【カナダ移住体験談】サマータイム開始
カナダのサマータイム
カナダでは、3月の2週目の日曜からいよいよサマータイムに入りました。カナダでは、春のこの時期にサマータイムが開始し、秋、ハロウィンが終わるころにサマータイムが終了して冬時間に入ります。わざわざサマータイムにする理由には、これから作物を育てる季節にあたり、農家の人が少しでも明るい時間に長く働くことができるようにということで、サマータイムが使われているそうです。
サマータイムになるとどうなる?
サマータイムに入ると、これまでの時間よりも1時間早くなります。つまり、昨日までは午後の5時だったところが、サマータイムに入ると夕方の6時になる、ということになります。
サマータイムは日曜に入る0時に切り替わることから、サマータイムの初日は、24時間ではなく、23時間ということになります。そして、規則正しい生活をしている人は、睡眠時間がいつもよりも1時間少ないことから、慣れるまでしばらく時差ボケのようなだるさを感じます。
それでも、サマータイムが始まると1日が長くなり、明るい時間が増えるので、農家の人だけでなく、この時期から活動的になる人も多くいます。
カナダの冬時間
サマータイムは、これまでの時間に比べて1時間早くなりますが、冬時間になると、1日が1時間長くなります。そのため、サマータイムに入る時には1日23時間の日がありますが、冬時間に入る時には1日が25時間になります。
冬時間もサマータイムと同じく、夜中に変わるので、冬時間の初日の朝は1時間睡眠時間が長くなります。大人はゆっくり眠れるところなのですが、子どもや犬、猫などのペットは時間が変わったことなど気にせずにいつも通りの時間に起きるので、子どもやペットがいる家では1時間長くなっても、結局起きるのは前日までの時間と同じ時間、ということが多いようです。その代り、夜寝る時間も前日よりも1時間遅くなるので、冬時間に入ったばかりのころには子供の寝つきが良い、というメリットもあります。
時計を変えるのを忘れずに
最近では、サマータイムが始まる時にはiPhoneやケーブルのボックスに表示されている時計など、自動的にサマータイムに変更してくれるので、うっかりサマータイムに変わることを忘れていても、遅刻したりせずに生活をすることができます。
ただし、車の時計や壁にかかっている時計、オーブンの時計、電子レンジの時計などは自動で切り替わってくれないので、サマータイムに入ったら、手動で治す必要があります。
のんびりカナダ人の中には、サマータイムに入っても車の時計を治さずに冬時間まで過ごす、という人もいます。こういった人は、サマータイムの期間は2時と表示されてても、3時、と読めるそうです笑。
暗くなる時間
サマータイムが始まったばかりのこの時期は、1日が長くなり、夜の7時ころまで明るくなります。仕事が終わってからも明るいので、仕事帰りに友達と会ったり、ご飯を食べてから帰るという人も増えてくるので、この時期になると、レストランは一気に忙しくなります。
これからの季節は1日1日、どんどんと日が長くなっていき、6月から7月にかけては夜の10時まで外が明るくなります。7月1日にはカナダデーの花火があるのですが、暗くなってからでないと花火を打ち上げることができないので、花火が始まるのは夜の10時過ぎになります。日本では花火と言うと長い時間楽しむことができますが、私たちが住んでいるところは田舎なので、夜の10時に花火が始まり、10時15分には終了、といった感じです。このころにやっと暗くなる感じです。
活気のある季節
カナダは、冬は寒くて観光客も少なく、カナダに住んでいる人たちもどちらかというと、春がくるまで静かに過ごします。そして、春になって温かくなってくると、これまで静かにしていたカナダ人たちが起き上がり、街中もどんどんにぎわうようになってきます。冬は人気が少なかったダウンタウンも、夏になるころには沢山の人でにぎわいます。こんなにたくさんの人がいたんだ?と思うほどの違いです。
夏になると、現地のカナダ人たちが活動的になるだけでなく、カナダ国内他のエリアからの観光客や、海外からも環境客が集まります。また、大きな街には学校も多いので、学生が集まってにぎわう地域もあります。
ホテル業界、レストラン業界、ゴルフ場、旅行会社なども、これからの季節は働き時です。