【タイ移住499日目~タイ移住505日目】タイのチェンライ
サワディーカップ。
最近は少し、いや、かなり疲れ気味です。学校と仕事とプライベートなことが絶望的なタイミングで重なり、なかなかの多忙っぷり。本当、疲れています…。あー忙しい、あー疲れた。
ところが、ベッキーは著書の中で、このように記しております。
「忙しい」という言葉は使わないようにしています。
忙しいという漢字は「心」を「亡」くすと書くからです。
「忙しい」ではなく「充実」
「疲れた」ではなく「がんばった」
口から出る言葉はハッピーな響きの方がいいです。
さすがですね。さすがですよ、ベッキー。
お気づきでしょうが、この「さすが」は皮肉です。私は、こんな薄っぺらい言葉に感銘を受ける間抜けな人間ではありません。そんな賢い私ですが、最近、強く感銘を受けた言葉がありましたので、ご紹介します。
11月22日、名古屋のニュースです。
男性警部補、下半身を露出した疑い 「しまい忘れた」
口から出る言葉はハッピーな響きの方がいいです。
「しまい忘れた」
素晴らしい響きではないでしょうか!
それでは今週もタイ移住499日目から振り返ってみましょう。
<タイ移住499日目>
チェンマイから真っ直ぐ帰らず北上し、チェンライへ行きました。
チェンマイのバスターミナルから、バスに揺られること3時間。到着したチェンライ・バスターミナルに唖然とします。
何この、やぼったいテント…。地域対抗プチ運動会?
その奥にあるバスは、動くやつ?それとも廃車置き場も兼ねている系?
気を取り直して、宿まで歩くも、見える景色がどこまでもノスタルジック。
タイ文字の看板さえなければ、生まれ育った岩手県にある小さな町を思い出します。それも30年くらい前の景色を。
この通りのドン突きを右に曲がるとホステルがある、そうグーグルマップは教えてくれるのですが、どう見てもオシャレ・ホステルには思えない、かんぽの宿がポツリ。
ここではないはず、かんぽの宿あるいは給食センターでしょ、この外観。
何度も建物の前を往来しますが、いざドアを押して、ひと安心。中にはビリヤードや小さいプールがあり、いまどきのオシャレ・ホステルに仕上がっていました。読書やらネットやら、オシャレ・バックパッカー風の外国人が想い想いに寛いでいます。今はまだ、気品を失う前のバックパッカー達のようで、夜も静かで快適でしたが、こういうキレイで安い宿は、すぐにポンコツ西洋人の巣窟になってしまいます。残念です。
時刻は昼12時。翌日、バンコクに戻るので、この日のうちに観光へ出掛けます。
チェンライは自然が豊かで、それこそが大きな見どころですが、その大半は市内中心部から離れており、かつ私自身が、ランドセルにクマ除けの鈴を付けて登下校するほど自然豊かな場所で育ったため、大自然には全く興味がなく、チェンライでの観光はワット・ロンクン(別名ホワイト・テンプル)に絞っていました。
ワット・ロンクンまではタクシーかトゥクトゥクを利用する方法が一般的のようですが、私は迷わずバス。
給食センターから地域対抗プチ運動会のようなバス・ターミナルへ戻り、そこからワット・ロンクン行きのバスを探します。何台もバスがあるし、大変かと思いきや、タイ人のおばちゃんが「ホワイトテンプル、ホワイトテンプル~!」と大声で叫んでいたため、意外なほど簡単に見つかりました。料金は20バーツです(約60円)。
20分ほどバスに乗り、ワット・ロンクン近くの道路で降ります。
おばちゃんも「ホワイトテンプル~」と不機嫌そうに叫んでくれますし、外国人の乗客が全員降りるので、寝さえしなければ、乗り過ごす心配はないでしょう。
そのホワイト・テンプル(ワット・ロンクン)。
以前は入場料が無料でしたが、今年の10月1日から一人50バーツ(約150円)の入場料が徴収されるようになりました。
知らなかったぜ!!
現代的で因習にとらわれないスタイルの仏教寺院。その薄気味悪いオブジェの数々に絶句。
平日なのに混雑しており、とりわけ中の国の人たちで賑わっていました。あちらこちらで痰を吐く音が響いています。
げろげろげろげろげろ~。
<タイ移住500日目>
チェンマイ・チェンライの小旅行を終え、バンコクに帰ります。
かんぽの宿からタクシーで150バーツ(約450円)。到着した先はチェンライ国際空港。
「着いたよ」って言われても「ここじゃないよ、空港に行って」って言い返したくなる様子の国際空港です。
やぼったいテント・かんぽの宿・理解しがたいオブジェの他にも、チープすぎる時計台・似たようなメニューが連なる屋台街・幽霊さえも出ない廃れた繁華街など、これと言って絶賛することが見当たらない都市ではありましたが、街の雰囲気に関しては、とてもとても気に入りました。野良犬さえも無気力だし、全体的に時間の流れがスロー。たまにスローを通り越して、止まってんだけど…って思えるほど。
心洗われる時間の終わりを告げたのは、到着したバンコクでのガチャガチャした雰囲気。
空港からのバスは満員御礼、道路は激しい渋滞、BTSも満員御礼、おまけに夕方だっつーのに、蒸し暑い気候。ねっとりとした汗が絡み付く鼻の下では、排ガスのにおいが充満しています。
これもこれで、もうじき終わりを迎えると思うと、寂しくて仕方ありません。
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それでは、また来週。