【カナダ移住体験談】無料で使える日焼け止め
ダウンタウンに設置される日焼け止め
2019年8月より、市内3ヶ所に無料で使える日焼け止めが設置されるというニュースを見かけました。
このプロジェクトをリードしている女性は息子さんを皮膚ガンで亡くしており、少しでも多くの人を皮膚ガンから守りたいという願いから始めたそうです。
現在は、まだ市内で3ヶ所だけですが、これから時間をかけて、BC州全体に、このプロジェクトを広げていくそうです。
忘れがちな日焼け止め
紫外線が強いことは分かっていても、出かける前に日焼け止めを塗ることを忘れてしまったり、持って行くつもりが忘れてしまったり…など、特に小さなお子さんがいる場合は、出かける前にバタバタしているうちに、日焼け止めのことを忘れてしまいがちです。
そんな時に、出掛けた先に日焼け止めがあると安心だと思います。
カナダの紫外線は日本の7倍
カナダの紫外線は日本の約7倍だと言われています。
とは言え、カナダの土地は広く、実際の紫外線の強さは地域によって大きく異なります。同じ市内でも、ハイキングなどで訪れることの多い山付近のエリアではそれほど強くなく、一方、ビーチ沿いにいくと紫外線の強さを一瞬で感じるほど強烈です。
日本と比べてカナダの紫外線が強い理由は様々でしょうが、小さな町では高い建物がほとんどありません。カナダを訪れて「空が広い」と感じる人が多いように、紫外線を遮るものが少ないことも関係しているでしょう。
また、ビーチでは太陽の光を遮るものが少ないだけではなく、海や湖の水に太陽の光が反射するため、体が浴びる紫外線の量がさらに強くなります。
紫外線と皮膚ガン
紫外線が皮膚ガンの原因と言われていますが、もちろん、皮膚ガンの全てが紫外線によるものではありません。また、紫外線を浴びたら必ず皮膚ガンになるわけでもありません。
しかし、長年に渡って紫外線を浴びると、高齢になってから皮膚ガンが発症することがあります。日々の生活の中で、紫外線を全く浴びずに生活することは難しいですが、しっかりと紫外線対策を行いましょう。
太陽アレルギー
近年は太陽アレルギーの人も増えています。
体の特定の箇所が紫外線を浴びることで、赤い湿疹と痒みが生じます。私も、この太陽アレルギーになった経験があります。
日本で生活している時は、日焼け止めなどを使わなくても全く問題ありませんでしたが、カナダに移住して2年目の夏に、突如痒みに襲われて、医師の診断を受け、太陽アレルギーが発覚しました。
症状は個人差がありますが、私の場合は市販の日焼け止めでは太陽アレルギーを予防することができず、紫外線が強い季節はアームカバーを使うようにしています。
アームカバーは、紫外線予防だけでなく、強い日差しから体を守ることができるため、少し涼しく感じることもできます。
日焼け止めの効果
ビーチに行く前に家で日焼け止めを塗っても、1日ビーチで遊んだら、しっかり日焼けしていた…。そんな経験ををお持ちの人も多いのではないでしょうか。
商品にもよりますが、多くの日焼け止めは、肌に塗ってから1~2時間しか効果がありません。そのため、1日ビーチで遊ぶ場合は、定期的に日焼け止めを塗りなおす必要があります。
アウトドアを楽しむ場合も同様で、家で塗って終わりではなく、現地でも日焼け止めを塗ることが重要です。
このように何度も日焼け止めを塗りなおす必要があることを考えると、市内に無料で使える日焼け止めが設置されることは、日焼け止めを自宅に忘れて来た方にとっても嬉しいサービスでしょう。これにより、多くの人が日焼け対策に目を向け、皮膚ガンの発症率が下げることをを願います。
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