フィリピンの永住権のメリット
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フィリピンの永住権
日本から遠くなく、簡単に行き来をすることができるフィリピンは移住先としても人気があります。フィリピン移住のメリットは、なんといっても気候と物価!年間を通じて温暖で、さらに物価が安く生活次第では日本の約半分以下に出費を抑えることも可能です。また、まだまだ成長過程にあるフィリピンで生活を送るにあたって、どうしても気になってしまう医療面ですが、マニラやセブなど大きな都市には日本語を話せるスタッフも存在し、安心して治療を受けることができます。
基本的には現地の人たちはフィリピン語を使いますが、多くの日本人が留学をしているほど、英語も通じる国なので、カタコトの英語が話せれば必要最低限のコミュニケーションなら問題ありません。日本食レストランもあり、明るくフレンドリーなフィリピン人の気質も、移住のしやすさの特徴と言えるでしょう。
そんなフィリピンですが、永住するためには、どのようなビザがあるのでしょうか?ここでは滞在可能日数に制限のないビザを紹介します。
特別居住退職者ビザ(SRRV)
SRRVとはSpecial Resident Retirees Visaの略で、滞在日数に制限がありません。いわゆる永住権のようなもので、種類は現時点(2017年5月)で3種類あります。
SRRV CLASSIC
政府指定の銀行に6ヶ月以上の定期預金を行うことを条件に申請することができます。預金額は年齢によって異なり、35歳~49歳の方は5万USドル(約562万500円)、50歳以上で年金受給のない方は2万USドル(約224万8,200円)、50歳以上で年金受給のある方は1万USドル(約112万4,100円)です。その他、年会費として360USドル(約40,468円)が必要です。この預金はマンション購入など投資に転換することが可能です。
SRRV SMILE
政府指定の銀行に6ヶ月以上の定期預金を行うことを条件に申請することができます。預金額は一律で2万USドル(約224万8,200円)。35歳以上の方のみ申請できます。その他、年会費として360USドル(約40,468円)が必要です。SRRV CLASSICと異なり、預金はマンション購入など投資に転換することが不可能です。
SRRV HUMAN TOUCH
介護や療養を必要とする人に向けたビザです。35歳以上で1万USドル(約112万4,100円)、年会費360USドル(約40,468円)、投資への転換は不可です。
※1USドル=112.41円(2017年5月17日現在)
クォータービザ(Quota Immigrant Visa)
各国ごと年間50名にのみ発給される永久ビザ。金銭的条件もほとんどなく、滞在や労働にも規制がないため人気の高いビザですが、長期間、発給を見合わせていたり、条件が頻繁に変わるなど、なかなか実情を掴めないビザとしても知られており、多くの申請者がビザ専門のコンサルタントを利用しています。初回のみ5万USドル$(約562万500円)を用意しなければなりませんが、数ヵ月、指定された銀行へ預けたのち、日本へ送金することもできます。
クォータービザの難点
取得できてしまえば自由度が高く、非常に使い勝手の良いビザであることに間違いありませんが、取得するまでに行うべきことが多く、銀行口座の開設や健康診断、イミグレでのインタビューなど複数回に渡って、フィリピンに足を運ぶことになります。
特別投資家ビザ(SIRV)
SIRVとはSpecial Investments Residence Visaの略で、更新は毎年しなければなりませんが、投資が続く限り滞在に制限はありません。7万5,000USドル(約844万)の投資を行うと取得できるビザで21歳以上であれば申請が可能です。なお、申請者の配偶者と21歳未満かつ未婚のお子さんにもビザが適用されます。
その他の滞在期間無制限ビザ
上記の各ビザの他にも、あまり一般的ではありませんが、滞在期限のないビザが幾つかあります。
特定投資居住ビザ
フィリピン政府が指定している事業に投資をすることで取得できるビザです。
条約投資家ビザ
期限は1年間ですが更新可能で、フィリピン設立の企業または日本企業との合弁で、持ち株の金額が30万ペソ (約67万8,520円)以上あれば、取得をすることができるビザです。
※1ペソ=2.26円(2017年5月17日現在)
結婚永住ビザ
フィリピン人と結婚をすることで最初の1年は結婚仮永住ビザが取得でき、その後に正式な結婚永住ビザを取得できます。男女ともに18歳以上が申請でき、20歳未満の場合は親の同意書が必要です。
コメント
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山田弘明 2016.02.25 14:40:45 ID:c5OTYyNjM
注意するほうがいいですね・・気になっていました。
よく分かりました・・ありがとうございます—————–