイムに入ると、一気に日が延びるので気持ち良く感じられ、「カナダの長い冬が終わった」と、ホッとします。サマータイムが開始すると、これからどんどん日没が遅くなり、夜の10時頃まで明るいままのこともあります。

サマータイムとは?

そもそもサマータイムは『農家の人が作物を育てる季節に少しでも長く働くことができるように』設定されたそうです(諸説ありますが)。

このサマータイムが始まる時期は国や州によって異なり、アメリカなどではサマータイムを導入している州としていない州があります。

一般的に「サマータイム」と呼ばれていますが、カナダやアメリカでは、Daylight Saving Times(DST)=デイライト・セービングと呼ばれており、この名前の由来は「太陽の光を最大限に活かすこと」から名付けられたそうです。

サマータイムの時期

サマータイムの時期は、国によって異なります。カナダでは国全体で共通しており、毎年3月の第2日曜日の午前2時から始まり、11月の第1日曜日午前2時に終了します。

サマータイムが始まる時にすること

冬時間が終わり、サマータイムが始まると、冬時間よりも1時間進むことになります。

そのため、サマータイムが始まる週末には、家の時計を1時間進めます。日本では馴染みがない制度なので、いろいろと疑問に思うでしょうが、iPhoneやテレビのケーブルボックスに設置されている時計は、サマータイムがプログラムに組み込まれているため、手動で時間を変える必要がありません。

サマータイムが始まると?

サマータイムが始まると、時間が1時間ずれるため、1日が長く感じられます。

冬に比べて外が明るい時間が長くなるので、外出する人が増え、夜のダウンタウンも賑わいや活気を取り戻します。

また、冬は太陽の光が少ないせいでビタミンDが不足してしまい、鬱になる人が多いとされています。しかし、夏時間が始まると、太陽の光を浴びる時間ができ、冬は気分的に落ち込みやすかった人も元気になるなど、メンタルヘルスへの影響もあります。

メリットの多いサマータイムですが、デメリットもあり、特にサマータイムが始まった最初の1週間は、時差ボケのような感覚に見舞われ、いつもと同じ時間だけ睡眠をとっているのに、日中は少しだるさを感じます。

いつも同じ時間に寝る習慣のある人も、寝付くことができずに、睡眠不足になる人も増えます。

このような時差ボケのような症状を改善するためには、身体が疲れたら通常の就寝時間よりも早くても眠りに就き、いつもより少し長めに寝ると、日中の眠気が改善されます。

時差ボケのような感覚がなくなるまでの期間には、当然ながら個人差があり、早い人で3日、長くても1週間ほどで、だるさや睡眠不足が解消され、サマータイムを楽しめるようになります。

サマータイムの注意点

日本でも五輪に合わせてサマータイムが検討されているようですが、今までサマータイムが導入されいなかったため、カナダに来てサマータイムを経験することで、驚くことが多々あります。

私自身も、カナダに来た最初の年は、このサマータイムのことを全く知りませんでした。

カナダ人の友人と待ち合わせをしていたのですが、冬時間のまま行動してしまい(結果1時間遅れで到着していまい)、待ち合わせ場所に到着したところ、相手の姿が見えないので、メールをしてみると「時間が変わったこと知らなかった?」と、少しキレ気味の返事が届きました。

この時は、サマータイムのことすら知らなかったので、電話をして「待ち合わせの時間が変わったなら教えてくれないと分からない」と伝えると、私がサマータイムのことを知らないと相手が察知してくれ、喧嘩にならずに済みました。

最近では、携帯電話が自動的にサマータイムの時間に変わってくれるので、うっかりサマータイムのことを忘れて混乱するということは少なくなりましたが、それでもやはり、いつもと時間が異なることを意識しておく必要があります。

また、忘れずに家の時計を1時間進めても、体内時計がサマータイムに慣れるまでには時間が掛かる人が多く、サマータイムが始まった直後の1週間は、学校や仕事などに遅れる人が大勢います。

家の時計と車の時計を忘れずに1時間進めるとともに、周りの人がサマータイムに変わったことを忘れている可能性があるということも覚えておくと良いでしょう。

 太陽の光

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です