【カナダ移住体験談】カナダの住宅事情

カナダの家は大きい!!

カナダの家の大きさは都市の規模やエリアなどによって異なりますが、日本の住宅に比べると広々としていることが特徴です。

古い家も多いですが、壊れた部分は修理やリフォームを繰り返しながら長年大切に使われています。家庭にもよりますが、カナダでは外壁のペンキが剥がれてきたら、お父さんがはしごに乗ってペンキを塗り直すなど、器用な人も多くいます。

庭の手入れもマメにされている家庭が多く、春になると可愛らしい花が咲いたり、緑の芝生がまぶしく綺麗に整えられたりしています。また、裏庭には畑を作って、野菜を育てる人もいます。

平屋の家もあれば、2階建てや3階建ての家、またはベースメントがある家も多いです。

カナダの住宅の暖房システム

カナダは冬になると雪が降り、気温がかなり下がります。

私が暮らすBC州では、どんなに気温が下がってもマイナス20度を下回ることはほとんどありませんが、カナダ東部に行くと、冬にはマイナス40度前後まで下がる地域もあります。

そんなカナダでは、凍結から守るために住宅の暖房システムが整っています。カナダの暖房システムは、寒い冬に暖かく過ごすためだけでなく、凍結や亀裂などから家やパイプを守る役割も果たしています。

暖房システムのひとつに「セントラル」と呼ばれるシステムがあり、ひとつのボタンで家全体の温度を管理・調整します。このシステムの多くには、暖房と冷房の両方があり、スイッチを入れるだけで、家全体が暖房や冷房で適温になります。

ベースメントのある家では、ベースメントの気温が地上階に比べると寒いため、ベースメント自体が寒く感じることもあります。ベースメントに住む場合には、温かいセーターや毛布、さらに小さなヒーターなどがあると安心です。

セントラルでない暖房システムの住宅では、部屋によって温度調節をすることができます。部屋ごとに温度調節できる暖房システムは、部屋の位置と温度に合わせて調節できるので、各自にとって心地良い温度を維持することができます。

また、日本では、外出の際に暖房を切って出掛けますが、カナダでは冬に暖房を切ると、家やパイプが凍結してしまうため、冬の間は暖房をつけっぱなしにしておきます。

暖炉のある住宅では、暖房システムの代わりに暖炉を使うこともあります。

暖炉の暖房力はとても強く、冬でもTシャツ1枚で過ごすことができるほど暖かくなりますが、暖炉を使っている家でも冬の間は凍結から家を守る必要があるので、暖炉の火は常に灯しておきます。室内の温度は、暖炉の火の強さを変えることで調節します。

カナダの家の掃除機

カナダの家の壁に太いホースが入るほどの穴が開いていることがあります。

セントラルシステムが整っている住宅では、大きなホースの掃除機システムがあり、壁にある穴に専用の掃除機のホースを差し込むことにより、家の掃除をすることができます。

掃除機を持ち運ぶことなく、ホースだけで掃除機をかけることができ、吸引力が強い特徴があります。ただし、ホースだけと言っても、このホースがなかなか重く、掃除の際には一苦労です。

セントラルシステムのない住宅では、コードレスやコードタイプ、ロボットタイプなど、店舗から好みの掃除機を購入して使います。

ディッシュウォッシャーとオーブン

全てではありませんが、カナダの住宅の多くには、ディッシュウォッシャーとオーブンがキッチンに設置されています。ディッシュウォッシャーがあると、食器洗いだけでなく乾燥までボタンひとつで済ませることができるのでとても便利です。

キッチンに設置されているオーブンは、日本のオーブンより大きく、肉料理やベーキングを楽しみたい人には良いでしょう。ただし、トースターとは異なるので、パンを焼きたい場合には、ポップアップタイプまたはオープンタイプのトースターを別に購入する必要があります。

乾燥機

カナダの家に必ずと言って良いほど、備え付けてあるものが乾燥機です。

環境のことを考える人や、自然の太陽の光で洗濯物を乾かしたい人は、洗濯物を庭に干しますが、多くの家庭では乾燥機を使います。人によっては、庭に洗濯物を干すことは恥ずかしいこと、貧しい家などの印象を持つ人もいるようです。

なお、カナダでは乾燥機を使う文化が昔から根付いているため、乾燥機対応の衣類が多く販売されています。日本から持参した衣類は、乾燥機に対応していないものが多く、うっかり乾燥機に入れると、びっくりするほど縮んでしまうこともあるので要注意です!

カナダで購入した衣類も、乾燥機により少し縮むこともありますが、形が崩れるほどではありません。

 

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