【カナダ移住体験談】知っておきたいカナダのクリスマス

カナダのクリスマスパーティー

カナダの12月は『Party Season(パーティーの季節)』と呼ばれるほど、あちこちでクリスマスパーティーが行われています。

職場や友達、習いごと、ボランティア…など、参加しているグループが多ければ多いほど、呼ばれるパーティの数も増え、ほとんどの場合で事前にInvitation(招待状)を受け取ります。そこで出席の有無を連絡し、参加する場合は、場所・日時・用意するものなどを確認します。

クリスマスパーティーは集まるグループによって、雰囲気や内容が異なります。

ここからはカナダのパーティーで、よく聞く言葉についてお伝えします。

ポットラック

ポットラックは、クリスマスに限らず、パーティーの際によく行われる形式です。

「ポットラックパーティー」だと言われたら、参加者は1人1品、料理を持ち寄ってパーティーをします。ホームパーティーでは定番の形式ですが、パーティーの会場がレストランなどの場合は、ポットラックでない可能性が高いでしょう。

なお、ポットラックパーティーに参加する場合は、参加者にアレルギーを持っている人がいないか?を事前に確認しておくと安心です。

Secret Santa(シークレットサンタ)

これは、プレゼント交換の1つで、事前に参加者の名前を書いた紙を用意し、くじ引きで1つを選び、そこに書かれている人のためにプレゼントを用意して、パーティーに持って行きます。

パーティーでは、クリスマスツリーの下など、指定された場所に、他の人に見られないようにこっそりとプレゼントを置いていきます。

プレゼントを開封したら、誰が自分のサンタだったのか?を当てていきます。自分のプレゼントを買ってくれた人が自分のサンタです。

サンタは、相手のことをよく知らない場合、他のメンバーにその人が好きなものなどを聞いて、プレゼントを選んだりします。

また、ケースバイケースですが、あらかじめプレゼントに使うお金が決められていることが多いです。

White Elephant Gift Exchange

これもプレゼント交換の1つです。

White Elephant Gift Exchangeの場合は、事前に決まっている金額に合わせてプレゼントを購入します。参加者が男女混合であれば、それも踏まえてプレゼントを選ぶ必要があります。

パーティー会場では、みんなが持って来たプレゼントを1個所に集め、番号が書いてあるクジを引きます。

番号が1番の人から、順番にプレゼントを選び、プレゼントを選んだら、その場で開封してみんなに見せます。クジで引いた番号の順番にプレゼントを選んでいくのですが、番号が2番以降の人は、新しいプレゼントを選んで開封する、もしくは既に開封されたプレゼントの中に欲しいものがあれば、その人からsteal(盗む)こともできます。

よって、最後の番号札を持った人でも、最後の1つのプレゼントを開封するだけではなく、既に開封したプレゼントから好きなものを選ぶことができるので、良い人になりきらず、積極的にstealすることで、ゲームも盛り上がります。

クリスマスの食べ物

クリスマスの季節になると、この時期ならではの食べ物がお店に出回ります。

伝統的なクリスマスの食べ物として、以下のものが定番です。

Egg Nog(エッグノッグ)

エッグノッグは、卵とミルクで作られた甘いドリンクです。

卵と牛乳、ハチミツや砂糖などがあれば、自宅でも作ることができます。スーパーマーケットでも牛乳が並んでいるコーナーに置いてあることが多いので、お店で購入したものを使えば、さらに簡単にアレンジができます。

例えば、エッグノッグにラム酒を混ぜて、ゆったりとクリスマスの夜を楽しんだり、ラテに混ぜることでエッグノッグラテを作ることもできます。

もちろん、カフェなどに行っても、この季節はミルクの代わりにエッグノッグを使ったエッグノッグラテを注文することができます。

Ginger Bread Cookie (ジンジャーブレッドクッキー)

ジンジャーブレッドクッキーもクリスマスの定番です。

日本でも見かけることが増えましたが、生姜を混ぜた硬めのクッキーで、ジンジャーブレッドマンの形をしたものが伝統的なタイプです。クリスマスツリーや雪だるまの形をしたクッキーもあり、このジンジャーブレッドクッキーをデコレーションすることが子供たちの楽しみの1つでもあります。

また、ジンジャーブレッドクッキーはクリスマスツリーに飾られることもあります。

Christmas Party